巨石パークと言う名の山から金敷城山へ

2020.11.24(火) 日帰り

活動データ

タイム

05:20

距離

12.5km

のぼり

581m

くだり

579m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 20
休憩時間
52
距離
12.5 km
のぼり / くだり
581 / 579 m
37
39
17
12
1 43

活動詳細

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我が家から一番近い山は巨石パークと言う山であるが、中学生の頃にメジロ捕りに良く通った山で、当時は石神さんと呼んでいました。大岩が沢山存在し、現在烏帽子岩と呼ばれている岩は、川上の与止姫神社の守り神様と言われていました。確かに烏帽子岩の先は与止姫神社の方向を向いているので、真偽は兎も角あながち的を得た伝説かも知れませんねぇ。 竹下登総理時代の、ふる里創生で振る舞われた一億円に二億円をプラスして、当時の町の村おこし事業として開発された巨石パーク、当時は無駄づかいと非難されましたが、最近は訪れる観光客やハイカーで結構賑わっていると聞いています。ただパークの名前とは裏腹に結構な山道なので歩きは厳しくて、ハイキングから登山の部類に俗すると思えるので、名称を変更して欲しいと個人的には願っています。 最初こそ散策路を素直に歩るいていたが、天ノ岩戸手前で又もや好奇の虫があっちにも赤テープが在るよと囁くのでテープを追ったが、程なくしてテープが途絶え、踏み跡も無くなったので勘を頼りに進むと、肝心の巨石群を通り越して山頂稜線まで来てしまった。お昼も過ぎていたので手早く済ませ、数年前に偶然見つけた山神宮様を探してみた。直ぐに大岩の下に手厚く護られた祠はみつかった。山岳信仰の流れなのかは信仰心の薄い私にはちんぷんかんぷんながら、塔碑に刻まれた山神宮にただただ手を合わせるのみ。山陰に隠れた大岩故に、一般登山者や巨石パークのハイカーはこの山神宮様の存在を知る人は少ないのでは?。 金敷城山も名前からしてかつては城址だったのだろうか、城跡を示す遺構などは見当たらないけど…。 後で調べてみたら、1557年頃に神代勝利によって築かれ、龍造寺氏との間でこの地で戦があり、神代氏はこの金敷城山に陣を敷いたとされる。この戦いは金敷峠合戦と言われているそうだ。金敷城山に建ってる供養塔はその戦いで亡くなった龍造寺軍の小河信安らを悼む供養塔で、江戸時代に建立されたと言う。城郭遺構は少なく、主郭付近に平段、南に伸びる尾根上に堀切が僅かに残っているそうだ。 今日は腰の塩梅があまり良くないので、金立山まで行かずに名尾峠で降りる事にした。今でこそダンプカーが行き交う広い道路となってるが、半世紀前までは人がやっと通れるほどの杣道で、当時は金敷峠と呼ばれていました。言葉で聞くとどうしても悲しき峠と聞こえてきて、ここでの別れを悲しんだ為に悲しき峠と言うんだと、大人になるまで間違えて覚えていたのです。滑稽ですよねぇ~。 その半世紀以上も前になりますが、忘れられない事件がこの峠で発生したのです。5~6kmほど下った団地で、2歳の女の子が行方不明となり、川や溝などあらゆる場所を捜すも見つからなかったが、隣の集落のおばさんが、そう言えば泣きながら山に向かって歩いていたがと言われた。私も同じ団地に住んでいて当時は25歳と若かりし頃、2~3人で狭い杣道を走る🏃ように登り、この峠を越えれば隣の町と言う時、泣き疲れたのであろうか、キョトンと目を開けて寝っ転がっていたのである。とても2歳児の行動とは思えない事件であったが無事で良かった。その子も今では50半ば、元気に暮らしているでしょうねぇ。この峠を通る度にその事件を思い出すが、今日は記憶も遠くなった昔を懐かしく思い出しながら、広くなった道路を下って行った。麓には藩主、鍋島光茂公が佐賀城下の安寧を願って彫らせた、三仏の磨崖仏がミカン🍊畑の真ん中にで~んと鎮座されていて、400年経った今も佐賀城下を静かに見守っていてくれてます。 峠から我が家まで、下りとは言え悠に1時間半の車道歩きは少々長かったなぁ。

