活動データ
タイム
49:32
距離
81.1km
のぼり
5683m
くだり
5640m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る一度は歩いてみたかった「背振山系全山」のロングトレイル。このコースは、十坊山~浮嶽~羽金山~雷山~井原山~金山~背振山~蛤岳~九千部山~基山と続き、全長約80Kmに及びます。 今回、季刊のぼろう(Vol.14)とYAMAP(ヒロシさん2018年5月投稿)を参考に計画を立て、スタートはJR福吉駅、ゴールはJR原田駅にしました。決行は時候が一番いい11月に。 このコースは水の確保が難しく、事前に水場等の下見及び九千部山に水と食料のデポなどに手間取り、Xデーは11月24日になりました。 予定では、3泊4日で計画しましたが、1日目は体が馴れていないのとリックが重すぎて(約20Kg)なかなか進みません。予定していた羽金山の先の水場までたどり着くことが出来ませんでした。 結果的にはプラス1日になり、4泊5日で背振山系を完全縦走しました。 まず、主な装備を紹介します。 テント;㈱ヘリテージのクロスオーバードーム(新型コロナの特別定額給付金で購入) タープ;モンベルのミニタープ(新型コロナの特別定額給付金で購入) 寝 袋;イスカのエア450X 水 類;3リットル+スポーツ飲料 食 料;4日分 デ ポ;九千部山に水・食料・ガスカトーリッジ・着替え等 GPS ;GARMIN社のOREGON450TC サブにスマホ(YAMAP)を使用 地図;季刊のぼろう(Vol.14)付録の紙地図 など で、これらの装備を詰めたリックの総重量は約20Kgになりました。 GPSの奇跡データは、OREGON450TCで記録したものをYAMAPに再アップしました。YAMAPで取得したデータよりも正確で、奇跡データの抜け等はありません。 【1日目(11/24)】 14.2Km 自宅を早朝に出て、JR福吉駅に7時35分に到着。朝ご飯を食べたりして、8時5分に十坊山(とんぼやま)を目指して出発。 中村登山口を経由して舗装道をずーと歩く。約20Kgのリックが重く、果たして歩けるのか? 本当に基山まで着くのか? 何度も何度も不安が横切る。 既にコースタイムをオーバーしている。白木峠から浮嶽の登りがきつい。😢⤵️⤵️ 浮嶽から先は、倒木と杉の木の枝打ちの残骸で歩きにくく、路もはっきりしない。歩くのに手間取って女岳に着いた時は15時を過ぎていた。 山中で人に殆ど会うことがなく、この日は5人だけ。一人は私と同じく背振山系全山縦走中で、基山の方から来たという。お互い「ガンバロー‼️」の挨拶をする。 予定では、羽金山の先の水場分岐付近でテントを張るつもりだったが、これでは着かない。もう、16時過ぎて薄暗くなり始めたので、荒川峠を今日の宿泊地と決める。荒川峠に17過ぎに到着。もう、既に暗い。 テントは、家主の了解を頂いて、屋根付きの廃小屋の中に張った。雨露が防げるので、大助かりである。 【2日目(11/25)】 12.9Km 予定よりかなり遅れて荒川峠を8時前に出発。1日目の宿泊地が変更になったので、計画を3泊から4泊に変更。 当初の予定では、金山にテントを張る予定をしていたが、水場の関係で雷山の避難小屋までとする。 羽金山の無線所のゲートを開けて貰って、昼前に羽金山々頂に到着。羽金山の先で水を補給して、長野峠に向かう。羽金山から先も倒木と杉の木の枝打ちの残骸で歩きにくく、さっさと歩くことが出来ない。 雷山の避難小屋に17時前に着いた。既に薄暗かったが、快適な宿泊地である。小屋は、小奇麗に掃除及び整理整頓がされており、トイレもあり快適な夜になった。また、誰もいなかったので、寒さを防ぐために小屋の中にテントを張らせてもらった。 この日は、誰とも会うことはなかった。 【3日目(11/26)】 17.5Km 雷山避難小屋を7時前に出発。