活動データ
タイム
06:15
距離
21.2km
のぼり
1389m
くだり
1383m
活動詳細
すべて見る讃岐國では季節外れの夏日高温から一転、曇天強風の予報。高所は寒かろう。予てより興味あるも伺う機会の無かった琴南の「黒部渓谷〜雨島峠」へ。谷間で凩を凌ぎ、散策を楽しもう。 R438号線より「前の川」に沿って町道「美合安原線」へ。いきなり道幅が狭く対向に剣呑な空気が漂い、2km地点の路肩に駐車、徒歩で出発す。「山の神」に一礼して上流へ進む。 誰も来ない谷間を流れるせせらぎの音と晩秋の冷涼な空気を楽しむ。2.5km/30分で「黒部渓谷」標柱に着く。至る所に枯葉が厚く降り積もり、その寂れ具合が心地好い、それでも諸処に色とりどりの紅葉が残る。川岸には巨岩層を観る。少し上手に林道「前の川戸石線」標識有り。残念乍ら案内図は完全に錆びて判読不能。徐々に勾配を増す林道を進む。「雨島集落」の廃屋庭先の紅葉/山茶花/南天が美しい。 「笠形山コース」の矢印横には誰かがデポした自転車あり。賢いなあ。10分で峠の保線路に上がる。此処からは笠形と竜王のどちらにも行ける。天候が回復して来たので、距離と高度がhardな方を選択す。登山道の少し下の巻き道を進む。「尾根道」は良く踏まれるがアップダウンあり。一方、「巻き道」は高低差こそ小さいが土石崩れの片斜面化や倒木が悩ましい。地形図を見ては適宜入れ替え乍ら進む。 約2時間で982mピークの三角点「△川東」に着く。ここから標高900m級の爽快な「天空の登山道」を進む。川奥・浅木原からの合流点を過ぎると竜王まで程近い。突如、上方から大勢の騒声が聞こえ、20人以上の過密な大集団と擦れ違う。「道ヲ避ケマス〜コンニチハ〜」等と口々に輪唱の如く叫ぶ必要なし。無言で背中を向けるのが最善では?小生はタオルで顔を覆い足早に走り去る。連休初日の竜王に来るんじゃなかった、後悔先に立たず。阿讃縦走路へ合流、山頂展望台は極短時間で済ます。人氣の無い西龍王「水婆女神社」へ移動、遅い昼食とす。 来た道を戻る。尾根道と巻き道を夫々楽しむ。雨島峠に帰着、石仏に一礼した。此処から笠形方向へ保線路を進み、阿波幹線106番鉄塔を通過、107番北の798m「△樫原」を踏みに行く。峠からの下り、老猟師と黒い猟犬に出逢う。口笛一つで相棒を自在に操る。憧れるなあ。渓谷は朝と日射方向が異なり陰影が深い。距離と活動時間の上限が迫り足早に駆け下り、すっかり日の暮れた駐車地点に帰着した。 (参考)まんのう元気プロジェクト https://mannou.jp/spot/details/?id=151
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