やっと山頂が見えた 戻る 次へ

秋の那岐山への写真

2020.11.08(日) 11:08

やっと山頂が見えた

この写真を含む活動日記

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06:18

10.7 km

987 m

秋の那岐山へ

那岐山・滝山・広戸仙 (岡山, 鳥取)

2020.11.08(日) 日帰り

 2020年11月8日(日)に友人たちと岡山県の那岐山に行ってみた。グレートトラバース3で田中陽希くんが笹の稜線を歩いているのをみて,歩いてみたい〜,という人がいたので。当初,11/3に行こうと思っていたが,天気予報がいまいちだったので延期していた。ところが 11/8 も寒冷前線が通過して気温も下がるし風も強い,という予報だったので,11/15(日)にしようかと言っていたが,その11/15も天気予報が悪くなり,むしろ11/8がましみたい,ということで急遽11/8に行くことになった。  今回は友人の車で行くことになり,集合は神戸市内に午前6時だった。そのため,一人JR神戸駅近くで前泊した。神戸市内から北上して神戸鳴門淡路道の神戸西インターまで行き,そこから山陽道に入り,姫路東ジャンクションから播但道,福崎ジャンクションから中国自動車道で美作インターに向かった。美作インターでおりて,近くのコンビニに寄り,そこから那岐山の登山口にある那岐山麓山の駅に向かった。コンビニから那岐山の山の駅までは30分ちょっとだったと思う。下界は霧の中にいる感じだったが,那岐山麓山の駅の辺りまで高度が上がると急に霧が晴れた。やはり霧は下の方に溜まるねぇ…。  山の駅でトイレ休憩した後,那岐山の登山口近くにある駐車場に向かった。駐車場は第三駐車場が一番登山口に近いが,その手前の第一駐車場がすでに満車だったので,第三駐車場も満車が予想された。そこで,第一駐車場のちょい下にある第二駐車場に車を停め,そこから歩き始めた。もし第二駐車場もいっぱいだったら那岐山麓山の駅まで戻って停めようか,とも相談していたが,比較的登山口に近い所に停めれたのでラッキーだった。  歩き出した頃は,山頂辺りは晴れ間が見えたりしていた。今回はBコースを登ったので,登山口からすぐのBCコースの分岐を右に行き,小さな橋を渡ると高度がぐいぐい上がり始めた。橋のある607mから稜線の1199mまでずーっと上りが続いた。そこを途中で何度か休憩をいれながら,2時間弱で登った。途中,下界には雲海らしきものが見えたが,山自体が雲の中にいる時間帯もあったような気がする。  徐々に周りの木が減ってきて笹が増え始めたら,稜線っぽい感じのところにいた。そこから少し登ると稜線にあるAコースに合流した。稜線に出るとかなり風があると予想していたが,稜線も山の上もほとんど風がなかった。天気予報だともっと風があるということで,それなりに覚悟していたが嬉しい誤算だった。そこからは稜線のアップダウンを少し歩いて那岐山の山頂にたどり着いた。  山頂では今回もコンロでお湯を沸かした。そのために水筒にお湯を入れて持ってきてくれたメンバーが二人ほどいた。そのお湯に水を少し足して鍋で沸かすと,前回よりもかなり早くお湯が沸いた。そのお湯で私はカップヌードルを食べた。他のメンバーは食後にインスタントコーヒーを飲み,しばし山頂を満喫した。山頂にいる間に徐々に雲が取れ,少しずつ下界や周りの山々が見え始めた。大山も見えるはず,と思っていたが,予習不足でどれが大山かがわからず,見えずじまいだった。  山頂の休憩ののち,山頂から西に向かい,トイレのある名無し(名前を知らないだけかも)のピークを目指した。稜線は見た目にはすごく気持ちよく歩けそうだが(実際に気持ちよく歩けるが),思ったよりもアップダウンがあり,下りはいいが上りはそれなりにしんどい。那岐山の山頂から少しだけ急勾配を下り,避難小屋の前をのんびり通過したのち,少々登ってからトイレのある名無しのピークにたどり着いた。名無しのピークには以前は小屋がありそこにトイレがあったみたい。現在は小屋自体は風で飛ばされて土台しか残っていないが,トイレは使える状態だった。そこで順番にトイレに寄っておいた。  トイレのある名無しのピークから南に下るとCコースで下山できるが(分岐のあるピークと呼ぼう),せっかくなのでもう少し稜線を楽しみたい,ということで,分岐点からちょい滝山寄りにあるピークを目指すことにした。そこには東屋があるので,その東屋を目標にして,その辺りで引き返すことにした。分岐のあるピークからは一度まあまあ下る。遠目にはわかりにくいが,帰りに登ったら結構な上りだった。それなりの下りだったので,前方の景色がよく見えた。稜線には笹原が広がっていたが,滝山の左下の斜面は紅葉があり,日が差すときれいにみえた。また,下っている斜面の左下(登山口の方角)にも谷に紅葉がありきれいだった。  分岐のあるピークからある程度下ると,ほぼ水平に気持ちのいい道が続き,そして少し登ると東屋だった。そこで少し休憩し,さらにもうちょっとだけ滝山の方に行って風景や稜線の様子をみてから引き返した。東屋から分岐のあるピークまで戻らないといけないが,いい感じで稜線を歩いているとこを写真に撮れるかな,と思って,私が一人東屋に残ってみんなの写真を撮ってみた。しかし,山の雄大さに比べて人はあまりに小さく,気持ちよさげに続く稜線に小さくポツンポツンと歩いているみんなが見える感じだった。  撮影後,少し小走りでみんなを追いかけた。そして,分岐のあるピークへの最後の上りの少し手前で追いつくことができた。そこから,さらにトレーニングと称して分岐のあるピークまで少し早足で登ってみた。荷物重め,で登ったので,結構足にきた。きっといいトレーニングになったに違いない。  分岐のあるピークで少し休憩した後,南に下ってCコースで下山した。Cコースは思ったよりも幅があり,なかなかに気持ちのいい下りだった。高度が下がるにつれ周りに木が増えてきたが,上の方は葉が落ちて枝のみという感じの木が多かった。しかし,より下に行くと葉が赤や黄色に色づいた木々が増え,秋を感じながら下山することができた。途中,大神岩というところで記念写真を撮ったりしながら下山し,無事に午後3時前に登山口にたどり着いた。  登山後は美作インターの南側にある湯郷温泉の日帰り入浴施設に向かった。今回は湯郷鷺温泉館(ゆのごうさぎおんせんかん)という日帰り入浴施設でお風呂に入った。やっぱり登山後にお風呂で汗を流せるのはいいねぇ…。温泉で暖まった後,行きと同じルートで神戸に戻り解散となった。  今回は岡山の那岐山に行ってみた。やはり車でないとちょっと遠目で行きにくい感じだった。しかし,天候も天気予報ほど悪くならずに,楽しく稜線を歩けた一日だった。