活動データ
タイム
13:36
距離
14.5km
のぼり
2022m
くだり
2022m
活動詳細
すべて見る以前より行ってみたかった南アルプス深南部の大無間山は、一人で行くにはリスクが高すぎる場所・・。今回、ヤマッパーのヘンケルス・YAMAさんと、ミッチー30さんにご一緒いただけることになり、心強いメンバーと念願の大無間山を目指して来ました。 今回の大きなテーマは無理をせず安全登山(崩落地自体は大いに危険ですが(笑))。メンバーは皆さん健脚ですが、ペースの遅い私に基準を合わせてもらったため、土曜日は田代登山口からスタートして小無間小屋に宿泊し、日曜日に大無間山まで行って日没前に駐車場に戻る計画となりました。 ■駐車場事情 田代登山口近くの県道沿いにある「てしゃまんくの里」公共駐車場は登山者駐車禁止となっています。このため登山口近くの「諏訪神社」の駐車場を利用することになります。トイレは「てしゃまんくの里」に有ります。 ■登山口~小無間小屋 途中の落ち葉の深いトラバース道では、道と斜面の境界がわからなくて危険ですが、それ以外はさほど危険な箇所は有りません。それなりの急登は何か所かありますが、割と普通の登山道です。ただ、山小屋までは標高差1100mほど有るので、舐めてはかかれません。 ■小無間小屋 静岡市が管理する「ほったて小屋」ですが、思っていたよりもちゃんとした小屋でした。今回はラッキーなことに貸切りでした😁 詳細な様子は写真にコメントしておきます。 ■小無間小屋~崩落地 いわゆる鋸歯と呼ばれる尾根歩きでピークが4つあります。一つずつのピークがしっかり100mくらいあり、それが何度も繰り返されることから無限地獄と呼ばれるようです(笑) ■崩落地 常に小さな落石が発生しており、日々崩落が進んでいるようなので、ここを通過出来なくなる日は遠くないのかも知れません。現場には古いトラロープが2本ほど張ってありましたが、全体重を掛けたら切れそうな劣化ぶりでした。今回は新品のトラックロープ(20m×2本)を持参して、それを新たに張って手掛かりとしました。新品ロープはそのまま寄贈して来ましたが、名前を書いて来るの忘れました(笑) ■崩落地~小無間山 私は今まで80座ほどの山しか登っていませんが、これまでの1、2を争うほどの急登でした。甲武信岳や毛無山(静岡県)が可愛く見えます(笑) 岩登り以外の場所で、手足を使って登り続けるのは久しぶりな気がしました。今回の山行で一番ハードだったのはここです。 ■小無間山~中無間山 小無間山からは稜線を歩くことになるので、そんなに激しい坂はなく基本的に快適に歩けます。が、今回は積雪があったため、慎重に歩かねばならずペースを上げられませんでした。 中無間山から大無間山まで行くのは時間さえあれば難しくありませんが、今回はペースを考慮して下山時間を逆算した結果、ここでUターンする決断をしました。 ■接阻峡温泉 車で帰る道中に有る温泉です。アルカリ性でお肌ツルツル系、ぬるめのお湯でゆっくりと疲れを取ることが出来て良い♨です。入浴料は550円也でした。 ■その他 今回の行程では水場が有りませんので、3.5Lの水を持って登ることになりましたが、結構なウエイトでした(笑) 朝方の小屋内の温度は0℃でした。10月に2℃の大天井岳テント泊で凍えた経験を活かし(笑)、今回の防寒対策は大丈夫でしたが、それなりの装備を持って行かないと寒くて寝られないと思います。 今回、1人では行くことのない深南部に登ることができたのも、ヘンケルス・YAMAさんとミッチー30さんの同行あってのことでした。安全最優先で大無間山のピークには到達できませんでしたが、その判断もまた登山の一つ。2日間を通して、特殊で楽しく貴重な体験をたくさん積むことが出来たと思います。同行のお二方ありがとうございました。 そして必ずリベンジ登山をしたいと思います! 【備忘録】 ・ポカリ・・1000cc ・水(消費量)・・・2000cc ・小屋内の最低気温・・・0℃ ・最低外気温・・・-3℃(小無間小屋) ・ザック重量・・・19kg
メンバー
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