晩秋の乾徳山~黒金山~花戸尾根!!

2020.11.14(土) 日帰り

活動データ

タイム

10:13

距離

33.4km

のぼり

2690m

くだり

2686m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 13
休憩時間
53
距離
33.4 km
のぼり / くだり
2690 / 2686 m

活動詳細

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前回から2週間。3回連続の無雪期北アルプス挑戦を終え、なにか少し次のチャレンジをどうしようか、と思っていた。とりあえず日帰りで行けて、多少なりともチャレンジ要素を含んだ山とルートで行ってみたい。ということで今回は道の駅みとみに駐車、岩登り要素がある乾徳山、ロングハイクしたいのでそのまま北上して黒金山、さらに紅葉と渓谷を楽しみたいので西沢渓谷に下り駐車場へ戻ってくるループ山行。日が短くなって来ているので時間的にちょっと厳しいかもしれないなぁ。 快晴の中雪を冠した富士山を愛でながら、乾徳山の岩場に挑戦し、また黒金山までの奥秩父の森歩きを楽しんだ。紅葉は終わりかけで山頂のあたりはもう葉がついていない感じだが麓のあたりではまだ楽しむことができた。西沢渓谷の道は秋の行楽シーズンにもかかわらず道の改修のために9月~11月後半まで通行止め。そのため、途中の花戸尾根を下山したが、途中から道が分かりにくくなり最後の沢沿いではほとんど道が無くなってしまっていた。この道はオススメしません。そういうことで、山行ルートがループ+ピストンみたいなあまり美しくない軌跡になってしまった。ま、こういうこともありますよね。 【詳細】 朝6時前に駐車場に到着し、6時に出発。今年は全国各地(日本海側が多いようだが)で熊が出没しているので鈴をつけてと。今日は雲一つない快晴。広瀬ダムの脇を歩いていると背後の鶏冠山のあたりのモルゲンロート。また、前方には富士山の頭が見えた。延々と国道140号線を歩き、7時半過ぎに乾徳山登山道入り口へ。さらに歩き8時15分ごろにやっと道満尾根の登山口についた。ここまでですでに13㎞。秋晴れの中、落ち葉の積もりフカフカした登山道を軽い日帰り荷物で快調に登る。9時前に道満山到着。ここでやっと一休み。さらに登って月見岩のあたりに着くと植生が少なく、眼前に富士山がドーンと出現。甲府盆地が霞んでいたがそれがまた富士山の存在を引き立てていたように思う。乾徳山の山頂を目指す。岩がちになってきて、鎖場・ハシゴ場を伴う岩場となる、岩は登山者にって踏まれ、また鎖によって擦られたために一部つるつるしていて登りにくい感じもあった。最後山頂への鎖場を登って快晴の山頂へ!!360度の眺望がすばらしく、富士山はもちろんのこと、雪を冠した南アルプスや、国士ヶ岳~甲武信ヶ岳・木賊山に至る山並み、奥多摩方面の山々などの眺望を楽しむことができた。暫し景色を堪能していたが風が吹き寒さのために鼻水が出てきてそれ以降帰宅してからもしばらく止まらなかった(いつもなぜだろう?と思う)。 乾徳山の岩場を下って森の道を黒金山へ向かう。ここから先はあまり踏まれていない感じで実際に数人にしか会わなかった。笹盛山でお昼休憩をして黒金山に登る。途中少し岩っぽくなってそこから乾徳山の見事なトンガリと背後にはどっしりとした富士山を眺めることができた。ちょうど正午頃本日最高峰の黒金山の山頂へ。ここは国師ヶ岳あたりの西側の眺めが素晴らしく、御嶽山や金峰の五丈岩を見ることができた。当然南には富士山、北には甲武信・木賊山が。 思っていたよりも早めに山行が進んでおり、西沢渓谷を十分に楽しむ余裕をもって下りを開始した。牛首のタルまで下ったところ、西沢渓谷通行止めの通知を見る。要するにここから南東に延びる尾根道で下山せよ、とのことなのだ。えっ、一番観光客の多いと思われる9月~11月にかけて通行止め??なにか信じがたいものを感じそのまま進む。通行止め入ってもどこかしら通れるんじゃないか?との思いがあった。途中一人の登山者にあったが、やはり西沢渓谷は通行止めらしい。引き返した方が良いのだろうか?迷いながらも進んでいると花戸尾根への看板が出てきた。尾根は南東~南へと延びており、せっかく北上してきたのに南へ戻される感じではあったが、これを使えば確実に芹沢の集落に下ることができる。西沢渓谷まで下って本当に通ることが出来なかったら1000m以上また登ってこなければならず、日も暮れてしまうだろう。このリスクを取るよりも確実に降りよう。 ということで花戸尾根へ下る。最初はピンクテープで導かれカラマツの中の美しい道を通ったりして、なかなかいい道だな、と思った。途中林道につながる道と尾根を進む道とに分かれた。踏み固められているのは明らかに林道方面だったが、林道の方向指示をみると大平方面と西沢渓谷方面、とあった。この林道は地図に乗っておらず、道の行き先が確認できなかったが、進べき方向はどうも西沢渓谷方面となっている。せっかく回避しようとしている西沢渓谷へ連れていかれるのはゴメンだ。引き返してもう一方の尾根の道を進む。こちらの道は荒れていてもう何十年も使われていないんだろう、といった感じ。進んでいるとまた脇に林道が現れる。もしかしてこれで芹沢にいけるのかな。。?林道におりて進むとすぐに尾根の反対側へとカーブした。やはり、これを進むと西沢渓谷行の道へつながらるのだろう。と判断し、尾根との合流部で再び尾根へ戻った。ところがここから先は道もピンクテープも見当たらない。ひたすら尾根の中央を下り、さらに沢へと下っていく。もはや道はなくヤマップの地図を頼りに日に陰った沢沿いを進む。ときおり何となく道っぽいものもあり、そこを進んだが人が踏んだ後は皆無だった。さほどキレイな沢でもなくただただ黙々と下っていくと堰堤がいくつも出現しその脇には工事用と思われる広い道が現れそれをたどっていくと芹沢の集落へ。傾いた日に照らされた紅葉のお出迎えに、ホッと一息。くたびれた~。 まだ十分に明るい。国道140号へ出て道を北へ向かった歩いた。広瀬ダムの脇を通るころ、日に照らされた木賊山が見えた。止まらぬ鼻水に苦しみながら16時20分頃駐車場到着。帰りは三富温泉の白龍閣で温泉につかり、中央道・談合坂でお土産を買って夕飯を食べ、いつもの渋滞を抜けて21時前に帰宅。おつかれ山~。

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