活動データ
タイム
07:36
距離
9.2km
のぼり
924m
くだり
918m
活動詳細
すべて見る荒海山は平成27年9月豪雨やその後の台風被害で入山禁止中でした。それでも別ルート(国道沿チェーン着脱所から戸坪沢ルート)から登っている記録はありましたが、最近は本来の登山口である八総鉱山跡からの記録が増えてきて、ルート案内も整備された様なので行きたいなと思っていました。 問題は、妻には無理だと思うし、ソロでは何かあると怖いなと思っていたら、高校の同級生Sさんが山登りしていてその内一緒に行きましょうと話してたので早速連絡したらOK🙆♂️。Sさんも荒海山は登ろうと思って色んな人に声かけしたけど断られていたそうで、渡に船でした。 郡山で合流し、登山口の八総鉱山跡に向かいますがR352からの入口が荒海川を渡る橋の手前からは通行止で、橋を渡った先で左に折れる道があります。山頂からの下山でお会いした方は、ここが分からず別ルート(戸坪沢ルート)から登って藪で苦労したと言ってました。 八総鉱山跡の工事中建物先の広いスペースに駐車。この先も車で行けますが狭いし駐車スペースなし。最近設置された感じの新しい登山ポスト前に那須ナンバーが止まっていました。先に登っていると安心感が違う。沢沿えを進むと次第に荒れてきて元の林道と沢がどの様になっていたのか分からないくらいに破壊されている。沢を何度も渡渉しますが、コース案内板があるので注意して進みます。右手の沢に登ると尾根への取り付き点です。 取り付きの最初からロープの連続。途中忘れ物をしたのか先行の若者2人を抜いたが、一気に追い抜いて行く。我々は呼吸を乱さない様ゆっくり進む。尾根鞍部に出ると寒い。晴れの予想ですが会津は寒気が入って雲が多くまだ陽射しが弱い。その上に雲のかかっていた山は霧氷で白い。樹林帯のアップダウンを繰り返して進む。山頂が近づいてくるとロープの急登になるが足場が石で滑りやすい。レイングローブでないのでロープを掴むと濡れてしまう。樹林帯を抜け灌木帯に出ると晴れ間が広がって来た。眺望も良く山並みが見えるのが嬉しい。先行の若者2人が下りてきた。もうチョットと手話で教えてくれた。 南陵小屋が見えると直ぐ山頂に到着です。「荒海山(太郎岳)ARAKAIZAN標高1580.4m」と書かれた山頂標識と「大河の一滴 ここより生る」の石碑が迎えてくれた。正面には今年登った高原山(釈迦ヶ岳・鶏頂山)から日光連山、振り返ると多くのピークが連なる七ヶ岳、東に二岐山から那須連峰を眺望できた。三角点は東のピークにある。踏み跡はあるが笹藪に覆われている。朝の霧氷が解けてビショ濡れになりながら何とか行けた。「太郎岳 二等三角点 1580.44m」を確認。福島県側は荒海山、栃木県側は太郎岳と呼ばれている。 山頂に戻り、青空が広がる眺望を楽しみながらのカップ麺とコンビニおにぎりが美味しい。山頂を十分に堪能し下山します。直ぐに登山者が登ってきた。今日スライドしたのは3人で我々を含め5人が今日の登頂者か。樹林帯の手前の眺望地点から西方面の薄っすらと雪を纏った会津駒の山並みが見える。ここからの急な下りは登りより大変です。ロープを頼りに下るしかない。樹林帯のアップダウンから尾根鞍部に入るとポカポカで陽光に輝く紅葉🍁が綺麗です。三角点への藪漕ぎで濡れたズボンも乾いてきた。沢に下りると紅葉の山塊に囲まれた青空が小さくなり黄昏時を思わせる。久しぶりに達成感を味わえた山行を同級生Sさんに感謝です。
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