活動データ
タイム
05:17
距離
2.8km
のぼり
176m
くだり
160m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るこの週末、絶好の山日和! そして整備日和でもあります。 夏の整備は大変でしたが、涼しくなって、日は短いですが、そんなに汗もかかず、水分もそれほど持つ必要もなく、山の整備には適したシーズンでもあります。 さて、本日、実は第3駐車場から少し上がって、左に曲がり、下って行く、腰巻池の左側へと通ずるルートの入り口の所の倒木処理中に軽い負傷事故を起こしてしまい、反省しきりであります。 チェーンソーの扱い方も少しずつ、慣れてきて、相変わらず非力なチェーンソーなので、太い倒木はなかなか私の手には負えませんが、そこそこのものは切れるようになり、ここの倒木は、当初、少し、太めでもあり、くぐれば通れる程度だったので残していましたが、今日はこれを切って進み、腰巻池の左コースを完成させようかとやってきました。 先ずは草刈り機で雑草を処理し、細目の木を最初に切り重心など考えながら、順番に切って行ったのですが、やや太めの20cmぐらいの倒木、左側の枝先側がうまく切れ、左側が4mほど宙に浮いた状態なので、右側を上からチェーンソーを当てれば簡単に切れて落ちるとふんで、右側を切り始めました。 普通なら、少しずつ用心しながら切って行けば徐々にどちらかに木が動き初めるので、それに合わせ、自分の立ち位置を再度点検し、足元や自分に倒れかかって来ないか用心していくのですが、この時は、多分真下に落ちるから、足方向だけ離れていれば大丈夫と、一気に切り落としてしまいました。 ところが落ちた先は斜めになって下り坂です。 落ちた後、反動ではね、枝先側が下流に流れると同時に右の切断面が手前側に持ち上がり、私の左手を攻撃しました。 さらに左胸に当たり、私は一気にそのままのけぞり、動いているチェーンソーをもったまま地面に倒れました。 でも大した高さではないので、しりもちをついた程度ですぐさまチェーンソーのエンジンは切りましたが、左手にひどい痛みが走りました。 でも腕が折れた感じはなく、太い木のバットでたたかれたような打撲痛です。 手は普通に動かせますし、しばらく、じっとしてましたが、瞬間的な痛みが治まると同時に今度はインフルエンザの注射をしたあとのように左手がはれてきて、重いものが持てなくなりました。 なんとか倒木は切断しましたが、道の外へ片付けることは出来ず、そのまま道に残置となってしまいました。 しかたなく、ランチの後、整備機材は車へ収納し、八坂神社への分岐点の標識を交換した後、山頂の景色だけ見て、この日の整備は終了としました。 車の運転と一緒で、少し慣れてきた頃、自分の腕に過信し、大丈夫だろうと、だろう運転をして、事故を起こしてしまう心理と一緒です。 今回も本来は左片持ちの木を右側から切る場合の立ち位置を間違えており、木がはねるかもしれない側に自分がいたこと。 どうしてもそこから切らなくてはならない場合は、はねて自分に向かってくるかもしれないことを予測し、ロープ等で縛って安全策を講ずべきだったと反省しきりです。 やはりこうしたチェーンソーや草刈り機を使う場合は念には念を入れて、安全策を講じながら、処理すべきです。 でも、危険が伴う林業従事者がどんどん減って行く理由が少し、分かった気がします。 みな高齢化し、組織も弱体化し、人数も減って行き、山はどんどん荒れて、間引き処理、下草刈りなど、やらないので、どんどん森が荒れ、森の恵みも減って行き、クマやイノシシが里にも下りてくるようになる。 私たち登山愛好家は森の恩恵を受けているので、何かしらの恩返しをする義務があるのではと思います。 それは、整備を手伝えというわけではなく、ちょっとした意識の持ちようだけでも随分、行政や地元の方々への援助となり、大きな支えへとつながって行くものだと思います。 それだけでなく、森は人々の生活にかかせないきれいな水や栄養素を田や海に供給し、それを食べて私たちは生きていけているのであって、非常に重要なものなのです。 (えらそうなことを言ってますが、私もまだまだ森に恩返しが十分できているとは思っていません。) 今日はあと、悪いことだけでなく、若い地元のハイカーのカップルが歩いてくれているのに遭遇し、お話をする機会も得て、とても良い一日となりましたことも付け加えさせていただきます。
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