串柿の里~三国山~槙尾奥山~施福寺

2020.11.08(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 41
休憩時間
1 時間 5
距離
12.2 km
のぼり / くだり
880 / 898 m
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活動詳細

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 和歌山、かつらぎ町の四郷地区は串柿で有名です。ちょうどこの時期、串柿が干しに出される頃。ここから登って三国山を経由して尾根伝いに槇尾に出るコースを歩きました。  出発はJR和歌山線の笠田駅。ここからかつらぎ町のコミュニティバスに乗って終点の東谷まで。150円で運んでくれます。東谷からは車道を歩いて登っていきます。和歌山はフルーツ王国。このあたりはずいぶん高いところまで車道がいっぱいついています。ほぼ山頂にも乗り物で行けてしまうところ。途中、カエデの紅葉が素晴らしいところを通りました。陽も当たり、真っ赤に。その上の神野の集落にはいよいよ串柿が。渋柿の実をむいて、いくつかの実を串刺しにして軒下に吊るしています。まだ干して間もない時期なので、表面はオレンジで、あまりに綺麗でした。堪能したころ、道は未舗装にはなりましたが、まだ林道といっていいレベル。さらに斜面を登り、ついに府県境の稜線に出ました。七越峠です。標高はほぼ840m。鍋谷峠からの車道に出合います。車道は県境稜線にほぼ沿って進みます。少し登って、山に入ると、宿山の山頂に着きました。本当の尾根芯近くにトレイルがあったので、しばらくはそれに沿って歩きましたがやがてまた車道に吸収。その先で車道を離れて左に折れると間もなく手作りベンチのある三国山の山頂。ここは、和泉ー河内ー紀伊の三国境。ここでお昼休みとしました。  三国山から航空電波設備の巨大な塔を右に見て進むと、さっきより踏み跡の薄いトレイル。徐々に下って登りなおすと、三国山の三角点峰に到着。三等三角点「父鬼」がありました。その後細くなった車道に出て稜線をどんどん進みます。ここはもう既に大阪ー和歌山・府県境ではなく、和泉と河内の国境稜線。現在は和泉市と河内長野市の市境稜線。道は徐々に細くなり、歩行者だけの道に変わっていきました。その先が千本杉峠。そこからはまたやや標高を上げていきます。  急登をグイっと登ると、奥槇尾山。眺望はありません。急降下して少し進みます。この先の槇尾山は立入禁止となっています。槇尾山の山腹を進み、最後は施福寺に出て、槇尾山バス停に下り、16時のオレンジバス(コミュニティバス)に乗り、さらに槇尾中学校前で南海バスに乗り継いでJR和泉府中駅に着きました。乗り継ぎや渋滞もあったので、槇尾山バス停からJR和泉府中駅までは1時間40分ほどかかりました。

槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 かつらぎ町のコミュニティバスに乗って終点の東谷バス停に到着です。満員でした。
かつらぎ町のコミュニティバスに乗って終点の東谷バス停に到着です。満員でした。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 さっそく柿がお出迎え。
さっそく柿がお出迎え。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 今から登る方面。上の方まで民家があるようです。
今から登る方面。上の方まで民家があるようです。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 柿がいっぱい。
柿がいっぱい。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 紅葉も出てきました。
紅葉も出てきました。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 アメリカイヌホオズキ(ナス科ナス属)
アメリカイヌホオズキ(ナス科ナス属)
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 神野への分岐の手前で、カエデが真っ赤に色づいていました。今日は8名で歩いています。
神野への分岐の手前で、カエデが真っ赤に色づいていました。今日は8名で歩いています。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 グラデーションが良いですねぇ。
グラデーションが良いですねぇ。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 空も青いし。
空も青いし。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 う~~ん、最高。
う~~ん、最高。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 右上に、(東の)燈明ヶ岳857m。今日は登りません。
右上に、(東の)燈明ヶ岳857m。今日は登りません。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 風来坊は、いろり懐石料理屋さんだそうです。
風来坊は、いろり懐石料理屋さんだそうです。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 マユミ(ニシキギ科ニシキギ属)の赤い実もきれいです。
マユミ(ニシキギ科ニシキギ属)の赤い実もきれいです。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 これはビワ(バラ科ビワ属)の花。このあたりで神野の集落へ。
これはビワ(バラ科ビワ属)の花。このあたりで神野の集落へ。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 そしてソバ(タデ科ソバ属)の花。
そしてソバ(タデ科ソバ属)の花。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 よく見ると結構きれいな花です。
よく見ると結構きれいな花です。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ありました。串柿!