金立山・金敷城山 白玉饅頭店の恵比寿さんは右手に白玉饅頭を持ってます
白玉饅頭店の恵比寿さんは右手に白玉饅頭を持ってます
金立山・金敷城山 大悲観世音菩薩の岩碑
大悲観世音菩薩の岩碑
金立山・金敷城山 道路拡張工事で突然現れ、仏様故に爆破も出来ずに現状保存となった
道路拡張工事で突然現れ、仏様故に爆破も出来ずに現状保存となった
金立山・金敷城山 蓮の花が描かれている
蓮の花が描かれている
金立山・金敷城山 巨石パーク登山口
巨石パーク登山口
金立山・金敷城山 パークとなってるが登山に匹敵します
パークとなってるが登山に匹敵します
金立山・金敷城山 フユワラビ
フユワラビ
金立山・金敷城山 赤も残っています
赤も残っています
金立山・金敷城山 黄色も残っています
黄色も残っています
金立山・金敷城山 キツネノマゴ
キツネノマゴ
金立山・金敷城山 車はここまで来れます
車はここまで来れます
金立山・金敷城山 パークなのにこんな道もあります
パークなのにこんな道もあります
金立山・金敷城山 石神の滝
石神の滝
金立山・金敷城山 石神の滝
石神の滝
金立山・金敷城山 赤いポストがいっぱい
赤いポストがいっぱい
金立山・金敷城山 手紙を入れるのか?それともお賽銭を入れるのかなぁ?
手紙を入れるのか?それともお賽銭を入れるのかなぁ?
金立山・金敷城山 人形さんに触れると幸せになるそうな
人形さんに触れると幸せになるそうな
金立山・金敷城山 どんな意味があるのだろう?
どんな意味があるのだろう?
金立山・金敷城山 山神宮
山神宮
金立山・金敷城山 大きなローソク
大きなローソク
金立山・金敷城山 大岩の下に祀られている山神宮
大岩の下に祀られている山神宮
金立山・金敷城山 こんな大岩に守られて…
こんな大岩に守られて…
金立山・金敷城山 金敷城山へ
金敷城山へ
金立山・金敷城山 金敷城山の祠
金敷城山の祠
金立山・金敷城山 小岳明神
小岳明神
金立山・金敷城山 道草山の会さんが立ててくれた標識は草臥れかけてます
道草山の会さんが立ててくれた標識は草臥れかけてます
金立山・金敷城山 名尾峠(旧、金敷峠)
名尾峠(旧、金敷峠)
金立山・金敷城山 峠の石仏
峠の石仏
金立山・金敷城山 名尾峠(旧、金敷峠)、半世紀前までは狭い杣道であったのに…
名尾峠(旧、金敷峠)、半世紀前までは狭い杣道であったのに…
金立山・金敷城山 金立山への稜線
金立山への稜線
金立山・金敷城山 真っ赤っか
真っ赤っか
金立山・金敷城山 道端に滝が…
道端に滝が…
金立山・金敷城山 スミレ
スミレ
金立山・金敷城山 ミカン🍊畑
ミカン🍊畑
金立山・金敷城山 ミカン🍊畑の中に磨崖三仏が鎮座されてます
ミカン🍊畑の中に磨崖三仏が鎮座されてます
金立山・金敷城山 鍋島光茂公が佐賀城🏯を見守るようにと彫らせたそうです
鍋島光茂公が佐賀城🏯を見守るようにと彫らせたそうです
金立山・金敷城山 佐賀城🏯の真北に当たる
佐賀城🏯の真北に当たる
金立山・金敷城山 400年前は佐賀城🏯も見えていたのでしょうねぇ
400年前は佐賀城🏯も見えていたのでしょうねぇ
金立山・金敷城山 後ろの岩で支えています
後ろの岩で支えています
金立山・金敷城山 右から、阿弥陀如来・釈迦如来・観世音菩薩と大和町史に載ってるそうです。えんぴさんから情報頂きました。有難うございました~🥰。
右から、阿弥陀如来・釈迦如来・観世音菩薩と大和町史に載ってるそうです。えんぴさんから情報頂きました。有難うございました~🥰。
金立山・金敷城山 ミダ・シャカ・カンノンの名前で呼ばれていたそうです
ミダ・シャカ・カンノンの名前で呼ばれていたそうです
金立山・金敷城山 南無地蔵願王菩薩と彫られています
南無地蔵願王菩薩と彫られています
金立山・金敷城山 南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
金立山・金敷城山 アサガオに似てるのだが?
アサガオに似てるのだが?
金立山・金敷城山 何の実だろう
何の実だろう
金立山・金敷城山 スズメウリと、とっこさんに教わりました
スズメウリと、とっこさんに教わりました
金立山・金敷城山 お茶の花
お茶の花

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