29日 沢渡〜涸沢(曇りのち吹雪) 30日 涸沢〜北穂〜涸沢(晴天) 1日 涸沢〜上高地(雨) 2日 上高地〜沢渡(晴れ) GW前半、3泊4日で北穂高へ行ってきました。 私にとって初の穂高です。山岳会の強力な先輩方に連れて行ってもらいました。 当初は30日に奥穂ピストン、1日に北穂ピストンからの上高地まで下山する予定でしたが、29日夜に猛吹雪、1日早朝はかなりの強風だったため、リーダーが予定変更して北穂高ピストンのみになりました。 アイゼンもピッケルもフル活用。 初めての本格登山です。 無事に帰ってこれてホッとしています。 今までは、ただただ何も考えず「山登りが楽しい!」という気持ちだけで動いてきましたが 今回初めて、山の恐怖、「常に死と隣り合わせ」なんだということを感じました。 涸沢から北穂までは北穂沢を直登していきます。 歩いている最中、右上から常にスノーボールが転がってきていました。 程なくして別の場所から小規模な雪崩が発生。 雪崩は下の登山道に向かって流れていき、2人が巻き込まれました。 無事に自力で脱出。 10時ころ、山頂に到着。 その後、北穂高小屋で休憩していると 小屋の方から北穂沢で雪崩が発生したとの報告が。 全員自力で無事に脱出したが、下山するときは気をつけてくださいとのこと。 その後来た道を戻りましたが、行きに歩いた登山道はどこへ行ったのか。 途中から北穂沢は全てデブリ地帯になっていました。 涸沢から横尾まで下山する時も、行きとは全く違った景色になっていて驚きました。 木々がなぎ倒され、一面デブリです。 途中、休憩するために止まったりしましたが 内心怖くて、早く上高地に降りたい気持ちでいっぱいでした。 無事に上高地についたところで、先輩の携帯に、私たちの知り合いが雪崩に巻き込まれて亡くなったとの訃報が届きました。 自分の心に追い打ちをかけられたようでした。 ショックがとにかく大きくて、山の恐ろしさをとても強く感じました。 ハマればハマるほどに少しづつ死が近づいてくるようです。 今までのようなハイキングに留めておけば、きっと危険はないかもしれません。 それでもやっぱりもっとたくさんの景色を見てみたいです。 今回の山は、これからどう山と向き合っていくのかを深く考えさせられる機会になりました。 そして、いつも私が「行きたい!」というと連れて行ってくれる先輩方。 初心者の面倒を見るのは大変な事なのに、それでもわがままを聞いて連れて行ってくれることがどれだけありがたい事が気づくことができました。
前夜発。沢渡にて
この公園、足湯があります。
朝5時。釜トンネル開門待ち。
岳沢。天気は曇り。
涸沢をひたすら登って行きます。
ついに到着!予想よりテントは少ないです。
夜ご飯は、私のリクエストでカツ丼です♪とても美味しかった!
翌朝。みんながモルゲンロートを見ています。ちょっと出遅れたかな?(笑)
北穂沢を詰めて、北穂高岳山頂を目指します。雲ひとつない快晴!
前穂の北尾根。
北穂の東陵を登っている方々がいます。
ついに山頂到着
奥穂方面
北穂高小屋の裏から槍ヶ岳。大キレットに向かっていく方がいました。
下山。デブリだらけ。
涸沢カールあちこちで雪崩。
油絵の具を塗ったように見えます。
無事に涸沢カールまで戻って来ました。鯉のぼりが立っていました。
名物のおでんをいただきます。付け合わせはホットカルピス
涸沢カールから下山。
雪崩の跡。
天気もどんより。
徳沢のソフトクリーム美味しかった
最後に振り返る。また来ます!
釜トンネル前の卜伝の湯に入りました!!
洞窟風呂です。
この活動日記で通ったコース
河童橋-北穂高岳 周回コース
- 16:51
- 33.3 km
- 2255 m
- コース定数 64