シーズン入りの足慣らしにいつも来るコースなんだけど、今回は大砲岩をこえて夏道に入った瞬間に、嘘のように恐ろしい程の強風にやられて撤退となった。 撤退を判断した理由としては ・行程の半分くらいの地点にあって、当時の風だと途中で引き返しを迫られる可能性もあるし、進めたとしても下山が遅れる可能性がある ・カミホロまで一か八かで進んでしまうと、エスケープルートがなく、引き返しも困難になる など。 以前雄冬山に行ったとき、立って歩けずやむなく匍匐前進でピークとスキーデポ地点間を移動したことがあるが、今回はその時と同じくらいの強風だった。 気温は高いのに、飛んでくる氷の粒で凍傷になるかと思った。 下山して思うのは、時間が早かったので、例えば渡渉の時にやるように二人一組でスクラムを組めば、立って歩いて進むことができたのではないか、など…そんな方法は聞いたこともないけど。 風が強すぎて、その場で冷静に考える余裕がなく、かなり反省している。突っ込みすぎはよくないけど、できない理由ではなく、どうしたらできるかを考えなければ、レベルアップ出来ないなと思った。 本心としてはもう少し突っ込みたかったけど(天気だけは絶好によかったのと、このコースに初めて来る方が二名いたので)、シーズン入りだしこれくらいの方がいいのかな~という、そんな複雑な気持ちで帰ってきた。 帰りにminakayak氏に教えて貰った、上富良野駅前のお肉屋さんの豚サガリ弁当と、同じお店の豚サガリを買ってきた。 お弁当がとてもおいしかったので、お肉も楽しみです。
06:00出発 例年通りの位置に道があった 今年の二月はトイレ小屋の裏にしか道がありませんでしたが
ラッセルなし、ツボで歩けます
素晴らしい天気
うん○岩でアイゼン履いて登りはじめ 雪はうっすらついているだけで、踏み込むと地面が出てくる
おはようございます
柔らかい斜面を快適に登る
稜線取り付き 雪庇は発達しておらず楽々
08:20頃ピーク、風も弱く穏やか ちなみに三段山の斜面はまだまだ藪がちで、あと数回雪が降らないとスキーで遊ぶのは難しそうだった
今日は最高の天気だ(とこの時点では思っている)
Nポイントへ
ルート検討 今回は左から4つ目の細い尾根をずっと登ってOP尾根に取りつくことにする 初めてこのコースに来るメンバーがいるので、リッジを楽しんで貰うため
Nポイントへの下りで1カ所怖いところ 背が小さいと足下が見えず、微妙に背が届かなかったりするので、下について貰ってサポートして貰う
09:00頃Nポイントへ降りて細い尾根にとりつく 下の方はハイマツの形が出ていて、私はここを歩くのが嫌だったのですが… 思ったよりは埋まらなかったけど快適とも言い切れず、微妙な感じでした
戦士、勇者、僧侶、遊び人
三段山と富良野岳
09:50頃OP尾根 リッジ歩きはそんなにないかなと思ったけど、この日は30メートルで2ピッチ分ありました
一時間ほどかけて核心抜ける 本日はビレイ頑張ったのでリッジの写真撮れず
夏道に出た途端に息もつけぬほどの強風が吹きっぱなし しばらく考えたけど、無難に引き返しとしました…無念 確かに下から見てたらカミホロ方面に白いひげのような雪煙が舞ってはいたけど、三段山と比べてものすごい差があってびっくり 三段山が登山指数Aなのに、カミホロ方面はCを通り越してEくらいの感じ ギリギリ歩けるけど、至近距離でも声が風の音にかき消されて全然聞こえないのが危険だと感じた
11:00頃引き返し決めて下る 帰りはもう登りたくないから、安政火口に向かって適当に歩くことにする
沢型の真ん中はなるべく近付かない
まっすぐ下るには岩があって下の様子がわからず 沢型のどん詰まりから三段山に登っている人のトレースがあったので、そこを目指して下ることに
急な斜面はバックステップで
いい斜面だ…
12:20頃沢の下までおりてきた あとは平行移動
うん○岩でアイゼン脱ぐ 安政火口の近くでおそばを作って食べてる人がいた 山菜入りとのことでした
朝は軽いパウダーだった雪は、午後にはちょっと重めになっていた 13:30頃予定より早めに下山してきた 大砲岩から三段山方面は相変わらずの穏やかさだった 結局背負っていたワカンは一度も使わないで済んだ
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この活動日記で通ったコース
三段山 往復コース
- 02:40
- 4.5 km
- 476 m
- コース定数 11