100座目は東仙波!遭難した人と同じ場所で間違えてた…

2020.11.14(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

15:29

距離

30.6km

のぼり

2203m

くだり

2769m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 31
休憩時間
5
距離
14.6 km
のぼり / くだり
1420 / 550 m
1 15
51
2 7
1 5
17
11
DAY 2
合計時間
8 時間 58
休憩時間
50
距離
16.0 km
のぼり / くだり
782 / 2219 m
14
20
30
1 13
3 4

活動詳細

すべて見る

【牛王院平】 信玄牛蒡金採掘の跡があると伝わる場所で、金採掘のために住居があり、寺院も作られ牛王院と呼ばれた。 牛王は牛頭天王の略。 【仙波山】 狭(せま)場(ば)が転訛してセンバと呼ばれるようになり、仙波の字があてられた。 仙波は、西仙波、東仙波付近一帯の字名である。 1983m峰は甲州側で前仙波と呼ばれていたが、田島氏が三峯方面から見て奥にあるのに前仙波というのは可笑しいので、西仙波と呼ぶように提唱しそれが定着した。 2003.1m三角点峰は甲州側から見て奥にあるので奥仙波、秩父側から見てもカバヤノ頭(カバアノ頭)を前仙波として、奥仙波または仙波ノ頭と呼んでいた。 この峰の呼び名は、甲州、秩父とも共通だったが、田島氏の提唱により、東仙波と呼ばれるようになった。 【カバヤノ頭(カバアノ頭)】 登山地図等は、カバアノ頭と記載され、田島本など古い文献は、カバヤノ頭となっている。 樺は屋根を葺く材料でそれを採取する小屋なので、樺(カンバ)小屋と呼ばれ、明治10年頃にできた。 場所は、和名倉山の南の水場付近なので、カバヤノ頭からは遠いため、別に作られた同じ用途の小屋があったか、山名が移動したのだろう。 秩父側では、この山を前仙波としていて、新右衛門頭、ハシゴ頭の別名もある。 カバヤは、カンバゴヤの略でカバアは、カバヤの転嫁または誤記が考えられる。 【和名倉山(白石山)】 ワナは場所を示す接頭語、クラは岩の意味なので、岩のある場所という意味である。 和名倉沢の源頭の山なので和名倉山と呼んでいるのは、秩父側である。 別名の白石山とは、山頂付近にある白い岩が由来で、迷い安い地形なので、猟師が白石を目印にしていたため、白石山と呼ばれるようになり、主に甲州側の呼び名であるが、秩父側でも通用したらしく、国土地理院は双方に通用する白石山を採用したようだ。 小暮理太郎氏は山岳第九年第二号で、白石山の呼び名は、他の白石山や白岩山と紛れ易いので、和名倉山の呼び名が良いとして、現在でも登山者の間では和名倉山の名で親しまれている。 ☆詳細は「もっと見る」または画像をタップかクリック!

和名倉山・笠取山・東仙波 すき家がタッチパネルに!

一日目

和名倉山には過去二回登ったことがあり、いつか秩父側に抜けたいと思って、その機会をずっとうかがっていた。
土日とも晴マークの予報になったので、14、15日で出かけることにした。
塩山駅から8:30発の落合行きに乗る。
西沢渓谷行きは、40人ほどで、臨時のバスが出て2台で出発。
落合方面は、20人ほどなので一台だったが、立ち客が出たほど混んでいた。
大半が大菩薩峠登山口で下車して、残りは柳沢峠と鶏冠山登山口で下車した。
鶏冠山登山口にバス停が無いので、降りたい人は運転手に口頭で伝えると、バスが指導標の立つところで止まってくれた。
「鶏冠山登山口で降ります」と言えばバス停が無くても止まってくれる。
落合バス停では数人が下車して、準備の整った者から消えて行く。
すき家がタッチパネルに! 一日目 和名倉山には過去二回登ったことがあり、いつか秩父側に抜けたいと思って、その機会をずっとうかがっていた。 土日とも晴マークの予報になったので、14、15日で出かけることにした。 塩山駅から8:30発の落合行きに乗る。 西沢渓谷行きは、40人ほどで、臨時のバスが出て2台で出発。 落合方面は、20人ほどなので一台だったが、立ち客が出たほど混んでいた。 大半が大菩薩峠登山口で下車して、残りは柳沢峠と鶏冠山登山口で下車した。 鶏冠山登山口にバス停が無いので、降りたい人は運転手に口頭で伝えると、バスが指導標の立つところで止まってくれた。 「鶏冠山登山口で降ります」と言えばバス停が無くても止まってくれる。 落合バス停では数人が下車して、準備の整った者から消えて行く。
和名倉山・笠取山・東仙波 塩山駅バス2番乗り場
塩山駅バス2番乗り場
和名倉山・笠取山・東仙波 大菩薩登山口(落合)行き時刻表
大菩薩登山口(落合)行き時刻表
和名倉山・笠取山・東仙波 西沢渓谷行き時刻表
西沢渓谷行き時刻表
和名倉山・笠取山・東仙波 西沢渓谷行きの行列
西沢渓谷行きの行列
和名倉山・笠取山・東仙波 落合バス停 塩山行き時刻表
落合バス停 塩山行き時刻表
和名倉山・笠取山・東仙波 落合バス停

青梅方面へ少し歩くと、落合橋があって左折。
ヤマメつりぼりと書かれた営業していない感じのでプレハブを見て進み、左:高橋・右:一之瀬と書かれた看板のところで右に曲がる。
僅かに坂道を上がると黒川鶏冠神社があり、天然記念物のサワラが立っている。
参道を上がると、社殿があってかなり荒れた感じ。
ここを越えて車道に出られるかと思ったが行き止まりなので、鳥居まで戻って車道を進む。
落合バス停 青梅方面へ少し歩くと、落合橋があって左折。 ヤマメつりぼりと書かれた営業していない感じのでプレハブを見て進み、左:高橋・右:一之瀬と書かれた看板のところで右に曲がる。 僅かに坂道を上がると黒川鶏冠神社があり、天然記念物のサワラが立っている。 参道を上がると、社殿があってかなり荒れた感じ。 ここを越えて車道に出られるかと思ったが行き止まりなので、鳥居まで戻って車道を進む。
和名倉山・笠取山・東仙波 黒川鶏冠神社
黒川鶏冠神社
和名倉山・笠取山・東仙波 黒川鶏冠神社社殿
黒川鶏冠神社社殿
和名倉山・笠取山・東仙波 右の旧道へ

