秋の終わりに舞い踊るのは… 落ち葉か… 私か… 前岳・高塚山(黒岳)・天狗岩・北大船山・大船山 2020-11-16

2020.11.17(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 45
休憩時間
44
距離
15.3 km
のぼり / くだり
1810 / 1809 m
1 38
1 20
29
1 27
3
1 44
24
14

活動詳細

すべて見る

みなさん、こんばんは みかんを食べだしたら 止まらないヤマッパーたかなりです 街で見かける肉まんやおでんに 心奪われる今日この頃… いかがお過ごしでしょうか さて本日は… 秋の終わりを感じに ソロで気ままに お山を歩いてまいりました。 〈ルート〉 白水鉱泉~前岳~黒岳~天狗岩~北大船山~大船山~黒嶽荘 朝7時前 うっすらと立ちこめるガスの中 白水鉱泉から大船山へ向けて 歩きはじめます 今回のコースはね 全身を使って登っていくんです 関節可動域と柔軟性を意識して… 急登をstep and step. 岩場をjumping jumping. ガレ場をturn and turn. 時には張り出した枝を掴んで くるりくるりとまわってみたり 大きな岩にかけた指先の ほんの数㎝に自分自身を預けてみたり まるで… 踊るように歩く道 自然をダンスのお相手に ひとりきりでShall we dance...? 坊がつるを見渡すころには 心地よい疲労感… 時折ガスの切れ間から 青空も覗いたし 心寄せるお相手と 素敵にステップを踏むひととき くじゅうの山歩きを めいっぱい楽しみました うん… そうそう… この秋もね 紅葉はくじゅうの山々を 赤や黄色に染め上げて 多くの人の目を楽しませ 心を満たしてくれましたね その景色を写真に切り取ったり 胸のなかのアルバムに焼きつけたり その美しさに感動したり 心奪われて呆然としたり きっと誰もが 忘れられない時を過ごしたのでしょう でも… 今はもう… 誰もいない御池 まるで忘れ去られたように 静かにひっそりと佇む御池 それでもね… 誰も愛でる人がいなくてもね… ゆったりと流れる 自然の時のなかで 確かに季節は巡り そこかしこで 冬の訪れを感じさせる気配… そんな御池のほとりでひとり 1枚… また1枚… ひらりはらりと舞い落ちる ひとひらの木の葉を目で追えば ほら… 大地のこえ、木々のささやきが 聞こえてくるようです 「ずいぶん寒くなってきたね」 「うん、ほらもう霜柱も…」 「あなたが凍えては大変 私の外套をあなたに…」 「そんなことをしては 君が凍えてしまうじゃないか」 「あなたが凍えてしまっては 私は生きてはいけないもの…」 「私なら大丈夫… それにね… 春になればまた あなたが私に 真新しいみどりの 衣装を着せてくれると 知っているのだから…」 「私は手袋を…」 「私はマフラーを…」 「私は膝掛けを…」 「あなたに…」 太陽と水と風 そして大地に育まれた木々は 秋には燃えるように山々を彩り やがて葉を落とす… ただ枯れ落ちるのではないんだよね… 1枚の小さな落ち葉が たくさんたくさん降りつもり 重なり、絡まり、織りあげられて… 凍てつく大地に ぬくもりを… その落ち葉の下では 小さな生き物たちが 厳しい寒さの冬を越え 草木の種は固く結び 芽吹きの時を待つ 落ち葉と大地の あたたかなゆりかごで すべての命は やがてくる 祝福の春を待つ こうして 自然は… そして命は… 紡がれていくんだね さぁ… もう冬がくる… 私もいつか… 誰かのための落ち葉になれるのかな… 寒暖の差も激しく 体調をくずしやすい時期です みなさんどうぞ お身体には気をつけて… そして どうぞご安全に! 今日もお山に感謝… お山を愛する人たちに感謝… 今… 私は… 真っ白な景色が楽しみです。 それでは、みなさん… またいずれ…どこかでね…

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。