活動データ
タイム
09:39
距離
17.9km
のぼり
1364m
くだり
1361m
活動詳細
すべて見る※秋の澄んだ空気は良いですね、なので写真多過ぎ、文書長めなのですいません。きがむたらどうぞ。 拝啓、魔女様。 およそ1ヶ月前、突然私の背後に現れた貴女に強烈な一撃をくらわされ、身動きがとれなくなった私は登山口まで来て登山を断念するしかない状態に追い込まれました。 今シーズン指折りにの楽しみにしていた山での無慈悲な仕打ち、何故あの日あの場所だったのかと何度も貴女のことを憎く思ったことか……、がしかし私は間違っていました。この日の為に貴女はあそこまでして私を足止めしてくれた事に今となっては感謝の気持ちしかありません。前回も今回も白い1日でしたが、同じ白いなら今回の方が断然良いです‼️ 一部が恐かったけど…。魔女様本当にありがとうございました。 あの悪夢からおよそ1ヶ月、腰もすかっり良くなってきました。本格的に雪が振りだす前の11月上旬迄に、もうワンチャンあるとはずと諦めずに機会を窺っていました。そんな今週末は久々に全国的に穏やかな天気に、苗場山も気温はちょっと低いが日中終日晴れマークで風も穏やか、確認できた苗場山の最新の日記でもこの間降った雪もすっかり溶けたようなので、このラストチャンスを逃すまいと因縁の祓川駐車場を目指しました。 自宅を出ると雨も確認すると局地的なようなので気にせず向かいます。三条付近からは雨も上がったのですが今度は小千谷付近から奥に白い山がチラチラ…、堀之内まで来ると目の前に白い越後三山……、八海山で白いので苗場が白くないわけがありませんよね💦 前の晩気温が下がり降ったようです。気温が低いのは知っていたので防寒対策してきましたがここまで白いとは、前回はガスで真っ白、今回は雪で真っ白な苗場山となりました。 この山最大の難所は何と行っても登山口の魔女、今回は背後にも気を配りながら無事何事もなく登山靴を履くことが出来ました笑。 和田小屋まで舗装路を登ります、途中で振り返ると前回は全く見えなかった越後三山に巻機山から朝日岳の雪化粧した山並みが一望できました。越後駒と中ノ岳、朝日岳は雲のなかでしたがそれでも十分です。 和田小屋を過ぎゲレンデを横切ると樹林帯に入り本格的な登山道となります。大きめの石が目立つ不安定な足場に数センチの新雪の嫌らしい雪の付かたで終始登りづらくまた、帰りが不安です。時折出てくる木道も後発組の自分が歩く頃にはすっかり圧雪木道に仕上がってます💦 下ノ芝を過ぎると笹とオオシラビソの林となり、火打山以来のオオシラビソの良い香り感じながら登り中ノ芝までくると視界も開け、八海山から赤城山まで見渡すことが出来ます。特に新潟県の山々はうっすら雪化粧し綺麗でわかりやすいですね。 狭い神楽峰には人が多かったので帰りに立ち寄ることにして足を止めず先へ、神楽峰を過ぎると苗場山がやっと姿を現しました。苗場山との鞍部まで一旦下り、ここから標高差200mほどの岩場混じりの急登の登り返しです。 しかもこの斜面終日日当たりが悪いようでキックの効かない薄くカチカチの圧雪&岩はツルツル💦チェーンスパイクを玄関に置いてきたので帰りはかなり恐く、ちょっとした段差も腰を下ろし丁寧におりました。 急登を登りきった先の山頂湿原も勿論真っ白で池塘も凍結してます。1度山頂に立ち寄り、空いてるベンチでお昼にしました。お腹一杯になり、雲一無い穏やかな青空の下しばしゆっくり眺めを楽しんで帰ろうとしたところで、噴煙を上げている浅間山に気付き小赤沢コースの方へ進むと木道の雪が溶けて乾いて歩きやすい状態になっています。 それを見てこれなら龍ノ峰まで行けるのではと、開始直後に一旦諦めていた龍ノ峰が頭をよぎってしまいました。 迷ってる時間が勿体ないと気付けば龍ノ峰へ足が向いてました。小赤沢分岐を過ぎると人通りが少ないために木道に雪がこんもり、なので苗場神社に参拝後ザックをデポしてサラサラのパウダースノーを楽しみながら龍ノ峰へ、三角点まで行きたかったのですが流石に時間が無いのでヤマップの山頂マーク付近でだいたいここらが龍ノ峰と言うことにして直ぐ様引き返します。 帰りは苗場神社に今年初の雪だるまを奉納していきますが、1体奉納して帰りかけたとこで、どおも1人では寂しげに見えもう1体奉納して帰ります。また、小赤沢分岐まで戻ったところで北アルプスが綺麗に見え眺めだす始末…。そんなこんなですっかり静かになった苗場山を後にしたのは2時半過ぎ、雪だるま作ってる時点で諦めてたので焦らず安全優先で下山しました。 山頂直下はツルツルゾーン、鞍部は泥濘ゾーン、神楽峰の登り返しは沢化ゾーン、神楽峰以降ツルツル、泥濘、沢化各ゾーンを繰り返しながら下ノ芝でヘッデン投入し、気付けば綺麗なお月様、またなんちゃらムーンの日でしょうか?(下山後調べたらやはりそうでした、ハンターズムーンで、今年一番小さな満月だったそうです。) 何度か思いの外深くなっていた沢化ゾーンに足を突っ込み両足浸水を許すも、慎重下山し、転倒することなく無事にゲレンデまで戻ってきました。 和田小屋からは月明かりが綺麗だったのでヘッデン消して、月明かりを楽しみながら車まで戻りました。 街道の湯で汗を流して小出に立ち寄りトンキーで食事をしようと向かいましたがラストオーダー終了…、でもせっかく小出に立ち寄ったので湯之谷の苗場山神社の分家に無事に下山出来た御礼して帰宅しました。 草紅葉は微塵もありませんでしたが、こんな素晴らしい条件下で登れる方が貴重なので得した気分ですし、三角点はいつの日かですがそれでも一応龍ノ峰も踏めたので次回は心置きなく霧ノ塔や小松原湿原に向かうことができますね。 今年登りたい山の鳥海山、三岩岳、苗場山、三者三様でいずれも無事楽しめて良かったですね(^_^) 最後に登山口の魔女様もし、また足止めするようならば次回からは『登山靴忘れた』位の方法にしていただけると助かります、腰はちょっと(笑) そして本当に素晴らしい1日をありがとうございました。
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