【ZEN to RUN】円覚寺 to 鎌倉アルプス to 江ノ島

2020.11.01(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 4
休憩時間
1 時間 19
距離
28.1 km
のぼり / くだり
621 / 636 m
1 50
7
1 17
33
10
10
3
6
1
55
6
15
1 14

活動詳細

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円覚寺の暁天座禅会にはじめての参加。 朝の勤行を見学して、その後20分の座禅。 無心になれる時間はなによりの幸福。ウェルフェルシア。 座禅を終えて、トレイルに入る。 初めての山道はあまり走ろうという気にはならない。 すべての生命が言い分を持っている。 かつてはトレイルがあったであろう場所に迷い込んだ。地図には階段があるらしいが、それはかつてのこと。 そこをおりると、足利直義という歴史人物の墓に巡り合った。 気になって調べたら、足利尊氏の弟で兄と共に新政の樹立に貢献し、室町幕府の立役者であったが、政治闘争に巻き込まれて、出家させられ最後には毒を盛られて殺害されたという説もある、なかなか壮絶な人のお墓であった。彼は禅師・夢窓疎石と問答をしていて、『夢中問答集』としてそれがまとめられている。 久しぶりにお墓をまじまじと観ていると、これは沈黙のモニュメントみたいなものなのだとおもった。 すべての生命が言い分を持っていて、それを腹の内に秘めたままこの世をさっていくのだから、お墓が必要になるのだ。 「墓などいらない、鳥葬でいい」などと言う人がいる。それは言いたいことなど何もない、あるいはこの世に未練を持ちたくないと願う心の現れだろうと思う。しかし、残された人はあなたの言い分を汲み取ろうとして何かの形を残してしまう。それはゴーストの問題で、脳内に発生してしまうバグのせいである。 衣張山で鎌倉アルプスを終えて、由比ヶ浜に向かって歩いた。晴れた日の海沿いは本当に綺麗だとおもう。 江ノ島まで、ロードを行くのに少し飽きていたので波打ち際の砂浜や磯を歩いていくことにした。 磯歩きは滑りやすくて危ない。昔の遍路道の室戸から足摺までにある海岸線の道はこんな感じだったのだろうと思うと、とても冒険的でワクワクした。 途中腰まで浸かりながら、なんとか磯歩きをしていたけれど、腰越漁港手前の防波堤がどうにも越えられず、テトラポッドまで磯から沖に向かって泳ぐことになった。バタ足の推進力が弱く、波に戻されて少し溺れかけたが、なんとかテトラポッドにしがみついた。すこし「死ぬかも」って思ったので、泳ぎの練習もしないといけないなと思った。 おそらく「もしかしたら、死ぬかもしれない」という恐れから来る気持ちが気合なのだと思う。 死ぬかもしれないという気持ちを忘れていると、ぬるいと言われる。 別にぬるくてもいいじゃないかと思うが、恐怖とそこから来る気合に触れてみるのも悪くないなとも思う。 こういうことは、誰かが誰かに強制するものではない。気合のない者は、そのゆるさによってで別の世界の可能性を観て感じているし、気合のある者は、ぬるいままでは見えない感じ方をしていると思う。 【後記】 おそらく、足の裏の解放が必要だ。足底腱膜炎について調べた。保存治療をする。 「一番の宝物は、思い出だったり経験になるようなストーリーかな」 自閉症にかんすることを調べる 「自己は関係である」キルケゴール 「エデンは無であり、不安を生む」 楽園の再獲得に向けてby プラトン 適当でいい。 新しい言葉を手に入れる。 場所を移動する。 音楽はそこにあった空気感を。 あのときの時間を。 生きるか死ぬかは一大事ではある。けれど、ある境地に立った人は、窮地にあっても動じることはない。彼らはたとえ天地がひっくりかえっても虚心のままだ。事物の根本に通じながら、外の現象に左右されることがなく、物事の移り変わりを自然に任せ、それでいて本性を失わない。『荘子』(徳充符篇)

活動の装備

  • ナンガ(NANGA)
    Aurora Light 350SDXLT Yellow

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