ありました。串柿!
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 すごくきれいなものですねぇ。
すごくきれいなものですねぇ。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ひと房に10個の柿が付いています。
ひと房に10個の柿が付いています。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 柿一つずつは結構小粒で縦長。
柿一つずつは結構小粒で縦長。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 茅葺屋根とよくマッチします。
茅葺屋根とよくマッチします。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 カリン(バラ科カリン属)たくさん実が付いていましたが、放置されてるようでした。もったいないような…。
カリン(バラ科カリン属)たくさん実が付いていましたが、放置されてるようでした。もったいないような…。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 姫リンゴも。何でも作ってるんですね。さすがはフルーツ王国。
姫リンゴも。何でも作ってるんですね。さすがはフルーツ王国。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 集落をはずれました。ようやく山中に入ってきた感じです。リュウノウギク(キク科キク属)が咲いています。
集落をはずれました。ようやく山中に入ってきた感じです。リュウノウギク(キク科キク属)が咲いています。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 道端に四等三角点「松之岡」、標高736.7mがありました。新しいタイプの石標です。
道端に四等三角点「松之岡」、標高736.7mがありました。新しいタイプの石標です。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 三国山に向かいます。
三国山に向かいます。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 山中の紅葉。上品に色づいています。
山中の紅葉。上品に色づいています。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 峠に着きました。七越峠です。標高はほぼ840m。石柱には「それ、ほりこし(堀越)くわんをんみち(観音道)」と書いてるようです。
峠に着きました。七越峠です。標高はほぼ840m。石柱には「それ、ほりこし(堀越)くわんをんみち(観音道)」と書いてるようです。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 峠のお地蔵様。右 まきのふみち(槇尾道)、左 さいかみち(雑賀道)でしょうか?槇尾(まきお)は、むかし「まきのお」と発音してたようです。
峠のお地蔵様。右 まきのふみち(槇尾道)、左 さいかみち(雑賀道)でしょうか?槇尾(まきお)は、むかし「まきのお」と発音してたようです。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 そして、西行法師の歌碑。「立ちのぼる 月のあたりに雲消えて ひかり重ぬる七越の峯」 でも、この歌は熊野古道の七越峯(本宮町)で詠まれたというのが一般的のよう。ま、ここも七越峠やから、ええかな?
そして、西行法師の歌碑。「立ちのぼる 月のあたりに雲消えて ひかり重ぬる七越の峯」 でも、この歌は熊野古道の七越峯(本宮町)で詠まれたというのが一般的のよう。ま、ここも七越峠やから、ええかな?