右に旧峠道と思しき砂利道の林道が分かれるので、それに入る。
広場で左右に道が分かれるが、右を選んで進むと、再び二手に道が分かれている。
右はしばらく進むと行き止まりで、左の山道が旧峠道らしい。
薬研状の道になって、ジグザグに高度を上げて行く。
右に踏み跡を分けるところで、スズタケの藪となるが、すぐに終わった。
緩いトラバース道になって、左後方から踏み跡を合わせると、犬切峠で車道に出る。
右の旧道へ 右に旧峠道と思しき砂利道の林道が分かれるので、それに入る。 広場で左右に道が分かれるが、右を選んで進むと、再び二手に道が分かれている。 右はしばらく進むと行き止まりで、左の山道が旧峠道らしい。 薬研状の道になって、ジグザグに高度を上げて行く。 右に踏み跡を分けるところで、スズタケの藪となるが、すぐに終わった。 緩いトラバース道になって、左後方から踏み跡を合わせると、犬切峠で車道に出る。
和名倉山・笠取山・東仙波 幅広い道を行く
幅広い道を行く
和名倉山・笠取山・東仙波 広場で右へ
広場で右へ
和名倉山・笠取山・東仙波 左の山道へ
左の山道へ
和名倉山・笠取山・東仙波 薬研状の峠道
薬研状の峠道
和名倉山・笠取山・東仙波 薮へ
薮へ
和名倉山・笠取山・東仙波 犬切峠
犬切峠
和名倉山・笠取山・東仙波 ペットボトルホルダーは便利!

田島本には、犬をここで切って食べたのではないかとしているが、小さいとか狭いことを犬といい、狭い切通しだったので犬切峠と呼ばれたように思う。
または単に鞍部のことをキレと呼んで当て字されたのかもしれない。

藤尾山に登りたいが、寄り道していると、秩父へ行けなくなってしまうので、涙を呑んでそのまま車道を下る。
一之瀬に来ると、正面の建物の軒下にスズメバチの巣が三つもぶら下がっている。
あまりにも多すぎて駆除や撤去を諦めたのだろうか?
ペットボトルホルダーは便利! 田島本には、犬をここで切って食べたのではないかとしているが、小さいとか狭いことを犬といい、狭い切通しだったので犬切峠と呼ばれたように思う。 または単に鞍部のことをキレと呼んで当て字されたのかもしれない。 藤尾山に登りたいが、寄り道していると、秩父へ行けなくなってしまうので、涙を呑んでそのまま車道を下る。 一之瀬に来ると、正面の建物の軒下にスズメバチの巣が三つもぶら下がっている。 あまりにも多すぎて駆除や撤去を諦めたのだろうか?
和名倉山・笠取山・東仙波 スズメバチの巣が多い
スズメバチの巣が多い
和名倉山・笠取山・東仙波 一之瀬川
一之瀬川
和名倉山・笠取山・東仙波 将監峠登山口

右下に学校やお寺を見ろして進むと、指導標があり、土道を歩いて上の車道に出るとショートカットできる。
車道が左に曲がるところが、将監峠入口で、昔は色んな人とここから登ったことを思い出す。
特に亡くなられた師匠と、大常木林道を何度か探索した思い出が懐かしい。

幅広い道を登って行くと、後ろから「山に行くのけ~?」と声がして振り向くと、女性が追いかけて来ていた。
将監峠に行くことを止められたのかと思い、話を聞いてみることにする。
すると、10/28(土)にキノコ採りに入った男性が行方不明で見つからないから捜索に協力して欲しいとのことだった。
年齢87歳、身長150センチなどと書かれた紙に、遭難した男性の写真が貼りつけてある。
診療所に車が止めてあり、ヘリが二回飛んだけど、見つからなかったそうだ。
2015年10/11には将監小屋の主人もキノコ狩りで亡くなられている。
二人に共通しているのはキノコ狩りによる遭難ということ。
キノコ狩りに夢中になり過ぎて足を滑らせてしまったのだろうか?
おそらく登山道から外れた場所で遭難したと思われ、遭難した男性の無事を祈ることしかできない。
将監峠登山口 右下に学校やお寺を見ろして進むと、指導標があり、土道を歩いて上の車道に出るとショートカットできる。 車道が左に曲がるところが、将監峠入口で、昔は色んな人とここから登ったことを思い出す。 特に亡くなられた師匠と、大常木林道を何度か探索した思い出が懐かしい。 幅広い道を登って行くと、後ろから「山に行くのけ~?」と声がして振り向くと、女性が追いかけて来ていた。 将監峠に行くことを止められたのかと思い、話を聞いてみることにする。 すると、10/28(土)にキノコ採りに入った男性が行方不明で見つからないから捜索に協力して欲しいとのことだった。 年齢87歳、身長150センチなどと書かれた紙に、遭難した男性の写真が貼りつけてある。 診療所に車が止めてあり、ヘリが二回飛んだけど、見つからなかったそうだ。 2015年10/11には将監小屋の主人もキノコ狩りで亡くなられている。 二人に共通しているのはキノコ狩りによる遭難ということ。 キノコ狩りに夢中になり過ぎて足を滑らせてしまったのだろうか? おそらく登山道から外れた場所で遭難したと思われ、遭難した男性の無事を祈ることしかできない。
和名倉山・笠取山・東仙波 遭難者情報を貼り付けている
遭難者情報を貼り付けている
和名倉山・笠取山・東仙波 重機があちこちに
重機があちこちに
和名倉山・笠取山・東仙波 堰堤作業中
堰堤作業中
和名倉山・笠取山・東仙波 作業道分岐
作業道分岐
和名倉山・笠取山・東仙波 七ツ石尾根分岐

