ハイマツ地獄。無意根山

2020.10.27(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 2
休憩時間
1 時間 1
距離
16.7 km
のぼり / くだり
948 / 949 m
25
52
1 45
4
3
1 12
43
21

活動詳細

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てんくらはA。 天気予報も申し分なし。 というわけで前から気になっていた無意根山へ。 山頂辺りは雪が積もってるらしいけど、 まだ深くはないだろうし大丈夫。 ただクマの多い山域なので、 ソロのワタシはそこが一番気がかりではあるが… 林道を進んですぐに二匹の鹿。 次いで大きな雄鹿が林道上に現れる。 立派な角を携えてゆっくりワタシに迫ってくる! え?ヤバイ? しかし幸いにも奴は森へ去っていった。 いやはやビックリしたわ! 心臓飛び出るかと思ったよ笑。 しばらく進むと今度は雪上にクマの足跡。 結構大きい笑。 でも今日の跡ではない。 慎重に登山道を進む。 その痕跡はしばらく続いたが、 無意根尻小屋のところで消えた。 そこから前進し、 山頂が近くになるにつれ 雪が深くなり足が重くなる。 やがて、登山道はハイマツで覆われ前進もままならなくなる。立ったままでは進めないので四つん這いを強いられ、しかも湿った雪で全身びしょ濡れになる。 グローブもパンツも濡れて冷たい。 想定外のアクシデント? いやワタシの考えが甘い? まさかこんなになるとは思わなかった笑 山頂で上半身だけ着替えて下山開始。 下りは湿った雪に足がとられて滑りまくり。 不用意に足を乗せた板が滑り派手に尻もち。 そして泥の上にさっきはなかった大きな足跡。 それがワタシと同じく登山道を下っている。 森の中では鹿が甲高い鳴き声をこだまさせ。 まさにここはネイチャーランドなんだぜ。 オマエが侵入者なんだからなと、 野生たちがワタシに何度も緊張を強いる。 雪まみれ泥まみれ、そしてクマと鹿。 それでもなんとか無事に下山できましたよ!!笑 いろいろあって緊張したけど、 これくらいアクシデントってほどでもないか。 想定外じゃない、想定内なんだよな。うん。 いやはや楽しかった! 今日も山に感謝ですね。 皆さん無意根山は野生動物と泥とハイマツに気をつけて。

