11月21日。 明けて24日はお偉いさんとの会議を控えていたものだから、前日は資料作りとメールでの送信にワチャワチャしてからの寝る時間が無かったお泊り縦走。 まさか3日目があるとは思ってもみなかった、木曜日あたり。 サプライズが過ぎる。 さて、ひとまず2日目までについて。 本年はもう閉めるって事で、相方が星空を撮りたいというのもあって初の小屋泊に行ってまいりました。 剣山頂上ヒュッテ。 初日、フツーにヒュッテに行くと時間が余り過ぎるって言うものだから、山の家の南西にある新九郎山に向かいました。 千手観音様あたりまでは一部除いてフツーのコースだったのですが、風が強くて寒いのなんの。 そこから踏み跡らしきものを追って(というか、ほとんどヤマップの地図頼み)新九郎山へと。 下り→急傾斜岩だらけ。 登り→ズルズルポイントが多く、足場の悪い葉っぱだらけの急登。 地図通りに向かうと、このパターン。 帰りに改めて見たら、北側はなだらかで、南側は急峻な山だから、素直にルート通り行かない方が良いかも。 北から巻く様に登るが吉かな~。 まあ何というか、違う景色からのジローラモを観られたので良かったです、はい。 山の家では漢気カレーでパワーをつける。 やっぱ、旨いっス。 今からジローラモへの直登。 シャリバテでは話にならぬ。 山の家の右から登るジローラモ。 僕、下り、無理っス。 上から涼しい顔して下りてくるお姉さんや、相方を尊敬する。 山頂すぐ下の、あのガレた急登、マジ無理。 風が強かったから特にそう感じたのかも。 ジローラモ、毎回強風の超ツンデレ野郎。 さて、山頂に滞在もそこそこ、タローラモへ。 さすがは三連休。 剣山方面から次郎岌に登ってくる人の多い事。 今回は直登を避け、トラバースから二度見展望台経由で山頂へ。 このコース、多分初めて。 さすがに夕方ということもあって、あまり人は多くなく。 むしろ、次郎岌に向かっていた人たちは暗くなる前に帰ってこられるのだろうか。。。 初の小屋泊! 三畳の部屋はとにかく暖かい! かけ湯で汗も流せるし、歯磨きもできるし、トイレもあるし、さらには水を使えるって、山の中ではまさにオアシス。 そして、夕飯の旨い事。 肝心の星空は月明かりが強いこともあって一ノ森方面のデッキでは相方のカメラじゃないと星は写らず。 でも、自宅で十分見えると思っていた星空が、さらにきれいに見えるのには感動。 兎に角晴れたことに感謝。 瀬戸内や徳島側の夜景も最高でした。 んで、21時消灯で爆睡するのでありました。。。 2日目。 ほぼ移動日と思いきや、朝から槍戸山まで散歩。 一ノ森からの縦走路、コルに下りる所に落ち葉が大量に。 急斜面なのでスリップにビビります。 延々と絶景が続きますが。 手前の偽ピーク的なトコロに騙され、心挫けかけ。。。 着いたらチャチャッと撤退。 全く記憶にない一ノ森の看板見てから、ヒュッテのお弁当をいただきます。 このあたりで何人かテン泊してたけど、槍戸山行の際、一ノ森ヒュッテ前でテントの撤収をしていたお姉さんはクソ寒いにもかかわらず銀マットを使用。 ここいらは地熱が高いのか。 さて、次郎岌が滝雲に呑み込まれ、その雲が一ノ森を呑み込んでいくという神秘的な風景に感動しつつ、次郎岌のトラバースから丸石方面の林道分岐へ。 途中、ドローンを飛ばしているク〇ガ〇……お方が、人様に密着取材するように飛ばしてくるからブンブン鬱陶しくてたまらん。 つーか、風が強くて人が多いのに、本当にやめてほしい。 次郎岌トラバース、やっぱり湧き水付近は道が細い所もあってスリップ怖い。 積雪期の方が雪の上をある程度自由に動けるから歩きやすいんですわ。 分岐から丸石方面への道、若干急峻な下りはあるけれども、素晴らしい景色を見ながら感動しつつ下りてゆく。 しかしね。 林道まで直下コースはマジ嫌。 次郎岌から下りるのを嫌といった奴が何言ってんだと思われるだろうけど、二か所ほどある道が谷側に傾斜しているトラバースが死ぬほど嫌なの。 「フラットフッティング。。。」と呪文を唱えながらなんとか下山からの、山の家まで林道歩き。 山の家でクマの毛皮とか頭骨とかに感動しつつ、春、また来ることを誓って。 で。 宿営地のファガスの森へ、走り屋sanaのドラテクが光る。 