道を登って行くと、堰堤の工事現場となり、お昼なので作業員が休憩している。
左に作業道が上がっているのを見送って沢を渡ると、左に曲がる地点で右へ作業道が分かれる。
そこからわずかに登ると、七ツ石尾根分岐で、ここから七ツ石尾根をたどることにする。
最初は将監小屋に泊まる予定だったが、明日秩父側へ下ることを考えると、行けるところまで行っておいた方が良いという考えになった。
七ツ石尾根分岐 道を登って行くと、堰堤の工事現場となり、お昼なので作業員が休憩している。 左に作業道が上がっているのを見送って沢を渡ると、左に曲がる地点で右へ作業道が分かれる。 そこからわずかに登ると、七ツ石尾根分岐で、ここから七ツ石尾根をたどることにする。 最初は将監小屋に泊まる予定だったが、明日秩父側へ下ることを考えると、行けるところまで行っておいた方が良いという考えになった。
和名倉山・笠取山・東仙波 背丈を越えるスズタケも
背丈を越えるスズタケも
和名倉山・笠取山・東仙波 以前と変わらぬ風景
以前と変わらぬ風景
和名倉山・笠取山・東仙波 緩やかな道を行く

鹿の食害にあっていないスズタケが青々としており、ここは以前と変わらない。
この道は、昔の将監峠を越える道で、一之瀬の人たちが三峯神社へ参拝するのに使っていたという。
そのせいか緩やかに作ってある。

尾根の左から右へ、尾根上を通らずどちらかに捲きながら登って行く。
右へ作業道を分けると急登になり、後ろからバスで一緒だった男性に追い抜かされ、数人の登山者とすれ違う。
急登になって喘ぎながら登ると、緩やかな場所に出て、地形図の破線路が横切っている。林班界標58・62。

そういえば、ここってこんなに明るい場所だったっけ?
黒金山や乾徳山、富士山も見えるほど展望が良くて気持ちが良い。
緩やかな場所になると両側が鹿柵になって、奥秩父主脈縦走路出る。
昔はここが将監峠だったという。
緩やかな道を行く 鹿の食害にあっていないスズタケが青々としており、ここは以前と変わらない。 この道は、昔の将監峠を越える道で、一之瀬の人たちが三峯神社へ参拝するのに使っていたという。 そのせいか緩やかに作ってある。 尾根の左から右へ、尾根上を通らずどちらかに捲きながら登って行く。 右へ作業道を分けると急登になり、後ろからバスで一緒だった男性に追い抜かされ、数人の登山者とすれ違う。 急登になって喘ぎながら登ると、緩やかな場所に出て、地形図の破線路が横切っている。林班界標58・62。 そういえば、ここってこんなに明るい場所だったっけ? 黒金山や乾徳山、富士山も見えるほど展望が良くて気持ちが良い。 緩やかな場所になると両側が鹿柵になって、奥秩父主脈縦走路出る。 昔はここが将監峠だったという。
和名倉山・笠取山・東仙波 作業道が右に分かれる
作業道が右に分かれる
和名倉山・笠取山・東仙波 地形図破線路が横切る
地形図破線路が横切る
和名倉山・笠取山・東仙波 乾徳山と黒金山
乾徳山と黒金山
和名倉山・笠取山・東仙波 明るくなっていた
明るくなっていた
和名倉山・笠取山・東仙波 振り返って富士山
振り返って富士山
和名倉山・笠取山・東仙波 旧将監峠
旧将監峠
和名倉山・笠取山・東仙波 牛王院平山頂
牛王院平山頂
和名倉山・笠取山・東仙波 竜喰山
竜喰山
和名倉山・笠取山・東仙波 リンノ峰とカバアノ頭
リンノ峰とカバアノ頭
和名倉山・笠取山・東仙波 雁ヶ腹摺山と大菩薩嶺と富士山
雁ヶ腹摺山と大菩薩嶺と富士山
和名倉山・笠取山・東仙波 鹿カメラ

ザックを置いて、防火帯を東へ登って牛王院平へ行ってみることにする。
立ち枯れた木が一本立っているピークに登ると、竜喰山やカバアノ頭などの展望が広がっている。
以前来たときは、牛王院平と彫られた板切れがあったのだが、朽ち果てたのか、あちこち探しても見つからない。

竜喰山方面へ少し下って、縦走路に出て戻る。
この辺りは鬱蒼としていて薄気味悪くて、いつもジメジメしていたのだが、伐採されてすっかり明るくなっていたのには驚いた。
ザックを回収して、おにぎりを食べていると、将監小屋はどっちですか?と男性に聞かれて、しばらく雑談をする。
カバアノ頭から笊ヶ岳が見えたそうで、かなり感激していた。
今日はカバアノ頭まで行けるだろうか?
鹿カメラ ザックを置いて、防火帯を東へ登って牛王院平へ行ってみることにする。 立ち枯れた木が一本立っているピークに登ると、竜喰山やカバアノ頭などの展望が広がっている。 以前来たときは、牛王院平と彫られた板切れがあったのだが、朽ち果てたのか、あちこち探しても見つからない。 竜喰山方面へ少し下って、縦走路に出て戻る。 この辺りは鬱蒼としていて薄気味悪くて、いつもジメジメしていたのだが、伐採されてすっかり明るくなっていたのには驚いた。 ザックを回収して、おにぎりを食べていると、将監小屋はどっちですか?と男性に聞かれて、しばらく雑談をする。 カバアノ頭から笊ヶ岳が見えたそうで、かなり感激していた。 今日はカバアノ頭まで行けるだろうか?
和名倉山・笠取山・東仙波 明るくなったな~
明るくなったな~
和名倉山・笠取山・東仙波 山ノ神土

明るい縦走路を進むと、山ノ神土で左右に道が分かれている。
仲間うちでは、ヤマノカンドと呼んでいたが、ヤマノカミド、ヤマノカミト、ヤマノカミツチと色々に読まれている。
ドは場所を現わす接尾語で、土の字が当てられたらしく、昔は祠があったという。
ここを将監峠としている古い資料もあるが、昔は峠の正確な位置は曖昧だったようだ。

右を見ると、スズタケが密生していて、その中に細い踏み跡が申し訳なさそうに伸びている。
ここからは昔と少しも変わっていないのでなんだかホッとしてしまう。
道はどこだ?ってなるとマーキングがすぐに見つかるので、マーキングの数は異様に増えている。

