そうだ、熊野古道を歩こう! 3日前に突然思い立って、中辺路ウォークをやってみました。 中辺路は、田辺から熊野本宮を目指す巡礼ルートで、全長約30数km。 最初は、1泊2日だったら楽勝やん!と思っていたけど、バスの都合でスタートは昼過ぎ。 日没も早いことから不安を覚えて、途中ルートをショートカットして約20㎞を歩きました。 (YAMAPの軌跡はおかしい。そんなに歩いてない) コロナのせいか人気がないのか、2日間で山中で会ったのは数組の登山客だけ。 (熊野本宮近くのルートでは、急に人が出てきましたが) 周囲は幾重にも連なる深い山々、高い木々に囲まれて昼間でも薄暗い山道、 昔の趣きを感じる苔むした石階段、静かで密度の濃い時間を過ごせました。 1日目: 滝尻王子~高原(宿泊;近露) とりあえず近露に民宿を予約し、滝尻王子から近露に向けてスタート。 所要時間はパンフレットによると約6時間半。 最初に300mくらい登り、その後、5,600mの峠を2回ほど超える様子。 唯一エスケープできるポイントは2時間先の高原。 スタートが12時すぎていたので、めっちゃ迷ったが日没後の道がこわいので バスに乗車して近露へ。(栗栖川バス停) 2日目: 小広王子~三越峠~発心門王子~熊野本宮 相方が足の痛みでリタイヤし、ソロ活動に。 最初から1人だと全然平気だけど、急に1人になると少し心細い。 熊野本宮で待ってるというので、待ち時間を短縮するため近露からバスに乗り、小広王子からスタート。 今日のルートは、高低差200㎡くらいの峠を2度越えるだけ。 発心門までは、出会ったのはトレラン男性ひとりと、鹿一匹。 奥深い山の気配に包まれながら、いにしえの時を思い、心静かに歩きました。
滝尻王子から 最初の3,40分ほど急な登りです
木の根が古道っぽい
展望台からの風景
このあたりは車道が近くにあって車からのアクセルが可能っぽい
高原の集落 このあたりには外国人を意識したおしゃれな民宿がいくつかあります。
2日目のスタート:小広王子
山道ばかりではなく、こんな舗装林道に出ることも多々あります。でも車は一台も通らなかった。
苔むした石の階段がいい感じ
紅葉は少しずつ色づいています
台風で古道が一部崩落の危険があるとかで通行止めになっており、迂回ルートが設けられています。
蛇形地蔵 旅人の遭難を防ぐために祀られたという
このあたりは川に沿って歩く
高い木々に囲まれて日差しが入らず、昼でも薄暗い
水場
皇太子(現天皇陛下)行啓の碑もあった
発心門王子 ここから熊野本宮大社の神域となるらしい
船玉神社からの道は通行止めです。
ここから急に人が多くなりました。 バスで来れるからね
しばらくは集落の中を通る道になります
とても人懐こい猫ちゃん
このあたりはよく整備された道です
こうしたお地蔵様があちこちに
日本の原風景といった感じの集落景観です
旅人が熊野大社を望み、有難さに伏して拝んだ伏拝王子。 売店のある休憩所があります。
古道らしい石畳の道
熊野本宮大社に到着!
くろしおはパンダ仕様になっていました。
社内もパンダでかわいい!
くろしおの車窓から