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京都一周トレイル~3分割ソロで完結!③伏見稲荷から大比叡までの写真

2020.10.24(土) 16:01

琵琶湖が遠望できます

この写真を含む活動日記

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30.4 km

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京都一周トレイル~3分割ソロで完結!③伏見稲荷から大比叡まで

京都一周トレイル (京都, 大阪, 滋賀)

2020.10.24(土) 日帰り

 ひたひたと、今年の4月から計画を練っていた山行があった。 ずっと同行者には息子をあてにしていたが、「俺ムリ、足痛くなると部活に差し支える」と言われたときから、ふっきれてソロで行こうと決めていた。  京都一周トレイルを3分割して、残り1ルート、「東山コース」。伏見稲荷駅から、清水山、大文字山を経て、比叡山のケーブル比叡駅までの約24.6キロ、トレイル標識東山74番までのルートである。  今年春に、東京の『山の上のまっちゃん』に同行、挑戦させてもらった京都一周トレイル3分割。 そのうちの2つは、彼の2,3日目の連続日程で、一緒に終えていた。 自分のレポは、これである。まだまだ、今に比べると、脚力がだいぶ無かったように思える。  京都一周トレイル~3分割に挑戦!①比叡から京見峠-2020-03-22 https://yamap.com/activities/5923169  京都一周トレイル~3分割に挑戦!②京見峠から上桂駅-2020-03-23 https://yamap.com/activities/5929073  以下は、その、まっちゃんのレポ。三日連続での完歩、それも、夜行バス明けの出発で、怒涛の94.5キロ。 https://yamap.com/activities/5929081   東京の人なのに大峯奥駈道にも詳しく、日本中を駆け巡っている。今年もすごい山行ばかり。とてつもない人だったのだ。知り合ったのは私の今年の初登り、伊豆の葛城山への質問をしたことから。ご縁とは、不思議で妙なもの。積極的に動くと、積極的な人に会えるものだ。  さて、このトレイルだが、春に、天満橋のジュンク堂で東山コースの地図を購入してから、コロナ渦、真夏の猛暑、といつのまにか季節が巡ってしまい、気がかりながらも据え置いていた山行。  すでに秋になってしまった。それはそれで良かったのは、体力と経験値がいろんな山行で、同行者の方からもらった知恵や自分の試行錯誤の成功失敗経験、判断、それらを重ねて、今回、満を持して臨めたことかもしれない。  昨今の熊事情も考慮して、熊スプレーも購入、ソロには慣れてないビビリなので、熊鈴3つに、ラジオも持った。 最大の難敵は日没時間だ。24日は、午後5時15分に日が暮れる。地図記載の標準コースタイムは全行程10時間45分。それはケーブル比叡駅にある74番ポイントまで。せっかく比叡山にいくのだから、三角点のある大比叡まで、ぜひとも行きたい!!   目標を、8割のコースタイムで設定。15時半ケーブル比叡駅につけば、大比叡までの山頂往復もできる。 まずは自宅を始発で出て伏見稲荷スタートを午前6時15分に設定した。昼休憩は30分間を大文字山で、要所要所で通過目標時間を書き込み、あとはペース配分で余裕をもたせられるようにして、立ち休憩で調整、それを実践するだけ。  大きな不安はソロということだった。伏見稲荷の千本鳥居の赤の連続空間に、いままで変な畏怖を感じてたくらいのビビリ症。アンテナ感度をあげてしまうので、妄想癖もある。でもそれは杞憂に終わった。待ち焦がれていたこの挑戦ができることのワクワクが、気を高ぶらせて、自分のエネルギーを満たしていたのか、すべてがときめく風景に見えるのだ!!  自分の発する『気』が自分でも満ちていて、光の中へ飛び込んでいく感覚だった。  今日の相棒は、なんといっても東山コースの専門地図。迷いやすいところが拡大図で、説明してある。ヤマップの先輩方の参考軌跡の青線をただ、たどるだけでなく、地図は、先ゆく全体を視野にいれながら、今ここに居る、という全体感覚がわかるのがいい。