「おーい!どこだ~?」

「こっちだよ~!」

なんて昔は仲間と声を掛け合いながら進んだ道だが、今はそんな苦労(楽しみ?)もしなくて済むようだ。
山ノ神土 明るい縦走路を進むと、山ノ神土で左右に道が分かれている。 仲間うちでは、ヤマノカンドと呼んでいたが、ヤマノカミド、ヤマノカミト、ヤマノカミツチと色々に読まれている。 ドは場所を現わす接尾語で、土の字が当てられたらしく、昔は祠があったという。 ここを将監峠としている古い資料もあるが、昔は峠の正確な位置は曖昧だったようだ。 右を見ると、スズタケが密生していて、その中に細い踏み跡が申し訳なさそうに伸びている。 ここからは昔と少しも変わっていないのでなんだかホッとしてしまう。 道はどこだ?ってなるとマーキングがすぐに見つかるので、マーキングの数は異様に増えている。 「おーい!どこだ~?」 「こっちだよ~!」 なんて昔は仲間と声を掛け合いながら進んだ道だが、今はそんな苦労(楽しみ?)もしなくて済むようだ。
和名倉山・笠取山・東仙波 相変わらずのスズタケ
相変わらずのスズタケ
和名倉山・笠取山・東仙波 茎を踏みながら
茎を踏みながら
和名倉山・笠取山・東仙波 薮は続く
薮は続く
和名倉山・笠取山・東仙波 飛竜山方面の眺め

なぎ倒れたスズタケを踏みながら歩くので、雨後は特に滑って苦労する。
なかなか思うように進まないのでもどかしい道。
谷筋で、清水がチョロチョロ流れており、これを一杯水というが、奥多摩の方が有名過ぎて、その名はあまり知られていない。
大正の頃には、武州将監小屋が近くに立っていたらしいが、スズタケだらけで痕跡はわからない。

鬱蒼とした針葉樹林を抜けると、展望が開けて富士山まで見えるようになり、スズタケに足を取られながらのつらい作業だったので、「うわ~~!」と思わず声を上げてしまう。
この辺りからその昔、山火事で木が焼けたという場所になるのだろう。
飛竜山方面の眺め なぎ倒れたスズタケを踏みながら歩くので、雨後は特に滑って苦労する。 なかなか思うように進まないのでもどかしい道。 谷筋で、清水がチョロチョロ流れており、これを一杯水というが、奥多摩の方が有名過ぎて、その名はあまり知られていない。 大正の頃には、武州将監小屋が近くに立っていたらしいが、スズタケだらけで痕跡はわからない。 鬱蒼とした針葉樹林を抜けると、展望が開けて富士山まで見えるようになり、スズタケに足を取られながらのつらい作業だったので、「うわ~~!」と思わず声を上げてしまう。 この辺りからその昔、山火事で木が焼けたという場所になるのだろう。
和名倉山・笠取山・東仙波 富士山
富士山
和名倉山・笠取山・東仙波 リンノ峰手前のピーク

気持ちよさそうな1940m圏峰は西側を捲いて行く。
途中に崩壊気味の斜面があり、木につかまって慎重に通過。
尾根上の道になって、樹林で覆われたピークが見えると、それがリンノ峰だ。
木材を積み上げておく場所だったのか、宗教的な名称なのかはっきりとした由来はわからないが、気になる山名だ。
いつか登りたいと思っていたが、今回も日没の時間が迫っているので、スルーしてしまう。

樹林の中のトラバース道はけっこう長い。
西仙波手前の鞍部は、仙波ノタルの名があり、左に八百谷林道、右に大洞林道支線が分かれているはずだが、まったく気が付かなかった。う~ん、残念。
林道と言っても近年のトラックが通るような道ではなく、林業用に作られた狭い山道のことである。
リンノ峰手前のピーク 気持ちよさそうな1940m圏峰は西側を捲いて行く。 途中に崩壊気味の斜面があり、木につかまって慎重に通過。 尾根上の道になって、樹林で覆われたピークが見えると、それがリンノ峰だ。 木材を積み上げておく場所だったのか、宗教的な名称なのかはっきりとした由来はわからないが、気になる山名だ。 いつか登りたいと思っていたが、今回も日没の時間が迫っているので、スルーしてしまう。 樹林の中のトラバース道はけっこう長い。 西仙波手前の鞍部は、仙波ノタルの名があり、左に八百谷林道、右に大洞林道支線が分かれているはずだが、まったく気が付かなかった。う~ん、残念。 林道と言っても近年のトラックが通るような道ではなく、林業用に作られた狭い山道のことである。
和名倉山・笠取山・東仙波 崩壊気味
崩壊気味
和名倉山・笠取山・東仙波 リンノ峰

シャクナゲのトンネルをくぐるようになり、時々ザックが引っかかるので煩わしい。
シャクナゲから解放されて岩場になるとそこが西仙波だった。

緩やかに登って行くと、岩稜帯となって右側の眺めが良くなる。
東仙波に着いたぞ~!やった~!
と思ったら、これは一つ手前のピークで愕然とした。
今まで見えなかった北側の景色が見えるようになり、なだらかで大きな山容の和名倉山も今回はじめて見えたので感激した。

東仙波に登ると、日が翳って来てカバアノ頭は明日に延期するしかなくなった。
うろうろしていたら、周囲の山々があっという間にシルエットになってしまった。
ヤマップ100座目達成!
リンノ峰 シャクナゲのトンネルをくぐるようになり、時々ザックが引っかかるので煩わしい。 シャクナゲから解放されて岩場になるとそこが西仙波だった。 緩やかに登って行くと、岩稜帯となって右側の眺めが良くなる。 東仙波に着いたぞ~!やった~! と思ったら、これは一つ手前のピークで愕然とした。 今まで見えなかった北側の景色が見えるようになり、なだらかで大きな山容の和名倉山も今回はじめて見えたので感激した。 東仙波に登ると、日が翳って来てカバアノ頭は明日に延期するしかなくなった。 うろうろしていたら、周囲の山々があっという間にシルエットになってしまった。 ヤマップ100座目達成!
和名倉山・笠取山・東仙波 シャクナゲのトンネル
シャクナゲのトンネル
和名倉山・笠取山・東仙波 西仙波山頂
西仙波山頂
和名倉山・笠取山・東仙波 富士山
富士山
和名倉山・笠取山・東仙波 露岩のピーク
露岩のピーク
和名倉山・笠取山・東仙波 どこの山だろ?
どこの山だろ?
和名倉山・笠取山・東仙波 奥秩父の山々
奥秩父の山々
和名倉山・笠取山・東仙波 和名倉山
和名倉山
和名倉山・笠取山・東仙波 東仙波
東仙波
和名倉山・笠取山・東仙波 飛竜山
飛竜山
和名倉山・笠取山・東仙波 東仙波山頂
東仙波山頂
和名倉山・笠取山・東仙波 暮れ行く富士山
暮れ行く富士山
和名倉山・笠取山・東仙波 御来光

