金剛堂山

2020.05.09(土) 日帰り

活動データ

タイム

06:25

距離

18.2km

のぼり

1083m

くだり

1084m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 25
休憩時間
20
距離
18.2 km
のぼり / くだり
1083 / 1084 m
1 7
56
8
14
1 27
1 46

活動詳細

すべて見る

 週末は天気が良くなく、土曜は夕方から雨予報、日曜は荒れ模様。ならば、土曜日のうちに歩こうと思い、金剛堂山を歩いてきた。  金剛堂山は、南砺市利賀地区と富山市八尾地区との境にあり、山名からも分かるように山岳信仰の対象とされてきた。標高1650mは、前、中、奥、3つのピークのうちの中金剛の標高。1等三角点は前金剛にある。  金剛堂山は3度目。前回はちょうど1年前で、滝口登山口から中金剛までのピストンだったが、今回は栃谷登山口から行ってみることにした。  コース取りは天気次第だが思い切って、3つのピークを縦走し、東俣登山口へ下り林道で戻ってくる、およそ20kmのコースで行くことにした。天気は下り坂ではあるが、天気が崩れないうちに東俣峠まで行ければ、あとは林道歩き、土砂降りでも良いし、落雷の心配もあまりないだろう。  出発地点の栃谷登山口には、10時ちょっと前に到着、遅い…。ちょうど身支度をしている人が1人。初めての金剛堂山で行けるところまで行くとのことだった。先に身支度を終え、H鋼の橋を渡ってスタートした。  滝口登山口はいきなり急登から始まるが、栃谷は傾斜が比較的緩やかに感じた。とは言え、結構な傾斜。息を弾ませながら一歩一歩足を進めていく。1km地点を過ぎ、滝口ルートとの合流点に近づくと平たんになる。この辺りは、登山道を挟んで針葉樹と広葉樹の植生が分かれる。何とも面白い。そうこうしているうちに、急斜面の登り、けっこう辛い。  片折岳まで来たが、既にヘロヘロ。前方の金剛堂山の山容が遠くにどっしりと構えていて、その手前の登山道が下まで伸びているように見える。心折れる地点だ。  前金剛にかけて登り返しつつ、ピークを2、3越えていくと金剛蔵王権現の祠が視界に入ってくる。この瞬間「着いた」と思った。  北アルプスは見えるが、その上の雨雲がどうも気になる。それよりも稜線上は冷たい強風が吹いていて、あまり良くない感じ。休憩を取りたかったが、先を急ぐことにとし、とりあえず中金剛まで行ってみることにした。  中金剛まで来ると、風は相変わらずだが、それでも遠望は利いていて、北アルプスなんか見ていると、まだ歩ける気がする(笑)奥金剛まで行って、そのまま東俣へ下りようと決めた。奥金剛では、風は弱まり、休憩をとりお昼を手早くとった。  奥金剛からは、心の中は下山という頭があるせいか、なかなか標高が下がらず、アップダウンばかり。基本、稜線歩きだが、初めて足を踏み入れる区間。地図、GPSで確認しながら残雪の稜線を歩いていった。  東俣登山口まで来るとここからが林道。標高は1200m以上あり下ったとは言えないが、長丁場ではあるもののこの先林道だという安心感ができた。避難施設のある東俣峠まで景色を見ながら歩いていった。  東俣峠からは一部舗装された林道。東俣谷、百瀬川と歩くにしたがって水量が増していき、いくつもの砂防ダムを通りながらも、渓流から川になっていく変化。標高が下がるにつれ、ダケカンバからブナ、スギへと植生が変わっていくのを見ながら歩いた。  やがて20kmの長丁場。どっぷりと自然に浸かった一日だった。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。