私は神奈川県民なので丹沢によく行きます。 特に大倉尾根からの塔ノ岳は電車・バスでのアクセスが良いために体力維持のために何度も通った言ってみればホームのような所です。 しかし塔ノ岳を超えて丹沢山・蛭ヶ岳へ行ったことがありませんでした。 西丹沢から蛭ヶ岳を経由して大倉へ下山して百名山はゲットしていましたが。 そこで今回は神奈川県唯一の百名山を改めて登頂しなおしてきました。 とは言え往復24km、コースタイム12時間50分、そして最近疲れの取れないお年頃なのでいろいろ考えてみたが小屋に泊まるお金は無いので日帰りで行くしかない。 下山時には真っ暗になる覚悟ですが、せめてなるべく早くスタートするために夜中に起きてベージュ色のスーパーカブ、ベーカブちゃんで家を3時に出発しました。 5時過ぎに大倉の駐車場に到着、準備に手間取って6時過ぎのスタートになりました。 始発のバスが来る前で駐車場もオープンする前の時間ですがスタートしてみると意外に多くの登山者が居ました。 おそらく24時間駐車場から暗いうちにスタートした人や日曜日なので前日小屋に泊まった人かと思われますが 普段自分の居ない丹沢では思っていたより賑やかな世界だと知り少々驚かされました。 歩きなれた塔ノ岳までの道、その奥の道は思っていたよりもよく整備されていて歩きやすい道が続いていました。 蛭ヶ岳の手前で少々岩場や鎖がありましたが危険な所はほぼなく蛭ヶ岳に到着。 しかし大きく下ってまた登り返す場面が3回あるなど体力的にはかなり苦労することとなりました。 蛭ヶ岳登頂後から15時過ぎに塔ノ岳に戻るころにはヘロヘロ、、 さらに下っている途中にひざ痛発生。。。 そこから先はまさに地獄。 周りはどんどん暗くなりますがひざ痛のおかげで全くペースが上がらず結局18時に大倉に到着しました。 完全に自分の体力に対する過信、慢心でした。
大倉駐車場。 150台、バイクは無料です。 この駐車場のオープンは8時なので車はほとんど停まっていません。
レストハウス。 大倉バス停・トイレ・登山ポスト・靴の洗い場、全部あります。 まだ最初のバスが来る前なので閑散としています。
最初は車道、やがて細い舗装路へと変わっていつの間にか登山道になっていきます。
観音茶屋。 寒い時期はこの辺で体が温まってくるので上着を脱いだりの身支度にちょうど良い。
大倉高原山の家。 2017年11月30日に閉鎖されましたがテント場は今で使える様子です。 再開のめどはたっていないのでしょうか、年々朽ちていっているような気がします。
大倉高原山の家のテント場。 この日は土曜日だったので5~6張りくらいとわりと賑わっていました。 この辺は夏場はヤマビルが多いのであまりオススメできません。
見晴茶屋。 大倉高原山の家のテント場から近いのでトイレだけここを利用するのもありかなと思います。
見晴茶屋までは緩やかな道が続きましたが過ぎると坂が急になっていきます。
駒止茶屋。 小屋の周りと少し先に休憩場所があります。 手前に階段があって息があがった所なので一休みするのに丁度よい。
堀山の家。 飲み物食べ物休憩場所、いつもは休んでいる人がたくさんいますがこの日は時間が早かったのであまりいなかった。
花立山荘手前の急坂。 階段は整備されていますが体力的にかなり削られますがここを過ぎれば塔ノ岳までは厳しい所はないので最後の頑張りです。
急坂で振り返れば秦野市辺りの町、遠くに小田原、そして遠くに真鶴半島・伊豆半島が一望できます。
花立山荘。 夏ならかき氷がおいしいらしい。 食べたことないですけど。
塔ノ岳が見えてきました。 ここから軽いアップダウンを繰り返して山頂へ向かっていきます。
もう何度めかもわからない何回も来ている塔ノ岳山頂に到着しました。 結構人が多いですね。
愛鷹山はよく見えますが富士山は少し隠れています。 風が強めに吹いています。
初めて水場に来てみました。 細いですが十分使えそうです。 ただやはりかなり下ってくるので水の消費の多い夏場以外は担いできた方が良いと思います。
そして初めて塔ノ岳の奥へ。 調べたら塔ノ岳から蛭ヶ岳へ向かうのは初めて。 西丹沢から蛭ヶ岳へ行って大倉へ下りたことはありますが。
見晴らしの良い稜線歩きが多い、そしてよく整備されていて歩きやすい道が続きます。
丹沢山に到着。 ここで記念撮影をして百名山一個ゲットとしている人もいるでしょうが深田先生が目指したのは丹沢山塊最高峰の蛭ヶ岳です。
そしてみやま山荘。 いつか平日に泊まってのんびりしたい。
小屋前の広場。 網で覆われたドラム缶がたくさんありますが帰りに通った時は無くなっていました。
先へ進みましょう。 景色は最高です。
不動ノ峰休憩所。 屋根と壁のある小屋があるので風を避けてちょっと休みます。
蛭ヶ岳が見えてきました。 あともう少しと思いきや大きく下ります。。
蛭ヶ岳を目指して稜線を歩いていきます。
鬼ヶ岩から蛭ヶ岳。 再びの大下りで体力を削られていきますがこれが最後の下り、頑張っていきましょう。
もうすぐ蛭ヶ岳だ!
ちっちゃく小屋が見えてきました!
蛭ヶ岳山荘に到着しました! カレー食べたいですけど1000円はちょっと手が出ないですぅ・・・
蛭ヶ岳到着! 天気が良い!
左が歩いてきた稜線。 そして真ん中奥の高い所が多分塔ノ岳。
今日一日、目を楽しませてくれた富士山。 最後まで美しい。
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