今日は、背振山のキャンプ場までの予定である。 雷山から先は歩き慣れた路で、稜線の熊笹などはきれいに刈り取りされていて歩き易い。登山道を整備する方がいるのは有り難い。 井原山から洗谷に分岐するコースでは、9月に遭難事故があってコースは閉鎖されていた。亡くなられた方は、「季刊のぼろ」の編集長だと………、ご冥福をお祈り致します。 三瀬峠に昼頃に到着。金山手前の水場で水を補給するが、背振山のキャンプ場に行けば水があるので、飲み水の1リットルだけにする。これが、後で後悔することになる。 三瀬峠~金山間で6人の登山者に出会った。 薄暗くなり始めたのでヘッデンを点ける。猟師岩山と鬼ケ鼻岩の間の岩場で路に迷う。薄暗い岩場で踏み跡がはっきりしなくて暫くウロウロする。やっとのことで稜線に戻ることが出来た。 もう、19時前になり、椎原峠手前の井手野への分岐でテントを張ることにした。水は金山の水場で補給しなかったので1リットルしかない。本当に悔やまれる。😭😭⤵️⤵️ 明日の飲み水も残しておかなければならないので、0.5リットルだけで夜ご飯を作る。五目飯(アルファ米)とレトルトのホルモンの味噌煮だけで済ませる。歯磨きもできない。 夜は、イノシシの唸り声がする。ヘッデンを照して威嚇し、眠りにつく。🐗🐗 【4日目(11/27)】 22.0Km 今日は、九千部山まで予定しているので、5時半に出発。日程を1日延ばした関係で残った食料はアンパン1個とお菓子1個だけ。これは大事な食料であるので、朝飯は抜きに。アミノバイタル4000だけで出発する。✊‼️ もちろん、真っ暗なのでヘッデンを点けてである。 「唐人の舞」付近で陽が昇り始める。🌅 背振山に7時35分に到着。山頂は雲の中、遠望はきかない。☁️ 山頂を後にし、蛤岳に向かう。蛤岳で朝飯(兼)昼飯のアンパンを食べる。今日、初めて口にする。ついでに、アミノバイタル4000でエネルギーを補給する。 七曲峠から山稜堺峠までの登りがきつく、約2時間近く掛かって16時に石谷山に到着した。 九千部山には17時半に到着。山頂からの夜景がきれい。🌃 冬型の気圧配置なのか冷たい風が吹いている。温度は3℃位。 ここには、水・食料等をデポしておいた。デポしていた水・食料等は無事で、鳥栖方面の夜景を肴に熱燗を飲みながら夕食を楽しんだ。腹一杯食べた。☺️ 明日は、基山を通りJR原田駅までで全山縦走は終了になるので、気がホッ!とする。 【5日目(11/28)】 15.5Km 朝は冷え込んでいて0℃。❄️❄️ ゴールは見えているので朝はゆっくり、コーヒーを飲んでから8時45分に出発。 大峠からの階段の登りがきつい。 権現山を通過し、柿の原峠に向かう。柿の原峠の先の古屋敷から基山までは約4Kmの車道歩きになる。 イヤになる。😰😭 基山に14時ちょうどに到着。 山頂でバーナーを使用して昼飯を作る。昼飯を食べた後、ゴールのJR原田駅に向かう。最後に車道を2.4Km歩いて、JR原田駅に16時10分にゴール。😀 歩いた距離82.3Km、大変お疲れさまでした。😀😀😀 【あとがき】 いつか歩いてみたかった「背振山系全山縦走」、やりました。✌️ 3泊4日の予定が4泊5日になりましたが、陽も短く行動時間が限られているので「止むなし」とします。 天気にも恵まれ良い山登りができました。☀️ また、今回は、アミノバイタルとエアーサロンパス、それに芍薬甘草湯に助けられました。 アミノバイタルは4000番と2200番を用意しました。4000番は登山中、2200番は登山終了後のケア用です。 おかげで、連日の疲れは残りませんでした。 この方法は、2年前にマレーシアの最高峰キナバル山(標高4095m)に登った時に、アルパインツアーサービスの竹森ガイドから教えてもらいました。 もう一度、陽が長い時期に3泊4日で再挑戦したいと思っています。
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