二日目

気が付くと、周囲が真っ赤になっていて目が覚める。
山火事か?と錯覚してしまうほど真っ赤。
おにぎりを食べて、準備を整えたら、カバアノ頭へ向けて空身で下り出す。
小笹が茂っていて、足下がわかりにくく、時々足を滑られてしまう。
鞍部では、仙波ノタルで分かれた大洞林道支線が合流して離れたはずだが、まったくわからなかった。

踏み跡はいくつか分かれて、再び合流するのを何度か繰り返す。
獣道も混ざっているのだろう。
樹林の中に入ると、石標があって右へ行くと岩場の上に出て、将監峠の上から富士山が顔を出している。
カバアノ頭の展望は窓から外を覗いているような感じだった。
惣小屋方面を覗いてみると、薮が多少あるものの歩けそうだった。
御来光 二日目 気が付くと、周囲が真っ赤になっていて目が覚める。 山火事か?と錯覚してしまうほど真っ赤。 おにぎりを食べて、準備を整えたら、カバアノ頭へ向けて空身で下り出す。 小笹が茂っていて、足下がわかりにくく、時々足を滑られてしまう。 鞍部では、仙波ノタルで分かれた大洞林道支線が合流して離れたはずだが、まったくわからなかった。 踏み跡はいくつか分かれて、再び合流するのを何度か繰り返す。 獣道も混ざっているのだろう。 樹林の中に入ると、石標があって右へ行くと岩場の上に出て、将監峠の上から富士山が顔を出している。 カバアノ頭の展望は窓から外を覗いているような感じだった。 惣小屋方面を覗いてみると、薮が多少あるものの歩けそうだった。
和名倉山・笠取山・東仙波 唐松尾山方面
唐松尾山方面
和名倉山・笠取山・東仙波 朝の富士山
朝の富士山
和名倉山・笠取山・東仙波 カバアノ頭へ
カバアノ頭へ
和名倉山・笠取山・東仙波 南アルプス
南アルプス
和名倉山・笠取山・東仙波 カバアノ頭山頂から将監峠の上に富士山
カバアノ頭山頂から将監峠の上に富士山
和名倉山・笠取山・東仙波 カバアノ頭の石標
カバアノ頭の石標
和名倉山・笠取山・東仙波 唐松尾山と東仙波
唐松尾山と東仙波
和名倉山・笠取山・東仙波 影がなが~い
影がなが~い
和名倉山・笠取山・東仙波 焼小屋ノ頭
焼小屋ノ頭
和名倉山・笠取山・東仙波 東仙波の斜面
東仙波の斜面
和名倉山・笠取山・東仙波 ダケカンバの二次林

引き返して下ると、東仙波の山容が大きく、名山の風格。
点在している切株や、露岩が山火事跡と思われるが、小笹が茂っているので、山火事があったとは思えない風景。

東仙波に戻って、服を脱いでいると、和名倉山方面から登山者が上がって来たので、雑談する。
彼女らは、八百平でビヴァークしたのだそうだ。
バスは、増便も出たそうで座って来られたという。
秩父湖から来ると八百平が限界なのだろうな。

別れを告げて北側の樹林を急下降する。
あっという間に東仙波を背後に見上げるようになり、荒涼とした砂礫地になると、丸いコブに着いて、この辺りに猟師の仮小屋があったが、国有林の監視員に見つかって焼却されたので、焼小屋ノ頭(1990m圏峰)の名がある。
ダケカンバの二次林 引き返して下ると、東仙波の山容が大きく、名山の風格。 点在している切株や、露岩が山火事跡と思われるが、小笹が茂っているので、山火事があったとは思えない風景。 東仙波に戻って、服を脱いでいると、和名倉山方面から登山者が上がって来たので、雑談する。 彼女らは、八百平でビヴァークしたのだそうだ。 バスは、増便も出たそうで座って来られたという。 秩父湖から来ると八百平が限界なのだろうな。 別れを告げて北側の樹林を急下降する。 あっという間に東仙波を背後に見上げるようになり、荒涼とした砂礫地になると、丸いコブに着いて、この辺りに猟師の仮小屋があったが、国有林の監視員に見つかって焼却されたので、焼小屋ノ頭(1990m圏峰)の名がある。
和名倉山・笠取山・東仙波 山火事の跡
山火事の跡
和名倉山・笠取山・東仙波 奥秩父の山々
奥秩父の山々
和名倉山・笠取山・東仙波 カバアノ頭
カバアノ頭
和名倉山・笠取山・東仙波 山火事跡を行く
山火事跡を行く
和名倉山・笠取山・東仙波 唐松尾山方面
唐松尾山方面
和名倉山・笠取山・東仙波 東仙波を振り返る
東仙波を振り返る
和名倉山・笠取山・東仙波 焼小屋ノ頭山頂
焼小屋ノ頭山頂
和名倉山・笠取山・東仙波 師匠が遭難した谷を俯瞰

西側の眺めが良いところで、数年前に師匠が亡くなった場所を俯瞰し、手を合わせる。
私も師匠が亡くなった日に別の某山で重症を負ったが、一命をとりとめた。
今、思い返してみても、なぜ自分が助かって、師匠が亡くなってしまったのか…。
生きていることを申し訳なく思う。
この山は多くの命を奪い過ぎている。

急に下って樹林の中に入り、吹上ノ頭(芋ノ窪頭)を西側から捲く。
この西側から風が吹き上げるので、吹上ノ頭と名が付いた。
尾根上になって、吹上ノ頭の方を見てみると、鬱蒼としていたが、なんとか上がれそうだった。
師匠が遭難した谷を俯瞰 西側の眺めが良いところで、数年前に師匠が亡くなった場所を俯瞰し、手を合わせる。 私も師匠が亡くなった日に別の某山で重症を負ったが、一命をとりとめた。 今、思い返してみても、なぜ自分が助かって、師匠が亡くなってしまったのか…。 生きていることを申し訳なく思う。 この山は多くの命を奪い過ぎている。 急に下って樹林の中に入り、吹上ノ頭(芋ノ窪頭)を西側から捲く。 この西側から風が吹き上げるので、吹上ノ頭と名が付いた。 尾根上になって、吹上ノ頭の方を見てみると、鬱蒼としていたが、なんとか上がれそうだった。
和名倉山・笠取山・東仙波 吹上ノ頭
吹上ノ頭
和名倉山・笠取山・東仙波 吹上ノ頭方面