無意根山 第二ゲート前からスタート。
たぶん本日一番乗り。
でもこの山は先行者がいた方が心強いなぁ笑。
第二ゲート前からスタート。 たぶん本日一番乗り。 でもこの山は先行者がいた方が心強いなぁ笑。
無意根山 林道を進んですぐに小鹿と雌鹿に遭遇。
距離にして約50m。
しばらくお互いにらめっこ。
やがて二匹とも森へ消えていった。
林道を進んですぐに小鹿と雌鹿に遭遇。 距離にして約50m。 しばらくお互いにらめっこ。 やがて二匹とも森へ消えていった。
無意根山 しかし!
すぐさまでっかい雄鹿登場!
距離にして約30m。
なんと、この鹿はジリジリとワタシに迫ってきた!
え?え?えーっ!?
どうするべか?
幸いにもこの鹿は踵を返して森へ消えていった。
よかったぁ、
ほんとビックリした。
しかし! すぐさまでっかい雄鹿登場! 距離にして約30m。 なんと、この鹿はジリジリとワタシに迫ってきた! え?え?えーっ!? どうするべか? 幸いにもこの鹿は踵を返して森へ消えていった。 よかったぁ、 ほんとビックリした。
無意根山 林道をテクテク進んで宝来小屋。
ここから登山道となるみたい。
ちなみに入山届にはこの二日間入山者なし。
不意の鹿との遭遇に始まった本日の登山。
でも今日はまだまだいろいろありますよー笑。
林道をテクテク進んで宝来小屋。 ここから登山道となるみたい。 ちなみに入山届にはこの二日間入山者なし。 不意の鹿との遭遇に始まった本日の登山。 でも今日はまだまだいろいろありますよー笑。
無意根山 無意根山の登山道は難所らしい難所はない。
急登もほとんどない。
ただし泥々な道が延々と続き、
要所で滑る場所が多々ありました。
無意根山の登山道は難所らしい難所はない。 急登もほとんどない。 ただし泥々な道が延々と続き、 要所で滑る場所が多々ありました。
無意根山 特徴的な枯れ木。
天気は申し分なし。
特徴的な枯れ木。 天気は申し分なし。
無意根山 だんだんと登山道が泥濘と化してきます。
そうゆう場所にはありがたいことに登山者のために木板が配置してあるのですが、これで安心して油断すると滑りますからね!板も固定されてるわけではないから動くし沈みます笑
だんだんと登山道が泥濘と化してきます。 そうゆう場所にはありがたいことに登山者のために木板が配置してあるのですが、これで安心して油断すると滑りますからね!板も固定されてるわけではないから動くし沈みます笑
無意根山 もはや登山道ではなく沢ですね。
サラサラと水が絶え間なく流れています。
もはや登山道ではなく沢ですね。 サラサラと水が絶え間なく流れています。
無意根山 登山道に雪が見えてきました。
登山道に雪が見えてきました。
無意根山 ありがたいですね。
誰が設置してくれたんでしょうか?
なっき橋?なつき橋?
慎重に渡ります。
ありがたいですね。 誰が設置してくれたんでしょうか? なっき橋?なつき橋? 慎重に渡ります。
無意根山 二つ目の橋。
下を流れる沢にはイワナが泳いでいました。
二つ目の橋。 下を流れる沢にはイワナが泳いでいました。
無意根山 大蛇がいるのかい?
この辺りは熊っ気がありそうな地形です。
大蛇がいるのかい? この辺りは熊っ気がありそうな地形です。
無意根山 ふむふむなるほど。
小屋までもう少し。
ふむふむなるほど。 小屋までもう少し。
無意根山 そして現れたのがコレ。
ワタシと同じく登山道を登っています。
たぶん昨日の跡かな?
これが小屋までずっと続いてました。
そして現れたのがコレ。 ワタシと同じく登山道を登っています。 たぶん昨日の跡かな? これが小屋までずっと続いてました。
無意根山 無意根尻小屋に到着。
クマの足跡はここで消える。
やれやれ一安心。
いや、安心ではないな笑。
無意根尻小屋に到着。 クマの足跡はここで消える。 やれやれ一安心。 いや、安心ではないな笑。
無意根山 分岐まであと2キロ。
ここまではさほど疲労感なし。
しかしいろいろ神経使ってそっちが疲れる笑。
分岐まであと2キロ。 ここまではさほど疲労感なし。 しかしいろいろ神経使ってそっちが疲れる笑。
無意根山 立派な山小屋です。
管理されてる方ありがとう。
立派な山小屋です。 管理されてる方ありがとう。
無意根山 中も非常に綺麗。
ストーブ使ったら暖かいんだろうな。
中も非常に綺麗。 ストーブ使ったら暖かいんだろうな。
無意根山 小屋の下にはストーブ用の薪がたくさん並んでいる。
小屋の下にはストーブ用の薪がたくさん並んでいる。
無意根山 がおぉー!!
本物には会いたくないけど木彫りならオッケー。
誰が作ったんでしょうか?
がおぉー!! 本物には会いたくないけど木彫りならオッケー。 誰が作ったんでしょうか?
無意根山 小屋を過ぎるとしばし急登あり。
梯子で階段が作られていますので助かります。
ただし、非常に滑りますが笑。
皆さん気をつけてくださいね。
小屋を過ぎるとしばし急登あり。 梯子で階段が作られていますので助かります。 ただし、非常に滑りますが笑。 皆さん気をつけてくださいね。
無意根山 山頂まであと1.9キロかぁ!
よし、意外に近いぞ。
でもここから結構大変でした。
山頂まであと1.9キロかぁ! よし、意外に近いぞ。 でもここから結構大変でした。
無意根山 だんだんと雪が深くなってきました。
しかも湿った雪なので結構重い。
だんだんと雪が深くなってきました。 しかも湿った雪なので結構重い。
無意根山 おっ、目指すべき山頂か?
おっ、目指すべき山頂か?
無意根山 笹の間の登山道を一歩ずつ雪を踏み締め前進します。意外に進まない。
笹の間の登山道を一歩ずつ雪を踏み締め前進します。意外に進まない。
無意根山 振り返って自分の足跡を見る。
