倉岳山/月尾根沢左岸の尾根

2020.11.14(土) 日帰り

活動データ

タイム

04:10

距離

7.9km

のぼり

956m

くだり

970m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 10
休憩時間
16
距離
7.9 km
のぼり / くだり
956 / 970 m
14
1 31

活動詳細

すべて見る

低山が心地よい季節になったので、中央本線沿線の、何度も通っている倉岳山に、久しぶりに登ってみようと思った。 梁川駅から月尾根沢に沿う登山道の途中から、北東の尾根に登っていける小規模な尾根が幾つかある。昨年の夏、KZ氏とふたりで登った同じルートである。再訪して倉岳山を目指すことにした。 去年はいろいろあって(まさか今年がこんなことになるとは想像できるわけもないのだが)、夏に高山への遠征ができなかった。とは云え、なぜ酷暑の八月に、倉岳山に登りにいったのだろうと思う。 この時の山行は忘れ難く、KZ氏は前夜の寝不足が祟り、急勾配の尾根の途上で、仮眠を取るほどに疲弊していた。私は、下山した梁川駅で体調が悪化した。熱中症になり、意識が朦朧となった。 そういう思い出のある、倉岳山、月尾根沢左岸の尾根を、晩秋の心地よい季節に再訪することにした…。

百蔵山・扇山・権現山 中央本線梁川駅の跨線橋から。斧窪御前山も色づいている。登るよりも眺める山。
中央本線梁川駅の跨線橋から。斧窪御前山も色づいている。登るよりも眺める山。
百蔵山・扇山・権現山 梁川大橋を渡り、久しぶりの倉岳山が正面に聳える。いつか歩いてみたい493mピークも紅葉。
梁川大橋を渡り、久しぶりの倉岳山が正面に聳える。いつか歩いてみたい493mピークも紅葉。
百蔵山・扇山・権現山 昨年の台風で大崩壊した登山口は、これでもかというくらいに擁壁を固めてリニューアル。かなり風情が無くなってしまった。
昨年の台風で大崩壊した登山口は、これでもかというくらいに擁壁を固めてリニューアル。かなり風情が無くなってしまった。
百蔵山・扇山・権現山 月尾根沢に沿って、陽の当たらない谷間を歩く。
月尾根沢に沿って、陽の当たらない谷間を歩く。
百蔵山・扇山・権現山 標高点496mを越えて、月尾根沢を渡渉する。随分前に倒壊した巨木は、今もそのまま。
標高点496mを越えて、月尾根沢を渡渉する。随分前に倒壊した巨木は、今もそのまま。
百蔵山・扇山・権現山 細野山から降りてくる尾根も合流する三俣地点。ここから南西方面に進路を変え、尾根に向かって登り始める。
細野山から降りてくる尾根も合流する三俣地点。ここから南西方面に進路を変え、尾根に向かって登り始める。
百蔵山・扇山・権現山 標高差70mの急登で、岩崖になっている箇所に辿り着くと、尾根に乗ったことになる。

待望の日なたで大休憩。カップ麺とおにぎりの朝食。活発な鳥の声で、穏やかな朝を迎えたことに気付く。
標高差70mの急登で、岩崖になっている箇所に辿り着くと、尾根に乗ったことになる。 待望の日なたで大休憩。カップ麺とおにぎりの朝食。活発な鳥の声で、穏やかな朝を迎えたことに気付く。
百蔵山・扇山・権現山 尾根登りを再開。急勾配が続く。
尾根登りを再開。急勾配が続く。
百蔵山・扇山・権現山 標高差100mを喘ぎながら登り続ける。視覚的にも、傾斜がものすごいのが判る。
標高差100mを喘ぎながら登り続ける。視覚的にも、傾斜がものすごいのが判る。
百蔵山・扇山・権現山 尾根分岐の瘤が近づいてきた。左方から合流する、やはり月尾根沢からの尾根は急峻で、歩けそうにない。