平らな場所になると、八百平(はっぴゃくだいら)で、山仲間ではヤオダイラと言っている人もいて、そちらの方が通じるが、田島氏はハッピャクダイラと言っている。
平らな場所がいくつかあって、ここなら風も無さそう。

いつの間にか道を外れていて、1930m圏峰に登ってしまう。
八百のツマリにあるので、八百頭の名があるが、鬱蒼とした樹林があるだけ。
見失った登山道を見つけてなんとか復帰して、鞍部に下り着く。
ここから少し東に進むとカバアノ頭の由来となった樺小屋があったそうだ。

緩やかに登ると、川又分岐と書かれた場所になる。
左は川又への道だが、今でも歩けるのだろうか?
吹上ノ頭方面 平らな場所になると、八百平(はっぴゃくだいら)で、山仲間ではヤオダイラと言っている人もいて、そちらの方が通じるが、田島氏はハッピャクダイラと言っている。 平らな場所がいくつかあって、ここなら風も無さそう。 いつの間にか道を外れていて、1930m圏峰に登ってしまう。 八百のツマリにあるので、八百頭の名があるが、鬱蒼とした樹林があるだけ。 見失った登山道を見つけてなんとか復帰して、鞍部に下り着く。 ここから少し東に進むとカバアノ頭の由来となった樺小屋があったそうだ。 緩やかに登ると、川又分岐と書かれた場所になる。 左は川又への道だが、今でも歩けるのだろうか?
和名倉山・笠取山・東仙波 八百平
八百平
和名倉山・笠取山・東仙波 和名倉山への道
和名倉山への道
和名倉山・笠取山・東仙波 川又分岐

倒木を左から越えて、急坂を登ると平坦地に出る。
そこからひと登りで、二瀬分岐の指導標がある場所に着いてザックをデポする。

右へ曲がって和名倉山方面へ。
トラバース道がずっと続いて、幼木の薮になると下りになる。
こんな場所あったかな~?
カヤトが広がる場所になると、そこが千代蔵休ン場で、その昔一之瀬に住んでいた楠千代蔵(千代三)があちこちに火をつけて山火事を起こしていて、千代蔵休ン場もその時の山火事の跡だという。
そんな悪いことをした人の名が地名になっていいのだろうか?

和名倉山から帰って来たお兄さんとすれ違って雑談をする。
指導標で左に曲がって、苔むした樹林の中を進むと和名倉山山頂に着いた。
驚いたのは、仁田小屋登山口の道標が落ちていることだ。
状態の良い道ならいつか歩いてみたい。
川又分岐 倒木を左から越えて、急坂を登ると平坦地に出る。 そこからひと登りで、二瀬分岐の指導標がある場所に着いてザックをデポする。 右へ曲がって和名倉山方面へ。 トラバース道がずっと続いて、幼木の薮になると下りになる。 こんな場所あったかな~? カヤトが広がる場所になると、そこが千代蔵休ン場で、その昔一之瀬に住んでいた楠千代蔵(千代三)があちこちに火をつけて山火事を起こしていて、千代蔵休ン場もその時の山火事の跡だという。 そんな悪いことをした人の名が地名になっていいのだろうか? 和名倉山から帰って来たお兄さんとすれ違って雑談をする。 指導標で左に曲がって、苔むした樹林の中を進むと和名倉山山頂に着いた。 驚いたのは、仁田小屋登山口の道標が落ちていることだ。 状態の良い道ならいつか歩いてみたい。
和名倉山・笠取山・東仙波 二瀬分岐
二瀬分岐
和名倉山・笠取山・東仙波 幼木の薮
幼木の薮
和名倉山・笠取山・東仙波 千代蔵休ン場
千代蔵休ン場
和名倉山・笠取山・東仙波 ここで左へ
ここで左へ
和名倉山・笠取山・東仙波 鬱蒼とした道を行く
鬱蒼とした道を行く
和名倉山・笠取山・東仙波 和名倉山山頂
和名倉山山頂
和名倉山・笠取山・東仙波 千代蔵休ン場からの富士山

二瀬分岐へ戻って、ザックを背負うと重く感じる。
鬱蒼とした樹林の中へ入ると、いたるところが苔むしている。
明るい場所になると、北ノタルで北のピークは大ヨケノ頭という。
そちらに登るマーキングもあるが、トラバースをする。
さっそく道を間違えて、少し戻ってから道を探す。
鬱蒼とした樹林の中の道で、ここで迷ったら助からないだろうなと思う。
だんだんと心細くなってくる。
倒木地帯は上から高捲いて、もう一本倒木があるのでそれも上から越えた。
露岩のところは、下では無く、マーキングに従って上に登る。
下っているのだからとの思い込みが、下る方向へ進みがちなのだ。

尾根上に出ると、ようやく明るい平坦地となって休める。
パンを食べて歩き出す。
1684m点の手前で、広葉樹林に変わって、鬱蒼とした針葉樹林から解放されてホッとする。
1650mで尾根が二つに分かれ、間違えて左の尾根を進んでしまう。
千代蔵休ン場からの富士山 二瀬分岐へ戻って、ザックを背負うと重く感じる。 鬱蒼とした樹林の中へ入ると、いたるところが苔むしている。 明るい場所になると、北ノタルで北のピークは大ヨケノ頭という。 そちらに登るマーキングもあるが、トラバースをする。 さっそく道を間違えて、少し戻ってから道を探す。 鬱蒼とした樹林の中の道で、ここで迷ったら助からないだろうなと思う。 だんだんと心細くなってくる。 倒木地帯は上から高捲いて、もう一本倒木があるのでそれも上から越えた。 露岩のところは、下では無く、マーキングに従って上に登る。 下っているのだからとの思い込みが、下る方向へ進みがちなのだ。 尾根上に出ると、ようやく明るい平坦地となって休める。 パンを食べて歩き出す。 1684m点の手前で、広葉樹林に変わって、鬱蒼とした針葉樹林から解放されてホッとする。 1650mで尾根が二つに分かれ、間違えて左の尾根を進んでしまう。
和名倉山・笠取山・東仙波 苔むした森
苔むした森
和名倉山・笠取山・東仙波 北ノタル
北ノタル
和名倉山・笠取山・東仙波 鬱蒼としたトラバース道を進む
鬱蒼としたトラバース道を進む
和名倉山・笠取山・東仙波 倒木は高捲く
倒木は高捲く
和名倉山・笠取山・東仙波 露岩を登る
露岩を登る
和名倉山・笠取山・東仙波 平坦地で休める
平坦地で休める
和名倉山・笠取山・東仙波 広葉樹林帯になる

