今回は他の方の参考になるように写真、文章共に多めです。 難易度から敬遠していた上毛三山最後の山、妙義山についにチャレンジして参りました。 この三連休で本当は金峰山&瑞牆山へテント泊しに行こうとしていたのですが、生憎と天気は良さそうなのに強風過ぎて危なそう。標高がそこそこあるところは何処もダメそうなのでここは前回同様に地元かなーという事で行ってまいりました。 妙義神社で安全祈願後、大の字と奥の院に向かい登山スタート。此処でヤバかったら素直に石門コースかなーと思いつつ鎖場を幾つか超えて到着。 思ったより角度ありましたが、前の方たちが難なくクリアして行くのでその波に乗って無事にクリアしました。 その後、奥の院の次ぐらいで谷側に迫り出した岩を登り、登ったものの鎖も掴む場所も無く、マジで焦りました。 その後はびびり岩、背びれ岩を無事にクリア。 あ、これ鎖離したら死ぬやつだ!だという感じで恐る恐る難所を超えました。 天狗岳を越え、なんとか目標の相馬岳へ。 これでグンマーの民としてようやく一人前か・・・。 天気が抜群&ほぼ無風。遠くに浅間山、八ヶ岳等を望みながら恒例のカップヌードル。 下りはタルワキ沢沿いに降ります。 途中鎖場がありますが、奥の院側からの難易度に較べればなんの事はありません。 むしろ枯れ葉で隠れた浮き石が危険です。 蹴っ飛ばして落石する可能性もあるためそっちに神経を使いました。 下山後は妙義神社へ改めて無事下山のお参りをして、恒例になりつつある下山後のジェラート(ソフトクリーム)タイム。 妙義神社の参道の民宿の店(またたび売ってる猫の写真の店わかるかな?)で購入したのですが、何味にするか迷っていると奥さんにマロンがおすすめ!栗の粒も入ってるよ!とお勧めされたと同時に、店の奥から品切れだよ!っと旦那さんが一言。 奥さんが確認すると電話口の会話だったみたいで、無事にマロン食べれました。美味しかったです。 今回は私が登った山の中で一番恐怖感はありました。なんて事の無い稜線の左右が切り立った崖になっている為、左右につまずいたら普通にサヨナラする場所だらけです。 妙義神社〜奥の院〜天狗岳〜相馬岳ルートの中の難易度で言うと 1位 ビビリ岩 2位 奥の院 3位 背びれ岩後の30m級の降り 1位はカメラの都合で撮影出来ていませんでしたがビビリ岩です。ネットで検索すると確認できます。 まず登り始めたあとすぐに先が見えなくなる取っ掛かりの為、人が通ったルートがよく確認出来ません。 見えない先に谷側に迫り出した岩を這いずりながら登る為、全く下が見えない恐怖感がかなりあります。落ちたら即お終いDeath! 2位は言わずと知れた奥の院です。 初挑戦時に迎える最初の壁と言った所。 此処を落ち着いて処理出来れば大半は問題無し。 上から落ちたら駄目だけど、途中なら落ちてももしかしたら助かるかも!? 3位は背びれ岩後の長い鎖場 此処は技術的なものより、角度のある長い鎖場を降りるので長い集中が必要です。此処までの戦いで精神力が削られていると、爪先がかかり難い角が丸まった滑る岩の為、鎖を持ちながら足を突っ張って降りる感じになります。 最後に此処を登る場合は、マジで死ぬ可能性がある事を認識しましょう。山岳保険の加入、入山届、ヘルメットの装着はマストです。低山ですが谷川岳と並んで事故の多い山だと自覚しましょう。 私がレベル5にした奥の院やビビリ岩を越えるレベル6とも言うべき金洞山の鷹戻しはセルフビレイ出来るようにしてから挑戦します。
妙義神社入口。遠くに見える大の字をまず目指します。
神々しい朝日
登りの登山道は謎の巨大な葉っぱが大量に落ちています。
鎖場レベル1 まあ、序の口です。
鎖場レベル2 距離はあるけど、傾斜は緩い
鎖場レベル3 大の字前で、傾斜は付いていますが距離は短め
大の字。この時はまだ良い笑顔でした・・・
鎖場レベル5 奥の院下から見ると垂直にやや傾斜が付いています。実際は80〜70度程度でしょうか?グリップする所は多いので鎖を掴みながら三点支持をしっかり行い進みましょう。
奥の院 中には石仏がありますので、旅の無事を願います。
奥の院鎖場を上から。上の方の角度はこんな感じ。
鎖場レベル4 距離はあるが奥の院程ではない感じ
金洞山 いつか行けるレベルになったら行きたいが・・・
浅間山と黒斑山
岩の裂け目。細い人は裂け目をズリズリ。幅が難しい人は裂け目の横を這い登る この後に鎖場レベル5のびびり岩があるのだけど、ケータイのカメラ不調で撮れませんでした。
鎖場レベル5 ビビリ岩上から。人が居る先は切れ落ちている崖の為かなり恐怖を感じます。 奥の院の鎖場よりも全然怖いです。
鎖場レベル4 左右が切れ落ちているので、鎖を跨ぎながら進みます。グリップ箇所は多い為、三点支持を確実に。
鎖場レベル4 距離、角度共にありますがグリップ箇所は多め
鎖場レベル4 これは降りた所からの写真ですが結構な角度の30メートル級。下りは足が掛からない為、足を突っ張って降ります。距離が長い為、腕の力尽きないように慎重に。
難所を降りて来てからの緊張した顔。 大の字の時の笑顔は消えています。
なんとか相馬岳登頂完了!
タルワキ沢から下山。枯れ葉で浮き石が判断出来ず、かなり神経使います。
ふと紅葉をパシャリ
疲れた足にトドメの整備済み階段
第二見晴からの相馬岳、天狗岳
金洞山紅葉と青空
この活動日記で通ったコース
白雲山-妙義山(相馬岳) 周回コース
- 06:08
- 4.7 km
- 873 m
- コース定数 21