奥松島・東北自然歩道～鮫ヶ浦・萱野崎へ

昨年初めて歩いた宮城オルレ奥松島コースと東北自然歩道。 今回は鮫ヶ浦・萱野崎を目指して歩いてきました。 出発時点では寒さを感じましたが、その後は陽射しが暖かく汗ばむほど。 青々とした葉に僅かな紅葉を見つけながら歩きます。 大高森山頂でシェルを脱ぎ、鮫ヶ浦へと下りました。 時計回りに嵯峨見台分岐へ。その先の薄気味悪いトンネルを抜けると鮫ヶ浦です。 Googleマップに残る水曜日郵便局はなくなりましたが、その先には白い岩壁に囲まれた穏やか入り江となっていました。 交通の便が悪く、震災以降使われることがない漁港。錆びた碇と船着き場のレールが放置され廃墟感が漂います。 独り秘境のような場所に迷い込みましたが、釣り客とテント泊の方々がいて寂しさはありませんでした。 海沿いあるあるのアップダウンを繰り返して、続いては萱野崎へ。 歩く人がいない東北自然歩道は蜘蛛の巣を払うのに大変でしたが、それに藪漕ぎと急斜面登りが加わり、途中で心が折れそうになります。 地図と赤テープを頼りに我慢して進むと、展望が開けて萱野崎に到着。 崩落の危険があり先端まで歩くことはできませんが、撮影しながら暫く眺めていました。 ゴミが散乱する乙女ヶ浜で昼食休憩後は、オルレコースと合流して大高森を再び目指します。 未踏の尾根コースを歩き、青空が広がる山頂から出発時と変わらない風景を眺めてトレイル終了。 距離の割には、蜘蛛の巣、藪漕ぎで神経をすり減らし、疲れた山行となりました。