紅葉狩りハイキングのはずが~頭光嶽・石戸山・高見城山

2020.11.12(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 6
休憩時間
44
距離
9.6 km
のぼり / くだり
935 / 934 m
1 3
23
57
51
1 18

活動詳細

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 目が覚めるといい天気。天気予報を「天気JP」で確認すると、今日こそは快晴みたいだ。そして紅葉情報。石龕寺が目に留まった。紅葉は見ごろとなっている。頭光嶽・石戸山とめぐって紅葉狩りとしゃれこもうと急遽石龕寺に向かった。  到着すると、紅葉シーズンとあって下の広い駐車場に誘導された。なんと無料だった。びっくりして車を止めて準備をしていると、看板が。入山料300円。でしょうねえ。  入山料を支払って、まずは頭光嶽の下の奥の院へ向かう。「天気JP」の紅葉情報では「見ごろ」となっていたが、まだ色づき初めのようだ。イチョウもまだ緑色で赤くなっているもみじも一部だ。  結構険しい登山道を登って行くと、立派な屋根が見えた。奥の院に到着かと思ったら、鐘楼だった。なんと自動鐘撞装置付き。ここまで登ってきて鐘を撞くのが大変だろうから設置されたのだろう。さすがロボット大国日本だ。  奥の院の毘沙門天に参拝した後は頭光嶽へ。漢字からくる印象と違って、山頂は広々としていて、大きな白い鉄塔が立っている。そして抜群の眺望だ。気持ちがいいので少し早いが昼食をとることにする。  次に向かう石戸山をYAMAPの新機能を使い調べてみると、目の前にある切り立った崖の山を指している。まさかあれか?もう少し右のようにも見えるが。とりあえず、登山道を探して、穴に落ちていくような急斜面の入り口を見つけて石戸山へ向かった。  頭光嶽をおりきったところに重機墓場が有った。金屋鉱山跡と言うらしい。あの切り立った崖の正体だった。石戸山じゃなかった。  石戸山の頂上は木に囲まれて全く眺望が無い。看板によると、すぐ北に採石場跡があり360度の展望が楽しめると書いてあったので、ここで引き返す予定を変更して北へ行ってみた。ここまでの山中も、あまり紅葉は進んでおらず緑が勝っていたので、石龕寺の紅葉狩りも期待できないだろうと思い、予定を変更した。  ほどなくして採石場跡と思しき場所に着いたが、展望は得られず、思い切って高見城山まで行くことにした。距離はあるがYAMAP地図の時間では日没前には下山できるだろう思ったのと、YAMAP地図には展望マークが有ったからだった。  途中、地図に載っていない分岐点が有り、いつもならGPSで確認するところなのだが、何の疑いもせず、登り方向に直進してしまった。この地点、帰りに気づいたのだが、右を示すわかりにくい印が有った。写真枚数制限の都合上、載せていないが、ぱっと見印には見えない。  しばらく登った後、急な下りになり尾根道になった。しばらく進んで、嫌な予感がしてGPSで位置確認をしたら、なんと違う尾根を進んでいた。引き返すしかないが、あの急下りの登りかえしを避けるルートは無いかと探していたら、道らしきものが有った。地図を見るとここから等高線に沿って進めば正規ルートに戻れるようだ。  そのルートはあまり使われていないようで、途中崩落してただの斜面になっているところが数か所あった。何とかクリアーして正規ルートに戻ったが、本当に道だったのだろうか。  高見城山への分岐点らしきところで、今度はGPSで確認。わかりにくいが直進で間違いない。  数十メートル進んだところで、わかりやすい正規の分岐点が有った。ちょっとだけショートカットしたようだ。  高見城山頂に到着。まさに360℃の大パノラマだ。思い切って来てよかった。  さて下山。  頭光嶽・奥の院ルートと石龕寺直行ルートの分岐点まで帰ってきた。途中のコースアウトのロスを考えれば、ほぼYAMAP地図通りの時間だ。16時過ぎには下山できるだろう。  分岐点からしばらく登る。岩屋山頂に到着。地図に載っていない山だ。GPSで確認するとコースは合っている。断崖に注意と書いてある。山頂の大部分は採掘で切り取られているそうだ。まさかのあの切り立つ崖の上に立っていた。木でわからなかったがよく見ると、あの断崖の上だった。  あわててルートに戻る。  地図に無い分岐点まで尾根を下って行くと、その先は崖のような急斜面を下りる。急階段の連続だ。途中鎖場あり、また階段、急階段という具合に、ほぼ崖の急斜面を慎重に下りていく。目の前に鉄塔の最上部が見えるが、ほとんど距離が縮まらずに鉄塔の足元まで下りることになった。  鉄塔を過ぎてもまだ急斜面。やっとのことで、石龕寺に下りてきた。太陽は山の陰に隠れ、薄暗い。何とか日没までに下山できた。  YAMAP地図では40分のルートだったが、70分程かかってしまった。とてもあの急斜面は40分では下りられない。頭光嶽・奥の院ルートの方が早く下りられたようだ。  時間には余裕をもって計画しないといけないなと、あらためて思った。  