SUVがまるで藤原とうふ店のパンダトレノの様な動きをしている。 3つ目のコーナーで気を失いそうになる。 通行止めの道を迂回して……の林道、地下足袋王子に遅れる旨を連絡しようにも電波が不安定でついには会話がまともにできないまま圏外ってオチ。 色々あって1時間遅れで到着。 ポツポツと雨粒が落ちてくる嫌な天気。 急いでテントを設営するも、焦ってペグを逆向きに打ち込んでたりして、相方に「何やっとんじゃーーーーーー!」 と叱られたとか何とか。 その夜。 テントが吹き飛ぶかもしれない程の嵐だったという……ね。 芯まで寝られず、大雨でトイレに行くのも億劫になり。 初テン泊がなかなかスリリングになったのでありました。 つづく(byキートン山田)。
朝日が昇ります。山にも登ります。
いきなりの核心部(笑)。高所恐怖症には堪える。
モルゲンってる。美。
千手観音様。
ぶっちゃけ、コルに向かう道はこっちも向こうも急。
これが噂の新九郎のコルさ。
新九郎山の東から南側に向かって生えているこの草がとにかく滑る。風が強いのもあって、命からがら山頂へ。
眺めは最高の山頂。
雄大な奴。
落ち葉が凄くて、膝まで埋もれる所も。秋の登山の恐ろしさ。スリップと道迷いの元。
山の家まで戻ってきました。
漢気カレー。オムライスとドライカレーを選べます。最強に旨い。
さて、ジローラモを目指しますよ。
深々とお辞儀をする。
とにかく巨大な木が多い。
左側は見ないようにする。
開けているから絶景。下は見ないようにする。
目の前に現れる崩落っぽい何か。
姉さん、事件です!
苦手な細いトラバースだけれども、まだ行ける。
山頂直下の急登。殺人的な風が吹いていて、飛ばされそうで気が狂いそうになる。
死ぬ思いで来ましたよ。
久々のジローラモ三角点。
やはりこの山は好きだ。
タローラモまでの縦走路は本当に美しい。尾根に萌える。
丸石方面にも萌え。
コルへ。振り返れば奴がいる。
下界では見られない風景。
直登しんどいし、人が多いから、二度見展望台から行くとか。
振り返ればやっぱり奴がいる。
二度見展望台からの初登頂。
ここも久々。人が多い観光地状態だからコロナ禍ではあまりメジャー山には来たくないのも事実。
山の神。
到着。
毎回、きころんか、きこりんか分からなくなる。
三畳部屋個室。こたつは神。
とりあえず寝る準備だけはしておく。
夕焼け。ヒュッテ泊りじゃなければ山頂からは見られない。まあ、剣山なら日が沈んでもヘッデンで下りられるだろうけれども。
一ノ森方面も紫色の空が美しい。
兎に角飯がうまい。
瀬戸内の夜景を堪能。
月はどっちを見ている。
雰囲気ある。下界の宿よりずっといい。
夜の神社も何かいい。
朝。きころんだかきこりんだかに、おはようの挨拶。
雲海からの朝日。
モルゲンってた山神様。
たまらん朝飯。普段の山行ではありえん。
お弁当の中身は、お新香付き梅にぎり、ハムカツにぎり、チーズ。
さて、朝の散歩です。
二ノ森神社。雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ。
一ノ森より二ノ森の方が、森っぽい。
ツララや霜柱を堪能。
既に今期は閉めている一ノ森ヒュッテ。なのでトイレは使用不可。
槍戸山へ。
山頂、景色はいい。
帰り、登り返しが結構しんどい。昨日の疲れが若干残ってるから余計に。
一ノ森三角点を踏んで……
看板。
すぐ下のヒュッテでお弁当をいただきます。
ここではハムカツにぎりをいただきます。
過去に悲劇を生んだ分岐まで帰ってくる。先人の犠牲を無駄にしてはいけない。
滝雲に呑み込まれるジローラモ。
剣山山頂から……
ジローラモへ。
んが、トラバります。
えいようかんで気合を入れる。
さらば、次郎岌、また逢う日まで。
丸石までの快適な稜線歩き。
相方も何だっけ、という奇麗な奴。
さて
ここからが
恐怖だよ。ホント、嫌。この谷側に斜めってるトラバース。
橋と梯子が見えたらホッとする。
ですって!
スーパー林道、結構湧き水があって癒される。
残していたお新香付き梅干しにぎりをいただきます。
妖怪が出たスポット。
弘法大師なのか?
やっとトンネル。
どこか神秘的。
やっとこさ
着きました、山の家。
クマ展。
クマパンチで死ぬのがよくわかる。。。