約25キロは果てしない。しかも休憩を30分しか考慮してない理想コースタイム。もちろん山飯は無し、大文字でほおばるおにぎりと、歩きながらの行動食がメインとなった。    登りは基本、軽快に、止まらずに。それでも、目に入ってくる季節の命たちの息遣いに、つい足元に目が留まり、撮影してしまう(^^;)。仕方ない、これが私の感性、山スタイルなのだから~。今回はカシオのデジカメにしたので充電の心配もなくスマホよりサクサク撮影できた。  下り、平地歩行は、できるだけ早足。今まで稲村ヶ岳でバス時間を急いだときに、ながらスマホで転倒したこと、面倒くさがってすべきこと後回しにして気がそぞろになり、これまた連続転倒した兵庫段ヶ峰の思い出。すべて教訓にして、調子にのらないぞ!と自分を戒めて、冷静にペースを進めた。  トレイル標識番号が進んでいくたびに、つぎは?と、ひとつずつ、ワクワク度も増してくる。  山の中に現れる石碑の文章に心うたれ、手を合わす。事前勉強していた瓜生山の三十六童子の像を愛しく思う。古都、京都の歴史的な山道を歩いている実感を、ひしひし味わいながら、「自分とは?」「いつかは、どこを目指してるのか?」と問いながら自然のなかに答えを探してみる。  後半の比叡山の登りをメインターゲットに置いてるので、まだまだいける、という意欲で、思ったよりも疲れが溜まらない。ソロだと、ソロの人が目につく。ゆったりと過ごしてるそれぞれの朝時間。みな自分自身のプロデュースだ。ソロはそれが魅力的。わたしもその魅力にとりつかれてしまったひとり。そして、自撮り写真は、三脚をたてるより、人に頼めば早いことがわかった。    大文字山の山頂に初めてたったときは、感動だった。歩いてきた山の稜線が一望。京都はほんと盆地なんだなぁ、という全景も実感。 今までしたことがない、グループ登山で歩く皆さんを抜かせてもらい、自分のペースを崩さず行く。頭に常にあるのは、『暗い比叡山をソロで歩くわけにはいかない!』だった。5分でも早く、確実な足取りで、歩を進めた。  要所に書き込んだ通過目標時間には、すでに貯金ができていた、いいペースだ!比叡山の登りにとりつくころには、まだ太陽が高かったので人も多く、熊鈴を鳴らしてるのは意外にも私くらいだった。    そして・・・目線のさきに、ケーブル比叡駅が見えてきて、感動の74番ゴール!!やっと・・・ようやく・・・着いた~~!!行けたぞ、あたし!!よくやったわ~!うるうる・・だった。 「山の上のまっちゃん」と同行させて挑戦させてもらった京都一周トレイル、残りはソロで完結できるなんて、あのときは夢にも思わなかった。  目標タイム30分も繰り上げてゴールできたことに、感激だった。これぞ、「やりたかったから、できた」のだ!  自分の中で、精神的な不安が、想像以上になかったことが、助けになった気がする。前へ前へと歩くことに、ただ、自信をもてた。ソロだから?何かあったら?という迷いと邪念とダークな思い込みは消すことで、ストレスないクリアな気持ちを維持できた。  念願の、大比叡にも行って、比叡山のてっぺん、三角点にも、タッチ。達成感、半端ない。  そして、蓋をあけたら、30キロというロングトレイル。自分でもこの到達にびっくりしている。  人間の可能性は、年齢関係なく、だれにでも、開けているものなのだ、と、嬉しくなった。  この場所に、こうして、自分がたててることに、いろんなひとの助けや助言、きっかけをもらえたこと、そして、この身体をくれた両親、守ってくれたご先祖様、この土地に還り、眠っている先人の皆さんにも、ありがたく感謝を覚えた。いろんな学びや発見が、この東山コースを通して、楽しませてくれ、疲れることも忘れさせてくれた。  そして、最後には、自分の意志を運んでくれた靴、そして、足に、ありがとう、と。  無事の下山もでき、自宅につき、また寝たら無事に明日を迎えられることに、さらなる山計画ができることに、ただ、嬉しかった。  最後に・・・今回は、熱をこめたレポになりました、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。  自分でも、写真、こんなに撮るとは思わなかったけど、すべて思いの込めた一枚一枚なので、ほぼ全部アップしました。一期一会の瞬間、忘れがたき思い出です。