🍁谷川岳 2020-10-24

友人と2人で土合駅出発で西黒尾根ルートで登り，山小屋に宿泊し天神峠経由で田尻尾根ルートで下山する，「ゆっくりまったり登山」をしました． 目当てはなんと言っても紅葉． 週末はちょうどブナとモミジが赤く色づいており，ありがたいことに日中の天気にも恵まれ超紅葉日和でした． 谷川岳ロープウェイが運休ということもあり，紅葉日和にも限らず登山者はかなり少なめとのこと． 山行中ふと目線を上げると目の前には息を飲むような景色が広がり，終始テンションが上がりっぱなしでした． 西黒尾根は日本三大急登の１つと呼ばれるだけあってかなり急な勾配の岩場が続きます． 鎖を使わないと登れない箇所が何箇所かあり，自分がこれまで登った山々の中ではいわゆる「難易度」が最も高いと感じた道でした． 山小屋(肩ノ小屋)には昼前に到着し，お昼を食べ，宿泊予定だったので荷物を置いて，トマの耳→オキの耳 と登頂しました． 小屋に戻ってビールをキメて，あとは夜までゆっくりまったりします．小屋番のおじさんがすごく気さくな方で，面白い登山の経験談をたくさんお話してくださり退屈しませんでした．ちなみに小屋は10/26をもって本年度の営業を終了するとのことです． 16時頃から翌朝にかけて山頂付近では雪が降り，7時前に出発する頃にガスガスで外気温-5°と寒かったので心配したものの，30分も天神峠方面に向かって下山するとガスも晴れ，太陽も出てきてすっかり温まりました． 天神峠までの道中，雲の切れ目から朝日が差し込む「エンジェルラダー」が綺麗に見える箇所があり，紅葉で色づいた山々を照らす様はまさに神秘的でした． 天神峠に到着する頃にはすっかり日も登り，コーヒー休憩を挟んで田尻尾根方面へ出発． 田尻尾根は，地面が粘土質で滑りやすいという事前情報があったので，傾斜は比較的緩やかではあるものの警戒しながら歩きましたが，地面がかなりぬかるんでいて何度も滑って転びました． 転んでも危なくはないですが，ドロドロにはなるので着替えは必須ですね． 全体を通して登りごたえがあって，かなり満足度が高かったです．コース的には日帰りでも行けそうではあったものの，紅葉目当てだったのもあり1泊しないと撮れなかった景色もあったので個人的には正解だったと感じています．次に登るなら夏の顔が見てみたいですね． ---- 下山後は，「湯テルメ谷川」温泉で2日分の汗を流し，谷川岳ドライブインまで戻り「赤城牛ステーキ」(税抜き1800円)をいただき幸せになって帰路につきました☺️