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ここのアザミは何アザミ?おそらく、ヨシノアザミでしょう。
ここのアザミは何アザミ?おそらく、ヨシノアザミでしょう。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 車道から少し尾根芯の方に進むと、宿山の山頂です。866mあります。
車道から少し尾根芯の方に進むと、宿山の山頂です。866mあります。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 尾根芯にトレイルがあります。車道より風情あります。
尾根芯にトレイルがあります。車道より風情あります。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 一旦車道に出て、またしばらく山道を進むと、三国山の山頂です。ベンチがあります。ここでお昼に。
一旦車道に出て、またしばらく山道を進むと、三国山の山頂です。ベンチがあります。ここでお昼に。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 航空電波設備の左を巻いて、少し下ってまた登ると・・・
航空電波設備の左を巻いて、少し下ってまた登ると・・・
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 三国山の三角点山頂です。三等三角点「父鬼」、標高885.5mがあります。
三国山の三角点山頂です。三等三角点「父鬼」、標高885.5mがあります。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 また、鉄塔の左を進みました。
また、鉄塔の左を進みました。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 落ち葉がきれい。
落ち葉がきれい。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 黄色い葉も。
黄色い葉も。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 やがて千本杉峠。標高は700mそこそこ。
やがて千本杉峠。標高は700mそこそこ。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 峠のお地蔵さま。
峠のお地蔵さま。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 まきのを(槇尾) 三十丁 すぐ左。槇尾、さっきは「まきのふ」だったのに、ここでは「まきのを」と書かれています。
まきのを(槇尾) 三十丁 すぐ左。槇尾、さっきは「まきのふ」だったのに、ここでは「まきのを」と書かれています。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ツルリンドウ(リンドウ科ツルリンドウ属)のきれいな赤い実。
ツルリンドウ(リンドウ科ツルリンドウ属)のきれいな赤い実。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ヤマウルシ(ウルシ科ウルシ属)小葉は4~8対で、下部に行くほど小さくなり丸みを帯びます。次のハゼノキほど先端は尖りません。
ヤマウルシ(ウルシ科ウルシ属)小葉は4~8対で、下部に行くほど小さくなり丸みを帯びます。次のハゼノキほど先端は尖りません。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ハゼノキ(ウルシ科ウルシ属)だいぶ赤くなっています。小葉の先は尾状に長く伸びて鋭く尖り、小葉は4~8対(写真は7対)。
ハゼノキ(ウルシ科ウルシ属)だいぶ赤くなっています。小葉の先は尾状に長く伸びて鋭く尖り、小葉は4~8対(写真は7対)。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ヤブコウジ(サクラソウ科ヤブコウジ属)ぼくの大好きなヤブコウジの赤い実。
ヤブコウジ(サクラソウ科ヤブコウジ属)ぼくの大好きなヤブコウジの赤い実。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 急登の先に奥槇尾山の山頂。647mと書いてますが、等高線からは650mは確実。
急登の先に奥槇尾山の山頂。647mと書いてますが、等高線からは650mは確実。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 光沢の素晴らしい実。ミヤマシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属)の実です。3種類の赤い実、それぞれ個性があります。
光沢の素晴らしい実。ミヤマシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属)の実です。3種類の赤い実、それぞれ個性があります。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 下り基調で進みます。
下り基調で進みます。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 コウヤボウキ(キク科コウヤボウキ属)この季節、あちこちの山で会えます。
コウヤボウキ(キク科コウヤボウキ属)この季節、あちこちの山で会えます。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 岩湧山897m。山頂の萱場のススキですぐわかります。
岩湧山897m。山頂の萱場のススキですぐわかります。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 槇尾山は立入禁止。そのまま、近畿自然歩道を進むと、やがてダイヤモンドトレイルと合流して施福寺を目指します。そこにはダイトレの起点。そういえば、夏(7/12)に、屯鶴峰の起点も見ました。
槇尾山は立入禁止。そのまま、近畿自然歩道を進むと、やがてダイヤモンドトレイルと合流して施福寺を目指します。そこにはダイトレの起点。そういえば、夏(7/12)に、屯鶴峰の起点も見ました。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 左・こかわてら 6里、かうやさん 7里。粉河寺と高野山。そんなところまで歩いていたんですね、昔の人は。ここから境内です。
左・こかわてら 6里、かうやさん 7里。粉河寺と高野山。そんなところまで歩いていたんですね、昔の人は。ここから境内です。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 落ち紅葉
落ち紅葉
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 境内の紅葉も素晴らしい色。
境内の紅葉も素晴らしい色。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 施福寺本堂。西国三十三箇所の第四番霊場です。
施福寺本堂。西国三十三箇所の第四番霊場です。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 施福寺山門
施福寺山門
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 バス停近く、素晴らしい滝がありました。
バス停近く、素晴らしい滝がありました。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 オレンジバス。16時の便で槇尾中学前へ。南海バスに乗り換えてJR和泉府中駅に出ました。
オレンジバス。16時の便で槇尾中学前へ。南海バスに乗り換えてJR和泉府中駅に出ました。
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 寒くなったねぇ。
寒くなったねぇ。

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