活動データ
タイム
16:04
距離
30.0km
のぼり
2471m
くだり
2466m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るぐんま県境稜線トレイル 第7弾 残すところ馬蹄形のみ 楽勝か⁉ 先週の平標山ー谷川岳区間では一部積雪もあったので、今週が普通に登れる最後になるかな?と思い、出来れば日帰りでなんとか行けないか?などとあれこれ考えていました。急遽、100式さんが同行してくれることになったので、日帰り登山をやめて、清水峠の白崩避難小屋に一泊して馬蹄形を制覇することにしました。 ■白毛門駐車場~ロープウェイ山頂駅 下山場所でもある白毛門駐車場に車を置いてロープウェイ土合口駅まで歩き、一気にロープウェイで山頂駅まで 上がりました。山麓の紅葉もそろそろ終わりですがまだ綺麗でした。 ■ロープウェイ山頂駅~谷川岳 山頂駅から白毛門、笠ヶ岳、朝日岳が見えました。ここからだと3つが重なって1つの山に見えました。天神尾根を登っていきますが、途中に関越トンネルの換気塔が見えました。2時間程度で肩の小屋に到着します。風雪に耐えた谷川の鐘を鳴らして先を進みました。先週と同じくトマノ耳・オキノ耳で記念撮影。 ■谷川岳~茂倉岳 富士浅間神社の奥の院の鳥居をくぐって一ノ倉岳へ。この辺に来ると足跡が一気に減って、登山道に常時雪がついてました。一ノ倉岳でお昼休憩をしていると、笹薮の中からいきなり人が出てきたのでびっくりしました。それにしても一ノ倉沢って凄い崖ですね。避難小屋があったのですが、コンパクトな2人用でした。慰霊碑の脇にあるので寄贈なのでしょうか。。。 ■茂倉岳~蓬峠 茂倉岳に到着したころから日差しが良くなってきました。虹が何度も発生したので、写真を何枚も取ったのですが、なかなか上手く撮れないものですね。この辺から100式さんの足が遅くなってきました。どうやら寝不足と重い荷物でただでさえ大変なのに、これまでのアップダウンが持病の膝にきてしまったようです。蓬峠に着いたのが15時45分くらいでした。 ■蓬峠~清水峠(白崩避難小屋) ここから小屋まではマップを見ると約2時間。日の入りが17時なので急がないといけません。蓬峠を過ぎた頃から急に風が強まってきました。夜に備えてヘッドライトを付けながらの山歩き。登山道は雪解けで田んぼ状態。進みが遅れます。七ッ小屋山に到着した頃には暗くなりました。ここから一気に下りならいいのですが、まだ小ピークが2つ、3つ。さらに風が強まり、雨も強まって来ました。涙 なんとか18時頃に小屋に到着したのでした。 ■白崩避難小屋 夜 こんな時期なので誰もいないだろうと思い、一応ノックをして「失礼しま~す」と言って入ったところ、すでに4人もいらっしゃいました。しかも2人は寝てるし。小屋は真ん中が通路となって部屋が両サイドに分かれているのですが、すでに1Fは4人で占領されていたので、梯子を伝って2Fへ。説明しづらいのですが、2Fは1人が横になれるほどのスペースが部屋の両サイドに2つ。100式さんは宴会をやろうと思い、ビールやおでんを用意してくれていたのですが、肩透かしにあったようで、結局は各自で夕食を済ませ、20時頃にフェードアウトしました。 24時頃に突然何かのうめき声で目覚めました。最初はクマが来たかと思って一瞬ヒヤッとしましたが、外は大雨で強風。しばらくすると再びうめき声がしたのですが、向かいで寝ている100式さんでした。何を言っているのか聞き取れませんでしたが、何かで辛い思いをされているようで、ご苦労されている模様。10分くらい続いていたのですが、それも子守唄となって再び寝落ちしてしまいました。きっと他の4人も驚いていたと思います。 ■白崩避難小屋 朝 朝4時半。1Fの方々の準備の音で目が覚めました。雨や風の音がしないので、何とかなりそうだと思いましたが、水が尽きそうだったので、近くの水場へ行こうと外に出たら、10mの視界もないくらいの天気でした。10分少々歩いて水場と思われる付近に来たのですが、夜中の大雨で沢の流れの音だけが強く鳴り響いていて、暗くてイマイチ場所が分からない。危険だと思ったのですぐに戻りました。食事を簡単に済ませてスマホで「てんくら」を開き、本日登る予定の山を調べると、天候も微妙だったので諦めて下山することに。トレイルの最後ぐらいはいい天気で終りたいと考えた結果です。 ■白崩避難小屋~白樺避難小屋 以前TVでこのルートを歩いて清水峠を越える番組を見たことがあるのですが、それが非常に面白くて、実はこの区間の山歩きをやってみたかったのです。出来れば峠越えで。笑 昨日、茂倉岳や武能岳辺りから清水峠付近の景色を見たときに、山肌が水平に切られたように伸びる登山道がとても気になっていました。個人的には勝手に黒部の水平歩道を連想してました。全然違うけど。歩いてみた感じとしては、ちゃんとした歩道になっているところもあれば、崖地で歩きづらいところもありましたが、いにしえの人達が峠越えをする姿を今の自分に重ねると、タイムスリップしたような気分になります。Wikipediaで清水峠を調べてみるともっと興味が湧いてきます。笑 ■白樺避難小屋~虹芝寮 虹芝寮と書いて「こしりょう」って読むんですか?ここから一気に下ります。旧道は危険だそうで新道を通ったのですが、この下り具合が凄いです。ストックなしでショートカットは腿にきます。 ■虹芝寮~白毛門駐車場 ほぼ川沿いを歩きます。この時期なので地元のキノコ狩りの方もちらほら。お声がけした地元の方は「採れたキノコは仲間達と焼いて食べるんだ~」と言われておりましたが、焼いたキノコをビールを飲みながら食べる姿が容易に想像出来て羨ましいです。行きつくところはそっちなのかな?と帰りの車の中で考えてしまいました。 結局、ぐんま県境稜線トレイル制覇はお預けになってしまいましたが、諦めずに来年もう一度挑戦しまーす。
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