栃木県ハイク 秋の終わり半月山

2020.10.31(土) 日帰り
もみ
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待ちに待った土曜日を迎えるにあたり、 仕事は為し終えたい。 金曜の夜、帰宅は遅くなった。 遅い夕飯とお酒。 お酒は弱いので呑むのは少しだけだ。 1週間の自分を慰労する。 そして明日はどこに行こうか、 紅葉はもう一度見たい。 あれこれ考えているうちにほろ酔い のまま眠りに落ちる。 前置きが長くなった。 寝過ごした。 数日前から山に雪が降るようになった。 行動範囲が日を追うごとに狭くなる。 今年の登山が終盤に差し掛かっている。 冬は近い。 今日はどこも天気が良さそうだ。 男体山を見る事ができる社山を目指す。 社山は去年もいったのだが、途中で 折り返した山だ。 今年はルートを変えて登ろうと考えた。 いろは坂に差し掛かると渋滞だ。 紅葉を観に訪れる人は多く、道は動かない。 こんな時はそう。朝食だ。 今日は前日仕込みのちまきだ。 もち米のねっとりした食感に、鶏肉。 八角の香りもいい。 紅葉を車窓から眺め、ちまきを頂く。 これだけでも幸せだ。 お腹が満たされると眠気がやってくる。 そんな時は歌を聴く。 雰囲気のいい洋楽を聴きながら。 歌詞もわからないので雰囲気で口ずさむ。 これで眠気をやり過ごす。 中禅寺湖に着くが、駐車場はどこもいっぱいだ。 このままでは、日が暮れる。 ルートを変更して登ることは諦め、 前回と同じルートとする。 半月山の展望台から八丁出島、 男体山を眺める。 今日は湖面の青さが清々しい。 しかしこの山の好きなところはこの先だ。 山々が独自の色を発色し、輝く。 平坦な道を歩いてると獣の臭いがしてくる。 帰りに通る時間が気になる。 前回、熊に会ってから敏感だ。 社山に行ったら、帰りは16時を過ぎる ころ、ここを通ることになる。 峠に着き、ルートを悩む。 今回も社山は諦め、八丁出島の横へ 向かうことにする。 この道はなんとも静かだ。 出会う人もなく、聞こえるのは 自分の歩く音のみだ。 静かな時を過ごすのはいい。 自分の心の声がよく聞こえるからだ。 そして次第に心の中が整理されていく。 湖畔に到着する。 男体山を眼前にゆっくりとした 時間が流れる。 静かな湖の水の音。山に落ちる影の移ろい。 こんな場所で昼食だ。 今日はインスタントの塩ラーメンだ。 これにあらかじめ切っておいたキャベツ。 火が通ったら生卵を落とし、ネギを散らし、 少し待つ。 やはり肌寒いなかで暖かいものを食べる のはうまい。 だいぶゆったりした散策だ。 帰り道、日が傾いてくると、牡鹿の鳴き声 が響きはじめる。 獣が動き出す時間が近づいてきた。 熊鈴はまた買いそびれてしまっていた。 コッヘルと自宅の鍵を使った即席の鈴で 代用することにした。 鈴と違った乾いた音に趣きがある。 傾いた日に照らされる紅葉はやはりいい。 癒されながらの復路だ。 ここは奥日光が近い。 つまり大好きな硫黄泉がある。 入る湯は、前回も行った湯にした。 ここの宿は日帰り客には冷たい。 何をしにきたと言わんばかりの感がある。 ただし、湯は最高だ。 ここは露天風呂がかけ流しで熱い。 湯の花が舞い踊る。 ゆっくりと体をほぐす。 そこに、私の父より少し若い御仁が 入ってきた。 この御仁、北海道から夫婦二人旅で 来られたそう。 一年前から計画し、楽しみに来られた。 楽しさが顔から溢れ出ている。 そして、助言も頂いた。 足が悪くなると色々できなくなる。 元気なうちに色々行くといい。 何気ない一言だが、すごく大事な事を 言っていただいた気がした。 最後に硫黄の湯を身体に塗り込む。 これでお肌はすべすべ間違いなしだ。 帰り道のいろは坂。 色は匂えど散りぬるを。 華やかさもやがて散りゆく。 冬は近い。

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