石戸山・高見城山 石龕寺仁王門。紅葉は情報と違い、色づき初め。
石龕寺仁王門。紅葉は情報と違い、色づき初め。
石戸山・高見城山 まずは石龕寺奥の院を目指して右へ。
まずは石龕寺奥の院を目指して右へ。
石戸山・高見城山 真っ赤なのもある。
真っ赤なのもある。
石戸山・高見城山 石仏があり、奥の院に向かう道らしい。
石仏があり、奥の院に向かう道らしい。
石戸山・高見城山 奥の院に到着かと思ったら。
奥の院に到着かと思ったら。
石戸山・高見城山 鐘楼だった。初めて見た自動鐘撞マシーン搭載モデル。マシーンが稼働していないときは手動で撞いてもいいと書いてあったので、一回撞いてみた。いい音が響き渡った。
鐘楼だった。初めて見た自動鐘撞マシーン搭載モデル。マシーンが稼働していないときは手動で撞いてもいいと書いてあったので、一回撞いてみた。いい音が響き渡った。
石戸山・高見城山 案内板があるが誰が見るのか?表示が向いているのは崖方向。
案内板があるが誰が見るのか?表示が向いているのは崖方向。
石戸山・高見城山 頭光嶽へ向かう前に、奥の院に寄り道。
頭光嶽へ向かう前に、奥の院に寄り道。
石戸山・高見城山 石龕寺奥の院。
石龕寺奥の院。
石戸山・高見城山 毘沙門天が本尊らしい。
毘沙門天が本尊らしい。
石戸山・高見城山 ご本尊の毘沙門天。
ご本尊の毘沙門天。
石戸山・高見城山 天井に曰く有り気なものが。
天井に曰く有り気なものが。
石戸山・高見城山 足利将軍屋敷跡だって。こんな山の中に?山城だったのか?
足利将軍屋敷跡だって。こんな山の中に?山城だったのか?
石戸山・高見城山 奥の院からの眺め。
奥の院からの眺め。
石戸山・高見城山 鐘楼まで戻って、右奥にある頭光嶽への登山道へ。
鐘楼まで戻って、右奥にある頭光嶽への登山道へ。
石戸山・高見城山 頭光嶽登山道。
頭光嶽登山道。
石戸山・高見城山 頭光嶽頂上。鉄塔がある。
頭光嶽頂上。鉄塔がある。
石戸山・高見城山 次の石戸山方向を確認したら、あの切り立った崖の方向だ。まさかあれが石戸山?
次の石戸山方向を確認したら、あの切り立った崖の方向だ。まさかあれが石戸山?
石戸山・高見城山 ちょうど昼時なので、笠形山から千ヶ峰の山なみを見ながら昼食。
ちょうど昼時なので、笠形山から千ヶ峰の山なみを見ながら昼食。
石戸山・高見城山 石戸山へのルートを探していたら、奈落の底へ続く穴のような道を発見。
石戸山へのルートを探していたら、奈落の底へ続く穴のような道を発見。
石戸山・高見城山 金屋鉱山跡と言うらしい。先ほど見た切り立った崖の正体。人工の崖だった。この頂上が石戸山でなくてほっとした。
金屋鉱山跡と言うらしい。先ほど見た切り立った崖の正体。人工の崖だった。この頂上が石戸山でなくてほっとした。
石戸山・高見城山 重機墓場。どうやってここに来たのだろう。
重機墓場。どうやってここに来たのだろう。
石戸山・高見城山 石戸山頂上。眺望は無し。少し北に採石場跡があって、360度の展望が楽しめると書いてある。予定を変更して行ってみよう。
石戸山頂上。眺望は無し。少し北に採石場跡があって、360度の展望が楽しめると書いてある。予定を変更して行ってみよう。
石戸山・高見城山 賽の河原?山の頂上付近なので河原ではないか。辺りには石がごろごろしているが展望は見当たらない。こうなったら展望がいいという情報がある高見城山まで行くか。
賽の河原?山の頂上付近なので河原ではないか。辺りには石がごろごろしているが展望は見当たらない。こうなったら展望がいいという情報がある高見城山まで行くか。
石戸山・高見城山 快適な尾根道に見えるが油断してはならない。両サイドとも崖だ。よく崩れないものだ。
快適な尾根道に見えるが油断してはならない。両サイドとも崖だ。よく崩れないものだ。
石戸山・高見城山 右の岩に登れば眺望がよさそうに見える。
右の岩に登れば眺望がよさそうに見える。
石戸山・高見城山 上がってみた。
上がってみた。
石戸山・高見城山 地図に無い分岐点。左に真っすぐ行ってしまってあわや遭難。この先登って行くとピークから激下り。その後尾根道が続くのだが、GPSを確認すると違う尾根を進んでいた。引き返すしかないが、あの激下りを登るのかと辟易していたら、正規ルート方向に向かう道らしきを発見。等高線沿いに進んで正規ルートに戻れそうだ。ところどころ崩れている道を慎重に進み、やっと正規ルートに合流した。
