活動データ
タイム
08:59
距離
21.0km
のぼり
2001m
くだり
1847m
活動詳細
すべて見る久しぶりに大岳山方面をノコノコ歩いてきました。気温、景色、道の状態、どれをとっても素晴らしいの一言で。ノンビリと楽しく歩ける素晴らしいルートだと思います。さすがに大岳山頂はかなりの人出でしたが、それもまた懐かしいというような気分になれました。 夏前から歩こうと思っていたこのルートですが、ようやく暑さもなくなったのでついに乗り込むことになります。例によって始発電車に乗るわけですが、さっそく寝坊します。「いかん、朝ごはんを食べちょる時間がない。まあ、途中で買えばええか」と予定を変えることなく意気揚々と出発しますが、はたして... くだらんタイトル三部作、堂々ここに完結。 途中立川駅で食べ物を調達する予定でしたが、すっかり忘れてボサーっとプラットフォームで数十分も過ごすというナイスプレーが発動、大方の予想通り朝ごはんを忘れたまま武蔵五日市駅に侵入します。近くにコンビニがあったはずのですが、何故か「行くのが面倒くせぇ、無視して出発しよう」とすっとぼけたことをつぶやき本日も元気に出発です。 しばらく車道を歩いてあのナイス施設である瀬音の湯を目指しますが、地図を見ながら歩いていると「あっ、そういえばナイスビューな城山があるやんけ」と思い出し、せっかくなので寄っていくことにします。完全に集落の裏山っぽい感じなのですが、キッチリとした道がありかなり歩かれている模様。登りもヒーコラワッショイいうほどではなく、空腹状態でも問題なく進め、そんなこんなで城山に到着。うーむ、素晴らしい、やっぱりここはええよなぁ、文句なしにええ。眼下の景色を堪能したらボチボチ予定通り瀬音の湯方面に下ります。途中で散歩っぽい方とお会いしたので、やっぱり近隣の方たちの散歩コースなのかな? そのままモソモソと下っていくと程なく車道に出てきます。十里木のバス停あたりだったかな?そのままズイズイと進み橋を渡り、キャンプ場っぽいところを抜ければ最終目的地である瀬音の湯にご到着。さーて、風呂は... もちろん開いちょらん。仕方がないのでエスケープルートで帰宅することにします。 とりあえず奥多摩方面にエスケープするとして、まずは高明山?を目指す感じかな。道は歩きやすい感じで傾斜も絶妙、かなり気持ちよく歩けるルートになっています。この道はいつも瀬音の湯への下りで使っていたので登りは初めてですが、こっちもええですなぁ。神社跡を超えればすぐに山頂で、そこから先はジワジワと大岳山に向かって標高を上げていく感じになります。山頂直下は結構な坂だったかな?私の靴だと何故かズルズル滑ってましたね。登りきった感じのところが物騒な名前の馬頭刈山です。うーん、眺望はあまりなかったかな?ただ、下の方で超大音量の音楽を流しているようで、ずっとにぎやかな感じの道を歩いてきました。 実はここまででかなり空腹にターボがかかっております。ちょっと早いが次休めそうな場所で早めのブルジョワランチと洒落込むか。「えーと、この先どんなんやったっけ?よう覚えちょらんな... まあ、次のベンチとテーブル辺りでいつものホットサンドが大活躍じゃわい、ぐぇっへっへっ」おっさんは今日も意気揚々と歩くのであった。 「おかしい... その肝心なベンチとかテーブルがない...」そうなのです、馬頭刈山を超えた辺りからどうも安全に火を使えそうな場所がない。まあ、かなり頑張れば可能なんでしょうが、流石に落ち葉の中で火を使う勇気はナッシング。段々とヨボヨボ具合に拍車がかかります。富士見台にテーブルやらがあるのは覚えているのですが、その手前の記憶がない。ほんでもっておっさんは完全なシャリバテ状態。何か... この状況を切り抜けるテクニックは無いものか... 「うん、ない」そう、ないのです。ないならまあええか、放っとけばそのうちどこかに着くやろ、そこでガッツリ堪能したるわい。と、むしろ先の楽しみが増してきたようなフリをしつつ先に進みます。