踏み跡が無くなって道はどこだろうな?
と探していると、運よく谷筋を登っている登山者がいて、道が谷筋にあることに気が付く。
和名倉山までどれくらいですか?
と聞かれて2時間くらいと答えると、信じられない!という顔をされた。
その男性は軽装なので、和名倉山を日帰りで行く予定らしいが、帰りは暗くなるだろう。
12時になっても山頂に着かないので焦っているのが伝わって来た。
広葉樹林帯になる 踏み跡が無くなって道はどこだろうな? と探していると、運よく谷筋を登っている登山者がいて、道が谷筋にあることに気が付く。 和名倉山までどれくらいですか? と聞かれて2時間くらいと答えると、信じられない!という顔をされた。 その男性は軽装なので、和名倉山を日帰りで行く予定らしいが、帰りは暗くなるだろう。 12時になっても山頂に着かないので焦っているのが伝わって来た。
和名倉山・笠取山・東仙波 何度か間違える

指導標もマーキングもたくさんある。(こんなにマーキングが必要なのか?)
だからなのか油断したようで、いつの間にか踏み跡を外していて、いつの間にか和名倉沢へと下っていた。
場所は1560mの舌のように等高線が伸びた場所付近。
帰宅してから調べてみたら、2005年5月に道に迷って遭難してしまった女性もここを下ってしまったらしい。
私の場合は、踏み跡が無いことに違和感を覚えて、西側へ登ったら踏み跡を見つけられたが、遭難した女性はそのまま下ってしまったらしい。
(その女性はビヴァークして、尾根に戻ったので命は助かった)
マーキングをベタベタとやたらめったら貼り付けるのも、道迷いの原因になるのではないだろうか?
とにかく色んな色や形のマーキングが多すぎる。
あのまま下っていたら、遭難した女性と同じようになっていたかと思うとぞっとした。
何度か間違える 指導標もマーキングもたくさんある。(こんなにマーキングが必要なのか?) だからなのか油断したようで、いつの間にか踏み跡を外していて、いつの間にか和名倉沢へと下っていた。 場所は1560mの舌のように等高線が伸びた場所付近。 帰宅してから調べてみたら、2005年5月に道に迷って遭難してしまった女性もここを下ってしまったらしい。 私の場合は、踏み跡が無いことに違和感を覚えて、西側へ登ったら踏み跡を見つけられたが、遭難した女性はそのまま下ってしまったらしい。 (その女性はビヴァークして、尾根に戻ったので命は助かった) マーキングをベタベタとやたらめったら貼り付けるのも、道迷いの原因になるのではないだろうか? とにかく色んな色や形のマーキングが多すぎる。 あのまま下っていたら、遭難した女性と同じようになっていたかと思うとぞっとした。
和名倉山・笠取山・東仙波 ここで右へ

その後も何度か踏み跡を見失っては、マーキングを見つけて復帰するということを繰り返した。
ここは平坦な地形なので道迷いしやすい場所だ。

指導標のところで右に折れると、急激にジグザグを切って下るようになり、雰囲気が一変する。
落ち葉で踏み跡が隠れているのでマーキングを頼りに下った。
ひとしきり下ると、チョロチョロと沢の流れる音がして、歓喜した。
下から持って来た飲み物があとわずかだったのだ。
500mlを一気に飲み干して、1L補充した。
ここで右へ その後も何度か踏み跡を見失っては、マーキングを見つけて復帰するということを繰り返した。 ここは平坦な地形なので道迷いしやすい場所だ。 指導標のところで右に折れると、急激にジグザグを切って下るようになり、雰囲気が一変する。 落ち葉で踏み跡が隠れているのでマーキングを頼りに下った。 ひとしきり下ると、チョロチョロと沢の流れる音がして、歓喜した。 下から持って来た飲み物があとわずかだったのだ。 500mlを一気に飲み干して、1L補充した。
和名倉山・笠取山・東仙波 武甲山と熊倉山
武甲山と熊倉山
和名倉山・笠取山・東仙波 急なジグザグ道
急なジグザグ道
和名倉山・笠取山・東仙波 水場
水場
和名倉山・笠取山・東仙波 造林小屋跡

沢を渡って、倒木をくぐって下ると、左へトラバース道を進むようになる。
指導標に造林小屋跡とあり、平地が広がっている。
木に食い込んだ車輪やレールが散在していて、この道はかつての軌道跡らしい。
かなり長いが、明るいトラバース道で気持ち良く歩ける。
北ノタル付近の鬱蒼としたトラバース道よりは全然良い。

1515m点の南西の谷は大きく崩壊していて、倒木もすごいが、迂回路がしっかりしていて、島々谷の崩壊とは雲泥の差である。
この程度の崩壊なら優しくて可愛いものだ。

岩場をロープで登って、軌道跡のレールを見る。
やっぱりトロッコが走っていたのか~。
造林小屋跡 沢を渡って、倒木をくぐって下ると、左へトラバース道を進むようになる。 指導標に造林小屋跡とあり、平地が広がっている。 木に食い込んだ車輪やレールが散在していて、この道はかつての軌道跡らしい。 かなり長いが、明るいトラバース道で気持ち良く歩ける。 北ノタル付近の鬱蒼としたトラバース道よりは全然良い。 1515m点の南西の谷は大きく崩壊していて、倒木もすごいが、迂回路がしっかりしていて、島々谷の崩壊とは雲泥の差である。 この程度の崩壊なら優しくて可愛いものだ。 岩場をロープで登って、軌道跡のレールを見る。 やっぱりトロッコが走っていたのか~。
和名倉山・笠取山・東仙波 木にめりこんでる?
木にめりこんでる?
和名倉山・笠取山・東仙波 レールもあった
レールもあった
和名倉山・笠取山・東仙波 気持ち良いトラバース道
気持ち良いトラバース道
和名倉山・笠取山・東仙波 大規模崩壊地
大規模崩壊地
和名倉山・笠取山・東仙波 登尾沢ノ頭
登尾沢ノ頭
和名倉山・笠取山・東仙波 北側の眺め
北側の眺め
和名倉山・笠取山・東仙波 崩壊気味
崩壊気味
和名倉山・笠取山・東仙波 ロープで岩場を登る
ロープで岩場を登る
和名倉山・笠取山・東仙波 レール
レール
和名倉山・笠取山・東仙波 ここから登尾沢ノ頭へ


