吉野川、北山川、宮川の3つの川が落合う山と言うことで名付けられた「三津河落山」の笹原の尾根を歩き、台高山脈に沿ってコブシ峠へ降り、ドライブウェイが出来る以前の大台ケ原へのメイン登山道である筏場道を大台辻迄辿りました。 尾根上には石楠花の花が花芽を付けて今にも咲き出しそうで、日当たりの良い所では薄いピンク色の花を開いた株もありました。高度が下がるに従い広葉樹も芽吹き、ピンク色のアケボノツツジも見られる清々しい尾根歩きを楽しめました。 大台辻から更に脚を伸ばし添谷山迄登って昼を食べて戻りますが、同じルートを帰るのも芸がないので、添谷山の東にある「狸峠」を経て西谷橋から大台辻へ戻るルートを選択。 西谷橋から大台辻への登山道は、西谷沿いに岩壁をトラバースする個所にロープが張ってあり注意を要する。 コブシ峠から川上辻までも山腹に沿って徐々に高度を上げる。道の途中にも水場が有り、有名な「金明水」の水をお土産に汲んで持ち帰り、翌日美味しいコーヒーに利用しました。 余談ですが、日本鼻と大和岳とのコルで、雄の鹿が我々を見ても逃げないので不思議に思って近づくと、脚がふらついて起き上がれない。何とかして助けたいと身体を持ち上げようとしたが、重くて残念ながら立たせる事が出来ずその場を離れ、大和岳から戻る途中でその鹿を見るとよろけながらも何とか立ち上がり樹林帯へと戻っていった。何とも不思議な雄鹿との出会いでした。
名古屋岳
如来月(この付近の最高峰)
三津河落岳
三津河落岳山頂の雲水
日本鼻
日本鼻と大和岳のコルに横たわる雄鹿
起き上がる様に持ち上げ様としたが、重くて諦めました。(同行者撮影)
立派な角の雄でしたが、残念ですがどうにも出来ませんでした。(同行者撮影)
大和岳
戻る途中の日本鼻から三津河落岳
コブシ峠へ
シャクナゲも咲いてます。
大台辻
シャクナゲの蕾
添谷山
アケボノツツジ
三等三角点「添谷」1250.05m
西谷橋
狸峠
金明水
安心橋
川上辻へ戻って来ました。