なんやかんやでええ感じの場所がなく、結局ゾンビ状態となり富士見台に到着です。いやあ、ようやく待ちに待ったブルジョワランチタイムですわい。 「それでは点呼をとります。バーナーくん」『はい』 「ホットサンドメーカーくん」『はい』 「食材くん」『...』 「ん?食材くん」『...』 も、もしかして... いらっしゃらない?ガサゴソとザックをほじくり返しますが、カッパとサンダルしか入っちょらん... 血の涙を流しながら宣言します。「本日の!ブルジョワランチ実習は!中止です!」なんというミステイク、トラブルを楽しめる男として名を馳せたこの私ですら少々ピンチと感じています。そしてその日、奥多摩の「富士山の見えない富士見台」に座り、うつろな目をしながら「♪ひーもーじーさにー つーつまれーたなーらー きぃーっとー 目にうーつるー すーべーてのことーはー ソーセージー」と呟く謎の生物が目撃されたのであった。 まさかエスケープ中にさらにエスケープが必要な状況になるとは思っていませんでしたが、まあここまで来たならついでだから大岳山には行っちょきますかね。と、適当に足を進めます。で、まあ、これがまたええ道なわけですよ。ええ、そりゃあもう超ウキウキな快適ロード。道も木々も空も全てが綺麗、もう空腹とかどうでもええかな、とウキウキワッショイ歩きますが、最後の最後に結構な登りがご登場。そこを空腹と戦いながらモショモショ登っているとえらい賑やかになってきます。大岳山に到着です。おおっ、凄い人の数。こんなに人が集まっちょる山頂をみたのは今年初めてです。やっぱり秋のええ天気だとウロウロしたくなるよなぁ。 山頂で楽しまれている方たちの視界に私が入ってしまうのは申し訳ない、ということでそのままエスケープを続行します。途中から白丸駅方面に下るか、適当に奥多摩駅まで行くか、という感じかな?いや、白丸駅方面は今通行止めだったっけ?で、御前山までいくと遅くなりそうだし帰りもバスになるしまあ今回はええじゃろ、と奥多摩駅を目指して進みますがやっぱりこの道も凄い。とてつもなく歩きやすく、シャリバテ絶頂の私がフラフラと歩いていてもヤバさゼロ。まあ、見た目のヤバさがかなりのもんですが... それは仕方がないので... と、油断ぶっこいて奥多摩駅に向かって歩いていましたが、よく考えたら鋸山に登らんといかんじゃないの、すっかり忘れちょったわい。まあ、最後やしどうでもなるわ、とヒーコラワッショイ登り鋸山にご到着。ここも結構賑わっております。つまり私が視界に入るのは皆さんに申し訳ないため、そのまま奥多摩駅に向かうことします。 鋸尾根は名前に何となくデンジャラス風味が漂いますが、まあ、普通に歩きやすい尾根道です。そのままあまりの空腹に吐き気が止まらん状態でフラフラと歩いていますが、なんというかこのフラフラを利用した歩き方ができることが発覚。その素敵な方法とは!?何故かここで久しぶりにじいさんばあさんのくだらん一人芝居が開演。 「ばあさんや、こうやって前に体を倒してその勢いで前に進むとちょっと楽だぞ」『じいさん、やるじゃない、まさか理系出身の理論派かい?』「ぬっふっふ、わかってしまったかのう、実はワシは小学校の頃九九の暗記をクラスで20番目にクリアしたほどの知性派なんじゃよ」『じいさん... かしこい... すてき...』「ぬっふっふ、じゃろ?」と、山を歩くのに2食も抜くようなミスをやらかす時点でかなりアレ、という事実も忘れ、すっかりご満悦なじいさんなのであった。 まあ、そんなじいさんであっても歩いていればいつかどこかに着くもんで、気がつけば愛宕山への最後の登りに差し掛かっております。が、この登りは流石の私でも空腹に響きましたね。まったく力が入らん。頭の濡れたアンパンマンなみにシナシナワッショイ状態になり、即死寸前で愛宕山にご到着。なんやかんやで無事にここまで来られたことに感謝し、例の階段を下って奥多摩駅に侵入し、電車に乗ってトンズラしました。
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