九重17サミッツ・・時間切れで達成出来ず。悔しい～

九重連山に17サミッツと言うものがある。 へぇ～～楽しそう、それ行こう。 九州への遠征登山はハードルが高く実現困難だと思っていたが・・・Goto使っていざGo to九州～が現実のものとなった。 しかし、ここでも私のアホっぷり炸裂である。私はついさっきまで九重連山にサミット(山頂)が１７有り、それを九重17サミッツと呼ぶのだと思っていた。 なので、「他の人のレコを参考に歩けばピークは自動的に17個GETだな。よっしゃー！」そんなノリである。 ところがその意味は全く違う。そもそも呼び名も(イチナナ)らしい。 どういうことかと言うと九重連山に標高1700ｍを越える山が 星生山1762ｍ　久住山1786.5ｍ　天狗ヶ城1780ｍ　中岳1791m　稲星山1774ｍ　白口岳1720ｍ　大船山1786.2m　北大船山1706ｍ　三俣山(本峰)1744.7ｍと9座有り、オマケの三俣山(南岳)1743ｍ入れて10座をまとめて17サミッツと呼ぶらしい。 って・・それ知ったの今頃(￣▽￣;) なので私の計画した九州遠征登山計画は行く前から既に計画倒れしていたと言わざるを得ない。 私のプランでは、前日の夜22時に大阪を出発して山陽道をひた走り、九重連山の登山口牧ノ戸峠を6時半には準備して登山開始。だった。 はぁ～？全くこの時間には現地到着していない(￣▽￣;) 実際は出発1時間遅れの7時40分　 これは最初からヤバい。気合入れて歩かないと全部回り切れないぞ・・ ところが・・久住分かれ避難小屋でアクシデーーント！ 2:2でメンバーとはぐれてしまった。お互い電話やLINEするものの電波の入りが悪く上手くコンタクト出来ない。 私たちが無駄に「扇ヶ鼻」に行ってる間に二人は先に久住山に登ってしまっていたのだ。 なので避難小屋で待つ必要は無く、そのまま追いかけて行けばよかったのだが その連絡が上手く取れなかった為に避難小屋で待つ私たちのところまで戻ってきてくれたのだ。 このタイムロスが出発の遅れを合わせると既に2時間近くになってしまった。 気持ちは焦るが、だからと言っていきなり歩く速度が速くなる訳も無く、無情にもどんどん時間は過ぎ去っていく。 白口岳から鉾立峠へはかなりの激下りであるが覆い茂った木々の枝が登山道にまで張り出し、歩く足に容赦なく突き刺さってくる。それを払い除けながら下っていくが、ここでもまた2:2に分かれてしまうタイムロスが起きてしまった。 そして、ここから二つの大船山をgetして法華院温泉まで下りてきたがこのまま三俣山を取りに行くには時間が無さすぎる。 暗闇下山を覚悟するなら行けなくは無かったがこの時誰もへッ電を持っていなかった。 私はいつも他の人には、「山では何が起きるか解らない。へッ電とモバイルバッテリーだけはどんな簡単な山に行く時でも必携だ」と忠告している。 それなのに私自身が未だにこんな初歩的ミスを繰り返す。 そして、今日予約してる旅館のチェックインの時間も迫ってくる。 九州まではるばる遠征してきて17サミッツをコンプリート出来ないなんて(と言いつつ、いくつ取り逃がしてるのはこの時は知らない)悔しいが仕方ない。 諦めて駐車場まで戻ってくるとパトカーが待ち受けていた。 実は鉾立峠でメンバーの一人が自主離脱していた。エスケープコースで先に車に戻ってる予定だったが、コースロストしてしまったらしく地元警察に駐車場までパトカーで連れて行ってもらったらしい。 待っていた警察官に「か弱い女性一人を見捨てて行く行為をどう考えてるんだ？」と先行してくれたメンバーの一人がこっぴどく説教され、反省の意を見せたが・・ 1つだけ言いたいことがある。 「おまわりさん、あなたは騙されている。」と・・ 「か弱い」と見えたその人は数々のトレランレースで上位を独占し、時には表彰台に乗るほど鉄人なのだぞ。 なんてことは、もちろん口が裂けても言えなかったが。 さあ、急いで宿に行かないと宴会時間無くなるぞ！