オロ山。
背丈ほどのナゲ薮の中に、山銘板。 戻る 次へ

皇海山·中倉山繋ぎでクラシック‼️の写真

2020.10.24(土) 08:08

オロ山。 背丈ほどのナゲ薮の中に、山銘板。

この写真を含む活動日記

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36.9 km

2961 m

皇海山·中倉山繋ぎでクラシック‼️

皇海山・袈裟丸山・庚申山 (栃木, 群馬)

2020.10.24(土) 日帰り

日本百名山「皇海山(2144m)」 皇海山は、古来から修験者の道として、深田久弥も歩いたとされる、 栃木県側から登る、通称「クラシックルート」と呼ばれるコースで登るのが伝統的らしい。 しかし、このルートは距離が長く難路もあり、関東屈指の道迷い遭難多発地域でもある。 栃木県のグレーディングでも、最高難度の「7D」となっている。 近年開拓され利用者が多いのは、群馬県側の不動沢から登るルート。 2019年の台風19号により、群馬県側の林道が崩落し、不動沢登山口までのアクセスが寸断されてしまった。 林道は再整備の予定も無いらしく、事実上廃道となった。 皇海山は、この不動沢コースを使えば、標高差や距離が短く、初心者でも比較的簡単に登れるはずの山だった。 眺望も無い地味な山だが、名は百名山の一つ。 例年多くの登山者で賑わっていたようだ。 この時期の百名山ともなれば、通常どこも混雑は避けられないもの。 不動沢コースが使えなくなった皇海山。 今年から、簡単に登ることが不可能になり、初心者を寄せ付けない山となった。 人も少なく、とても静かな山でした。 と、言うことで。 久々の週末秋晴れ、と来たら! 一度は歩いてみたかった「皇海山クラッシックルート」だ。 「国民宿舎かじか荘」から登るのが一般的だが、少し距離を伸ばして、中倉山経由でチャレンジしてみた。 出発は3時の計画でコンパスに提出。 かじか荘に車を止め、ナイトハイクで「銅親水公園」までロード歩きをし、中倉山登山口あたりで夜明け予定の山行計画だった。 ところが2時間の寝坊💦をしてしまう。 山道のナイトハイクは避けたかったので、急遽「銅親水公園」に車を止めスタートとした。 なんとか予定通り、中倉山登山口付近で明るくなってきた。 中倉山の稜線歩きを楽しみ、沢入山までたどり着く。 沢入山までは、過去に歩いたこと有る一般登山道である。 その先、沢入山から庚申山間は、地図に載らないバリルート。 バリルート区間は、熊鈴4つにラジオ最大音量、時々笛を吹きながら歩いた。 幸いにも、熊に遭遇すること無く通過できた。 バリルート区間にある藪こぎは、前日の雨と朝露で濡れる対策として、ゲイターとレインパンツを持ってきていた。 しかし、ザックを下ろして装備するのが面倒になり、結局ズボンを濡らしながら歩いていた(笑) 朝の気温は3度台。 風もそこそこ吹いていたので、運動していても、手先から冷えてくる。 順調にバリルートを踏破し、庚申山にて通常ルートに合流。 ホッとするのも一瞬だけ。 庚申山から先の鋸山までは破線ルート、つまり上級コースとなっている。 こちらも部分的に薮で覆われていたが、目印は豊富。 笹も一部刈られていて、ある程度の整備は行き届いているようだった。 核心部の鋸山は、新しい鎖が掛けられていて、栃木県は山の整備に積極的な様子。 岩場は少し濡れていたが、それなりの難易度もあり、楽しめる程。 最初の鎖場の下降は、北アルプスのジャンダルムより難しいかもしれない! いくつもの小さな尖った峰を超えていくと、鋸山の頂上に着く。 その名の通り、鋸刃のような山だった。 鋸山から目的の皇海山を望む。 近いようで意外と遠く、起伏もかなり大きいようで気が遠くなりそう。 鋸山からは予想通り、大きく標高を落とした。 皇海山への登り返しは、意外な急登にペースが出ない。 約1時間かけて到着した。 皇海山山頂は、噂通りの眺望無し。 地味~な山。 そのため、長居する人も居ない。 今日は、秋晴れの紅葉登山シーズン。 ココは、百名山の穴場?かと思うほど(笑) 山頂で昼食のパンを一つ平らげ、早々下山に向かった。 下山ルートも、鋸山までは重複となる。 あの尖った鋸山まで、登り返しのきつい試練に心が折れそうだった。 鋸山からは、六林班峠経由で下山。 六林班峠までも、踏み跡と獣道の見分けがつきにくい箇所あり。 薮こぎも多少有るが、こちらも草刈りされていて歩きやすい。 六林班峠から先は、同じ景色が続く長い樹林帯に飽きてしまう。 崩落や、小さな渡渉、踏み跡がわかりにくい箇所も多数。 途中にある「天下の見晴」にも寄る計画だったので、360度の景色を楽しんだ。 日が暮れる時間帯も近づき、予定通り林道部分でナイトハイクとなった。 途中、雨が降ってきたが、20分ほどで止んでしまった。 前日の天気予報では、1日晴れだったような? もう少し日が長ければ、備前楯山のオプションも追加したかったが。 夜景が期待できる山でも無く、そのまま銅親水公園への長いロード歩きとなった。 夜に始まり、夜に終わる。 この時期のロングは、こうなってしまいます。 ※軌跡を見返してみて、何かの動物的な形に見えるような、変な形になりました(笑)