奥多摩ウォーク 白丸-奥多摩-鳩の巣を歩く

2020.11.15(日) 日帰り
もみ
もみ

活動データ

タイム

02:23

距離

8.9km

上り

471m

下り

479m

活動詳細

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日を追うごとに布団から出るのが億劫に なってきているのを感じる。 朝が冷え込んできている。 私の寝室には、暖房がない。 ちなみにだが冷房もない。 なので、寒くなってくると、 家の中で白い息が見えるようになる。 季節は体で感じるのが良い。 少し強がりを言ってみた。 寝室にエアコン用の穴がないだけだ。 今日は自宅で朝食を食べるという、 ゆっくりとした始まりだ。 朝はオムレツとする。 具はピーマンとタマネギのシンプル。 油で炒め、少し強めに塩と胡椒をふる。 新しいフライパンを買って初の オムレツ。想像以上に上手くできた。 なかはトロトロだ。 いつも強すぎる火力。 今日は抑えめにできたのだろう。 朝から気分がいい。 それに先日届いた大量のみかん。 これをジャムにし、パンに塗る。 みかんの味が濃い。 肉に合わせても美味しいかもしれない。 こんなにもゆっくりしているのは 今日は軽い散策にしようと思っている からだ。 行きたい山々は雪が積もり始めた。 これに従い、行き先の高度が下がってゆく。 今日は奥多摩の渓谷を歩くことにする。 白丸のダムの近くに車を停める。 案内所では地図、そしてダムカード を頂いた。全国のダムにあるのだと 係の人にお教え頂いた。 話し込んでいたら、手にいっぱいの資料 を頂いた。一旦車に戻り、地図だけ ポケットに忍ばせる。 渓谷にすぐ降り、数馬峡まで歩けると 思いきや、山道が無く、車道を歩く。 車が横を走るのはなんとも落ち着かないが、 時折見える川の青さ、反射の光が美しい。 橋からの渓谷もいい。 夕方になったらまた格別良いのだろう。 ここから奥多摩駅方面へと山道を歩く。 よく整備され歩きやすいが、 通りからの音がどうしても気になって しまう。雑念が湧いてきてしまう。 と同時になんで山に登るのかと ふと思う。なんども考えていた ことなのだが、ただ登ることだけを 感じる時間。景色に心を奪われ、 無心となる瞬間がいいのだと、 今回この道を歩いてて思い至る。 その意味でこの道を歩いた価値を 感じられた。 今日はお昼は持ってきていない。 観光気分でどこかで気の向いたときに お店に入ろうと思っている。 届いた大量のみかんはおやつに持ってきた。 歩きながらみかんを頬張る。 小ぶりなみかんだ。2口で終わる。 その足で奥多摩駅まで足を伸ばす。 駅前を見た事がないので新鮮だ。 新旧のお店が同居し、妙に馴染む感覚。 すべてが新しくても、全てが古くても いけない。 新緑と落ち葉が同居するからの心地良さ。 山も街も同じなのかもしれない。 しかし、空いているお店はどこも 混雑している。駅前で食べることは 断念した。 舗装された道を歩くのは得意ではない。 また山道を歩きたいので、電車を使い、 ズルをする。 車で来て、歩いて駅まで。 電車に乗ってまた歩く。 こんな時間の使い方も贅沢だろう。 電車で鳩の巣まで。 なぜ鳩の巣というのだろう。 この疑問は渓谷の入口からすぐの 水神様の社でわかる。 かつて木材の往来の要所であり、 そこには仲睦まじい鳩の夫婦がいたそうな。 人々はそれを可愛がった。 居着いていたので、待ち合わせの目印に。 大体こんな感じだ。微笑ましい。 遠く離れた人々が電話のない時代に 待ち合わせをする。 時の流れの違いを感じ、思う。 2ヶ月後に鳩の巣で。 予定の変更は容易くないだろう。 事情も変わるだろう。 それでも交わされた約束。 会えた喜びも大きかったに違いない。 そんな勝手な想像も秋のおかげだろう。 日も傾き、紅葉の色味が増す。 良い時間だ。 谷間に差し込む日は黄味を帯びる。 ここは川の音以外は静かだ。 最後にゆったりと時間が流れ始める。 自然と瞼も重くなる。 そういえば、まだご飯を食べていない。 持ち合わせは今日はない。 車に戻り、茅葺き屋根のそば屋へ。 屋根は苔や鳥が運んできた種が発芽 していた。山の様相だ。 人がだいぶ並んでいる。 名店なのであろう。 順番の札をとり、車で待つ。 いつの間にか眠りにおちた。 寒さで目が覚める。日は沈んでいた。 時間を確認したとき電話が鳴る。 時は来た。 店の中に入る。古民家の燻された 梁に歴史を感じる。 注文は天ざるだ。 体は冷え切っていて、暖かいものが良い。 しかし、そばの風味をしっかり楽しみたい。 寒さはあとでどうにかなる。 味を楽しむことに舵をきる。 強いコシにそばの風味がいい。 味はもちろん申し分ない。 食べ終わるタイミングでそば湯が 出てくる。 絶妙だ。 そして、なにより温かい。 恐らく今年の紅葉は今日が最後かも しれない。 締めにはもってこいの1日だ。

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