活動データ
タイム
08:20
距離
19.8km
のぼり
1291m
くだり
1299m
活動詳細
すべて見る11月8日(日)の予報は晴れですが、山は強風注意となっています。隣県の予報を見ると、福島県は宮城県と同じような天気、山形県は曇りベースで雨もありそうです。こういう状況なので県外や県境の山は諦め、県内の山を歩くことにしました。 平野部に近い山で、標高は高くても1000m程度、樹林帯の中を歩くのが中心となると、候補は限られてきます。青麻山・あけら山、笹倉山・達居森が浮かびましたが、里山はもう少し時期が遅い方が良いので、最終的には泉ヶ岳周辺に決定しました。 どこから登ろうかと悩んだ末、もっとも登りごたえのある表コースを選びました。 ブナを存分に味わうことができるように、そして葉が落ちてはいるものの、桑沼、氾濫原にも足を伸ばしてと少し欲張って、ルートは20kmほどになってしまいました。 最後は桑沼から林道を、スプリングバレースキー場からは車道を歩くことになりますが、単独行ですからこれは仕方がありません。 表コースは3年ぶりです。ここは岩場の急登で、泉ヶ岳ではもっとも難度の高いルートになります。紅葉は終盤で、樹間にモミジの赤や黄色が残っていました。 胎内くぐりから先になると、岩をつかんで登るようになります。50分ほど急登を凌ぐと、稜線に出ます。右に折れて、ドーダン林を進み、ブナ林の中をしばらく登ります。 山頂はすぐ・・というのは錯覚で、斜面をトラバースし、鞍部を登り返し、ニセピークを越えて山頂に着きました。途中、視界が開け、太平洋が光って見えました。 山頂は強風が吹き荒れていたので、休まずに北泉ヶ岳に向かいます。 いったん鞍部に下り、三叉路を右に折れて、ブナとミズナラが見事な森を歩きます。 ここの森の雰囲気が素晴らしく、私の好きなスポットの一つです。 北泉ヶ岳の山頂は展望がないので、ここも休まずに大倉山に向かいました。 北泉ヶ岳から大倉山への稜線は、登山道の整備状況がよく、公園を散歩しているような楽しさが味わえます。風が上空で唸りを上げていますが、ブナの森の中は日差しも射して、とても快適です。 大倉山の東屋で休憩し、早めの昼食を摂りました。 ここからは氾濫原に下り、ぐるりと回って升沢林道に出ました。 林道のカラマツが黄金色に輝いています。林道を歩き、桑沼に着きました。 寄り道をして、桑沼の遊歩道を歩きます。ブナの葉はすっかり落ちて、周囲は初冬の色が濃くなっていました。ブナの白い幹が水面に映り、時折吹く風が水面を揺らしていきました。 桑沼からは、少し退屈な林道歩きです。途中で時雨に会い、傘を取り出しました。雨は降ったり、止んだりを繰り返し、スプリングバレースキー場に着く頃には、また日が射してきました。
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