活動データ
タイム
03:38
距離
4.7km
のぼり
449m
くだり
449m
活動詳細
すべて見る仕事と仕事の間の1日だけの休日。あまり疲れたくないので、近所の高御位山にお昼ご飯を食べに行くことにした。 季節外れの暖かさと、ぬけるような青空の下、初めてのチャレンジを試みた。最近、ラーメンやスパゲティーより山で食べるなら米だと思うようになってきた。そこで、冷凍ピラフを持っていき、シングルバーナーで加熱して食べてみようと思ったのである。最近新しいストーブを買ったので、その試運転も兼ねていた。 そのストーブとは、SOTOのストームブレーカーで、ガスとガソリン両方が使える画期的なものだ。ガソリンは前回試してみたが、今回はガスだ。今まで使っていたガスストーブは、10℃以下だと気化がうまくいかず火力が得られなかったが、これは液体供給で0℃まで使える優れものだ。 ところが結果は大失敗。ガスだと扱いが簡単だと思っていたのだが、火力調整に慣れが必要なものだった。また、ガスを甘く見ていた。予想を上回る火力で、冷凍ピラフがあっという間に焦げてしまった。ガソリン並みのパワーだ。火力調整の練習をしなければならないようだ。 昼食をとった後、山頂を目指して歩いていると、不思議な光景に目を奪われた。 最初に不思議に思ったのは、今年の2月にそれを見たときだった。 人の手では動きそうにもない大きな石に、動いた形跡が有ったのだ。元あっただろう場所は、あたかもつい最近動かしたようにそこだけ湿っていて、その石の形状になっていた。登山道の真ん中にあるため誰かが乗った時にバランスが崩れて移動したのかと思ったが、乗っても蹴ってもピクリとも動かない。大きさから数百キロはありそうな石だった。しかも、元の位置から浮き上がって、山頂方向に数センチずれていたのだ。 今日その石を見たとき、最初は通り過ぎかけたが、違和感を覚えて振り返ってよく見ると、移動の距離が増えているではないか。元の場所らしいところは、あれから数か月経っているのでもうすっかり周りと馴染んでいるのだが、石の形ははっきり残っていた。2月に見たときとは明らかに山頂方向に移動していた。 どうなってるんだと石を観察していたら、後からやってきた女性がいることに気が付いた。「こんにちは」とあいさつをして山頂へ歩き出したが、クスっと笑われた。何の変哲もない石をあれこれ見ながら写真を撮って、ぶつぶつと独り言を言っている変なおじさんに見えたことだろう。 帰ってから2月に撮った写真と見比べてみると、確かに数十センチ移動していた。 あれから大雨も地震も無かったし、謎だ。
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