薄別コースからの足跡は不明瞭なものしかなく、
たしかに二日くらい誰も歩いていない感じ。
振り返って自分の足跡を見る。 薄別コースからの足跡は不明瞭なものしかなく、 たしかに二日くらい誰も歩いていない感じ。
無意根山 高度が上がってきて見晴らしが良くなってきた。
空が青い!!
気持ちいいなぁ。
高度が上がってきて見晴らしが良くなってきた。 空が青い!! 気持ちいいなぁ。
無意根山 分岐に到達。
ここで元山コースからの新しい足跡を発見。
どうやら山頂には先行者がいるらしい。
もの好きはワタシだけではなかったらしい笑。
分岐に到達。 ここで元山コースからの新しい足跡を発見。 どうやら山頂には先行者がいるらしい。 もの好きはワタシだけではなかったらしい笑。
無意根山 この手前で先行者が降りてきてスライドする。
ワタシより若い健脚な方。
上下ハードシェルでザックカバー装着。
なんか雪をかぶったみたいにちょっと濡れている?
ワタシはまだこの時点でその意味がわからなかったが、そう、ここからが本日の地獄の始まりだったのです。
この手前で先行者が降りてきてスライドする。 ワタシより若い健脚な方。 上下ハードシェルでザックカバー装着。 なんか雪をかぶったみたいにちょっと濡れている? ワタシはまだこの時点でその意味がわからなかったが、そう、ここからが本日の地獄の始まりだったのです。
無意根山 びっしりと密集するハイマツに登山道が覆われている。腰を低く屈めないと前進できない。場所によっては四つん這いを強いられる。ハイマツに積もる湿った雪がワサワサと降りかかり身体があっという間に濡れてゆく。ここを突破するのがホント大変だった!グローブもびしょ濡れで指が冷たい。心が折れそうになる。
びっしりと密集するハイマツに登山道が覆われている。腰を低く屈めないと前進できない。場所によっては四つん這いを強いられる。ハイマツに積もる湿った雪がワサワサと降りかかり身体があっという間に濡れてゆく。ここを突破するのがホント大変だった!グローブもびしょ濡れで指が冷たい。心が折れそうになる。
無意根山 やっとの思いでハイマツを潜り抜け、
おっ?山頂か?
それより濡れた身体が寒い。
やっとの思いでハイマツを潜り抜け、 おっ?山頂か? それより濡れた身体が寒い。
無意根山 開けてきた。
前方に羊蹄山が見える。
開けてきた。 前方に羊蹄山が見える。
無意根山 三角点到達!
寒い!
長居はできん。
そそくさと上着を着替えて下山することにする。
太もものあたりが冷たい。
三角点到達! 寒い! 長居はできん。 そそくさと上着を着替えて下山することにする。 太もものあたりが冷たい。
無意根山 下山前に触れておく。
下山前に触れておく。
無意根山 カバーをしなかったせいでザックもびしょ濡れ。
カバーをしなかったせいでザックもびしょ濡れ。
無意根山 さようなら羊蹄山。
さようなら羊蹄山。
無意根山 無意根の山頂はなかなか良い眺めだなぁ。
今はゆっくり見てる暇ないけど笑
身体が冷たい。
無意根の山頂はなかなか良い眺めだなぁ。 今はゆっくり見てる暇ないけど笑 身体が冷たい。
無意根山 さらば山頂。
さらば山頂。
無意根山 これですよ。
ハイマツのトンネル。
こんな感じがしばらく続き、
あっという間にびしょ濡れになります。
これですよ。 ハイマツのトンネル。 こんな感じがしばらく続き、 あっという間にびしょ濡れになります。
無意根山 下りは湿った雪に足をとられて滑りまくり。
やっとの思いで小屋まで戻ってきた!
なんか助かったぁみたいな感じでした笑
お腹が空きました。
下りは湿った雪に足をとられて滑りまくり。 やっとの思いで小屋まで戻ってきた! なんか助かったぁみたいな感じでした笑 お腹が空きました。
無意根山 ヒュッテムイネ。
ヒュッテムイネ。
無意根山 まずは身体を暖めねば。
まずは身体を暖めねば。
無意根山 パンツも汚れてこんな感じ。
ちなみにこの時寒くて震えてます笑。
パンツも汚れてこんな感じ。 ちなみにこの時寒くて震えてます笑。
無意根山 コーヒー飲んで少し回復。
コーヒー飲んで少し回復。
無意根山 さて身体も暖まり、腹も満たして下山です。
さて身体も暖まり、腹も満たして下山です。
無意根山 しかしすぐにこんなものがあります。
登りの時にはなかったから、
ほんの少し前に通ったんでしょうか?
この足跡は下山方向へ延々と登山口まで続きました。クマさんも登山道がお気に入りなんだね。
しかし登りも下りも気が休まらないわ笑
短い間隔で笛を吹きながら、
ゆっくりと下山した。
しかしすぐにこんなものがあります。 登りの時にはなかったから、 ほんの少し前に通ったんでしょうか? この足跡は下山方向へ延々と登山口まで続きました。クマさんも登山道がお気に入りなんだね。 しかし登りも下りも気が休まらないわ笑 短い間隔で笛を吹きながら、 ゆっくりと下山した。
無意根山 やっとゲートが見えた!
下山中は何度も鹿の鳴き声が山中に響き渡り、
クマさんの足跡とともに、
まさにネイチャーランド無意根山。
無事に下山できて心底ホッとしたよ。
やっとゲートが見えた! 下山中は何度も鹿の鳴き声が山中に響き渡り、 クマさんの足跡とともに、 まさにネイチャーランド無意根山。 無事に下山できて心底ホッとしたよ。
無意根山 最近お決まりの後ろ姿ポーズ。
最近お決まりの後ろ姿ポーズ。
無意根山 最初からこれを着ていればびしょ濡れにならなかったんだけどね。おつかれ山!!
最初からこれを着ていればびしょ濡れにならなかったんだけどね。おつかれ山!!

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