地図に無い分岐点。左に真っすぐ行ってしまってあわや遭難。この先登って行くとピークから激下り。その後尾根道が続くのだが、GPSを確認すると違う尾根を進んでいた。引き返すしかないが、あの激下りを登るのかと辟易していたら、正規ルート方向に向かう道らしきを発見。等高線沿いに進んで正規ルートに戻れそうだ。ところどころ崩れている道を慎重に進み、やっと正規ルートに合流した。
石戸山・高見城山 高見城山への分岐点。ここはわかりにくいが右へもう少し進むと正規の分岐点がある。
高見城山への分岐点。ここはわかりにくいが右へもう少し進むと正規の分岐点がある。
石戸山・高見城山 高見城山頂上に到着。素晴らしい眺望だ。360度のパノラマ。
高見城山頂上に到着。素晴らしい眺望だ。360度のパノラマ。
石戸山・高見城山 北。左奥の高いのが栗が峰で真ん中は岩屋山、右奥大江山系。
北。左奥の高いのが栗が峰で真ん中は岩屋山、右奥大江山系。
石戸山・高見城山 東。中央が御嶽、その左隣のギザギザが三尾山。
東。中央が御嶽、その左隣のギザギザが三尾山。
石戸山・高見城山 南。左奥が白髪岳、木の向こうの台形が三草山、右端がさっきの石戸山。三草山の近さに驚いた。
南。左奥が白髪岳、木の向こうの台形が三草山、右端がさっきの石戸山。三草山の近さに驚いた。
石戸山・高見城山 西。左奥が飯盛山で、中央が千ヶ峰、右の電波塔が有るのが篠が峰。
西。左奥が飯盛山で、中央が千ヶ峰、右の電波塔が有るのが篠が峰。
石戸山・高見城山 さて帰路へ。頂上直下は急な岩場。
さて帰路へ。頂上直下は急な岩場。
石戸山・高見城山 ルートの最低地点までやってきた。ここから長い登りが続く。
ルートの最低地点までやってきた。ここから長い登りが続く。
石戸山・高見城山 賽の河原?まで戻ってきた。
賽の河原?まで戻ってきた。
石戸山・高見城山 石戸山直下のコンクリート。誰が何のために作ったのだろう。
石戸山直下のコンクリート。誰が何のために作ったのだろう。
石戸山・高見城山 分岐点。左から来たのだが直進して石龕寺を目指す。
分岐点。左から来たのだが直進して石龕寺を目指す。
石戸山・高見城山 祠が見えたので行ってみたら岩屋山頂と書いてあった。断崖に注意とある。なんと、あの断崖絶壁の頂上だった。
祠が見えたので行ってみたら岩屋山頂と書いてあった。断崖に注意とある。なんと、あの断崖絶壁の頂上だった。
石戸山・高見城山 そそくさと下山ルートに戻る。
そそくさと下山ルートに戻る。
石戸山・高見城山 分岐点。右に行けば重ね岩と言うところへ行くらしいが、暗くならないうちに下山したいのでパス。
分岐点。右に行けば重ね岩と言うところへ行くらしいが、暗くならないうちに下山したいのでパス。
石戸山・高見城山 分岐を左へ行ったら、延々と崖を下りる階段になる。
分岐を左へ行ったら、延々と崖を下りる階段になる。
石戸山・高見城山 転落注意の看板が有ったと思ったら、鎖場。ほぼ垂直の岩を下りる。
転落注意の看板が有ったと思ったら、鎖場。ほぼ垂直の岩を下りる。
石戸山・高見城山 やっと平らになったと思ったら行き止まりか?
やっと平らになったと思ったら行き止まりか?
石戸山・高見城山 この崖を下りるのか?YAMAP地図ではそうなっている。
この崖を下りるのか?YAMAP地図ではそうなっている。
石戸山・高見城山 振り返ると道が有った。しかしこの先も崖の階段でギザギザ下りる。
振り返ると道が有った。しかしこの先も崖の階段でギザギザ下りる。
石戸山・高見城山 YAMAP地図ではさっきの崖から直進してここを下りてくるようになっている。いけないことも無さそうに見えるが合っているのか?
YAMAP地図ではさっきの崖から直進してここを下りてくるようになっている。いけないことも無さそうに見えるが合っているのか?
石戸山・高見城山 ロープと鎖。ロープは切れそうだし鎖は錆びている。しかし鎖の方は大丈夫そうなので使って下りた。
ロープと鎖。ロープは切れそうだし鎖は錆びている。しかし鎖の方は大丈夫そうなので使って下りた。
石戸山・高見城山 やっと石龕寺まで下りてきた。最後の方はほとんど崖を下りるルートで、とてもYAMAP地図の時間では下りられなかった。
やっと石龕寺まで下りてきた。最後の方はほとんど崖を下りるルートで、とてもYAMAP地図の時間では下りられなかった。

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