昨年の酷暑の際は、ここで疲れきり、横たわって休んだ。それを思い出しながら、今は紅葉に映える尾根を登り切った満足感に浸る。
尾根分岐の瘤が近づいてきた。左方から合流する、やはり月尾根沢からの尾根は急峻で、歩けそうにない。 昨年の酷暑の際は、ここで疲れきり、横たわって休んだ。それを思い出しながら、今は紅葉に映える尾根を登り切った満足感に浸る。
百蔵山・扇山・権現山 稜線を歩いていると、なんでもない山のように思えて通過してしまう細野山。月尾根沢の、対岸の尾根から眺めてみると、山なんだなと判る。
稜線を歩いていると、なんでもない山のように思えて通過してしまう細野山。月尾根沢の、対岸の尾根から眺めてみると、山なんだなと判る。
百蔵山・扇山・権現山 標高750m附近で、併行していた尾根に合流する。倒木の激しい地点だが、そのお陰で北面の眺めが広がる。
標高750m附近で、併行していた尾根に合流する。倒木の激しい地点だが、そのお陰で北面の眺めが広がる。
百蔵山・扇山・権現山 倉岳山北東尾根に合流。標高850m附近。尾根分岐点までの直下は、植林帯で薄暗かった。ふたたび北尾根方面の自然林が明るくなり、安堵する。
倉岳山北東尾根に合流。標高850m附近。尾根分岐点までの直下は、植林帯で薄暗かった。ふたたび北尾根方面の自然林が明るくなり、安堵する。
百蔵山・扇山・権現山 落葉を敷き詰めた勾配を登る。目的の尾根は完登したので、もう下山してもよいのだが、いちおう山頂を目指すことにする。
落葉を敷き詰めた勾配を登る。目的の尾根は完登したので、もう下山してもよいのだが、いちおう山頂を目指すことにする。
百蔵山・扇山・権現山 左方から、月尾根沢に向けて派生する最後の尾根が合流してくる。この尾根は、いつか登ってみたい。
左方から、月尾根沢に向けて派生する最後の尾根が合流してくる。この尾根は、いつか登ってみたい。
百蔵山・扇山・権現山 標高990.0mの倉岳山に登頂。富士山も明瞭に眺めることができた。午前10時の山頂には、ハイカーが数人。独りに戻るために、早々に下山に掛かる。

復路は、尾根上を歩いたまま梁川に下山することのできる、北東尾根とする。行き止まりの標識の箇所に、ふたたびの進入。山頂のハイカーの視線は、ややひんやり。
標高990.0mの倉岳山に登頂。富士山も明瞭に眺めることができた。午前10時の山頂には、ハイカーが数人。独りに戻るために、早々に下山に掛かる。 復路は、尾根上を歩いたまま梁川に下山することのできる、北東尾根とする。行き止まりの標識の箇所に、ふたたびの進入。山頂のハイカーの視線は、ややひんやり。
百蔵山・扇山・権現山 標高747mピークを越えて、いよいよ北東方面を下る。ロープも設置されている急勾配を、軽快に下る。
標高747mピークを越えて、いよいよ北東方面を下る。ロープも設置されている急勾配を、軽快に下る。
百蔵山・扇山・権現山 標高590m圏峰から、紅葉の向こうに、鳥屋山が見える。
標高590m圏峰から、紅葉の向こうに、鳥屋山が見える。
百蔵山・扇山・権現山 岩稜の下りの前に小休止。コロンビアのトレッキングシューズが損傷しているのは、9月の島々谷での苦行に拠るもの。防水のオムニシールドは、未だ機能している。
岩稜の下りの前に小休止。コロンビアのトレッキングシューズが損傷しているのは、9月の島々谷での苦行に拠るもの。防水のオムニシールドは、未だ機能している。
百蔵山・扇山・権現山 北東尾根の気持ちよい下りも終わる頃、紅葉の色が濃くなってきた。
北東尾根の気持ちよい下りも終わる頃、紅葉の色が濃くなってきた。
百蔵山・扇山・権現山 貯水槽に行き当たると、右にターンして下る。程なく月尾根沢登山道に合流。三時間ほどの行程だけど、間然する所の無い山行だった。
貯水槽に行き当たると、右にターンして下る。程なく月尾根沢登山道に合流。三時間ほどの行程だけど、間然する所の無い山行だった。
百蔵山・扇山・権現山 帰途の梁川大橋から。桂川の紅葉が美しい。
帰途の梁川大橋から。桂川の紅葉が美しい。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。