1369.6m三角点峰の南でザックをデポして鞍部へ上がって、右へ緩やかに進むと登尾沢ノ頭山頂だが、三角点を見つけられなかった。
GPSが示す場所には、石で囲われた境界見出標があるだけ。
腑に落ちないまま登山道へ戻ってザックを回収。

反射板と書かれた指導標まで来ると、トラバース道と分かれて、ジグザグに下るようになる。
1110m圏峰と1007m峰でコブの登り返しをすると、植林の中をジグザグに急下降する。
秩父湖が見えると、あと少しなので一休み。

更にジグザグに下ると、柵沿いのトラバース道になって大洞橋という吊り橋が見えて来る。
秩父湖にはかなりの土砂が堆積しているようだ。
長い吊り橋を渡って、崩壊した斜面を恐る恐る通過。
車道に出て、二瀬ダムの上を歩いて、迫力あるダムを見下ろしながら進む。
国道で右に曲がって、トイレに立ち寄ってから秩父湖バス停へ。
ベンチがあって、帰り支度をしていると、15:40のバスがやって来た。
ここから登尾沢ノ頭へ 1369.6m三角点峰の南でザックをデポして鞍部へ上がって、右へ緩やかに進むと登尾沢ノ頭山頂だが、三角点を見つけられなかった。 GPSが示す場所には、石で囲われた境界見出標があるだけ。 腑に落ちないまま登山道へ戻ってザックを回収。 反射板と書かれた指導標まで来ると、トラバース道と分かれて、ジグザグに下るようになる。 1110m圏峰と1007m峰でコブの登り返しをすると、植林の中をジグザグに急下降する。 秩父湖が見えると、あと少しなので一休み。 更にジグザグに下ると、柵沿いのトラバース道になって大洞橋という吊り橋が見えて来る。 秩父湖にはかなりの土砂が堆積しているようだ。 長い吊り橋を渡って、崩壊した斜面を恐る恐る通過。 車道に出て、二瀬ダムの上を歩いて、迫力あるダムを見下ろしながら進む。 国道で右に曲がって、トイレに立ち寄ってから秩父湖バス停へ。 ベンチがあって、帰り支度をしていると、15:40のバスがやって来た。
和名倉山・笠取山・東仙波 登尾沢ノ頭山頂、三角点がない
登尾沢ノ頭山頂、三角点がない
和名倉山・笠取山・東仙波 反射板
反射板
和名倉山・笠取山・東仙波 武甲山方面
武甲山方面
和名倉山・笠取山・東仙波 植林の中を下る
植林の中を下る
和名倉山・笠取山・東仙波 秩父湖
秩父湖
和名倉山・笠取山・東仙波 大洞橋(吊り橋)
大洞橋(吊り橋)
和名倉山・笠取山・東仙波 渡るぞ~
渡るぞ~
和名倉山・笠取山・東仙波 土砂がたまってる
土砂がたまってる
和名倉山・笠取山・東仙波 水は少ない
水は少ない
和名倉山・笠取山・東仙波 車道に出る
車道に出る
和名倉山・笠取山・東仙波 二瀬ダム
二瀬ダム
和名倉山・笠取山・東仙波 二瀬ダム
二瀬ダム
和名倉山・笠取山・東仙波 秩父湖バス停

二台運行で、乗車するとけっこう混んでいたが、三峰口駅で半分以上が下車して座ることができた。
西武秩父駅に着いて、女性が降りる際に、「15分も遅れましたね!」と運転手に文句を言っていたが、この混雑では仕方ないと思う。

西武秩父で徘徊していると、やばい焼き鳥屋を発見したが閉店していて残念。
本命のLAMPというお店を探すがわからない。
○助のとなりのビジネスホテルの1Fだとは思いもしなかった。

おすすめメニューも出されたが、オムレツトマト煮セットを注文。
水がボトルで来てアメリカンな感じ。
サラダのドレッシングが二種類で、秩父味噌ドレッシングがしっかり味噌の味がしてうまかった。
デミグラスソースがオムレツにかかっていて、オムレツはふわとろの半熟。
肉はスプーンで切れるほど柔らかい。
お洒落な店内で、おいしいもんが食えて大満足~。

現在体調不良で、次の連休に出かけられるかどうか不明。
もし、良くなったら鶏冠山や藤尾山、西御殿岩に行く予定。
二泊三日で回り切れるかどうか…。
秩父湖バス停 二台運行で、乗車するとけっこう混んでいたが、三峰口駅で半分以上が下車して座ることができた。 西武秩父駅に着いて、女性が降りる際に、「15分も遅れましたね!」と運転手に文句を言っていたが、この混雑では仕方ないと思う。 西武秩父で徘徊していると、やばい焼き鳥屋を発見したが閉店していて残念。 本命のLAMPというお店を探すがわからない。 ○助のとなりのビジネスホテルの1Fだとは思いもしなかった。 おすすめメニューも出されたが、オムレツトマト煮セットを注文。 水がボトルで来てアメリカンな感じ。 サラダのドレッシングが二種類で、秩父味噌ドレッシングがしっかり味噌の味がしてうまかった。 デミグラスソースがオムレツにかかっていて、オムレツはふわとろの半熟。 肉はスプーンで切れるほど柔らかい。 お洒落な店内で、おいしいもんが食えて大満足~。 現在体調不良で、次の連休に出かけられるかどうか不明。 もし、良くなったら鶏冠山や藤尾山、西御殿岩に行く予定。 二泊三日で回り切れるかどうか…。
和名倉山・笠取山・東仙波 秩父湖バス停時刻表
秩父湖バス停時刻表
和名倉山・笠取山・東仙波 秩父湖バス停時刻表(村営バス)
秩父湖バス停時刻表(村営バス)
和名倉山・笠取山・東仙波 LAMP
LAMP
和名倉山・笠取山・東仙波 店内
店内
和名倉山・笠取山・東仙波 店内
店内
和名倉山・笠取山・東仙波 水とサラダ
水とサラダ
和名倉山・笠取山・東仙波 オムレツトマト煮セット 1000円
オムレツトマト煮セット 1000円

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