四国遍路/松浦武四郎の軌跡を辿る(〜35番清滝寺〜36番青龍寺〜)

2020.11.25(水) 日帰り

活動データ

タイム

10:50

距離

41.4km

のぼり

715m

くだり

785m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 50
休憩時間
1 時間 31
距離
41.4 km
のぼり / くだり
715 / 785 m
50
2 26
1 55
4 44

活動詳細

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四国遍路38日目/2020–11−25 朝6時のまだ薄暗い中、ビジネスホテル土佐をザックを置いたまま清滝寺に向かった。 ライトを持ってくるのを忘れた。いそいで歩くうちに汗ばんできた。上着を脱ぐ時に錫杖を落とし、金具部分を破損させてしまった。朝起きて眼鏡も行方不明でその上に納経代も賽銭もないことに気づいた。 ま、錫杖は修理すればいいし、眼鏡はベットの脇にでも落ちてるだろうし納経は今度来るときにすればいい。なるようになるさは般若心経のエキスと勝手に解釈している。 そう考えると楽になる。 少し明るくなった山道の先にチョン、チョンと動くものがあるようだ。八咫烏の水先案内ではなく、ジョウビタキのようだ。「コッチ、コッチ」と鳴きながら2、3mを飛び跳ねる。着けば7時前だが一人で祈りを捧げた。 気がついたことが、清瀧寺のサンズイを取ると青龍寺になること。何か意味があるかもしれないので帰ってから調べてみよう。弘法大師もこの青龍寺から石鎚山にむかったという。青龍寺の納経所で「本堂の隣に神社があるが、石鎚神社か」と問うと白山神社と答えてくれた。 明日の最終日のために宿を安和の「民宿安和の里」にしたものの、塚地峠や井の尻峠のへんろ道を選択したことで大いに時間を食ってしまった。そのうえに松浦武四郎が歩いた浦ノ内湾の北側に決めたが、浦ノ内の入江は深く一向に前に進まない。これでは宿に着くのが19時を過ぎてしまう。歩くのをあきらめて、須崎市営巡航船、タクシー、列車を利用し移動した。 巡航船は3本しかないが丁度1時間待ったら15時5分発に乗れる。教えてくれたおじさんに退屈だから待つ間トギをしてとお願いし色々と話を伺った。そういえば親戚の栄三がここでタイの養殖をしているはずだ。聞くとそうだという。おじさんの名は福本で、ここらには多い姓だそうだ。 清滝寺の白いページやタクシーに乗ったときの軌跡(ログ)の直線化や最後にしてイレギュラーとなったが、これも楽し。 最後の泊まりとなった宿で一人ビールで乾杯した。 昨日、春野町の野菜農家のお嬢さんが「私のおばあちゃんが中土佐の大坂に居って、お遍路さんの休憩所をやってるので寄ってって」と言っていた。大坂にするか添え蚯蚓にするか、明日の気の向くままにしよう。

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