四国遍路/松浦武四郎の軌跡を辿る(86番志度寺~87番長尾寺~88番大窪寺)

2020.10.24(土) 日帰り

活動データ

タイム

08:47

距離

25.0km

のぼり

849m

くだり

425m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 47
休憩時間
1 時間 16
距離
25.0 km
のぼり / くだり
849 / 425 m

活動詳細

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四国遍路24日目/2020-10-24 志度の「たいや旅館」の朝食をしっかり頂いて出立。晴れてはいるが長袖、長ズボンでもすこし寒く感じる。昨日参拝した86番志度寺の前を通る。山号は補陀落山であるが、この鬱蒼とした木々では「渡海」はできない。 87番長尾寺まではまっすぐ南進する。すっきりした境内で朝のお勤めをすませた。宿を88番大窪寺の脇にある宿「八十窪」に予約した。「13時にはつくわよ」とのこと。ゆっくり進むことにした。 さぬき市前山の前山ダム湖畔に道の駅「ながお」とその前に「おへんろ交流サロン」がある。ゆっくり展示物をみて、「さぬき市へんろ資料館」の片桐さん(文化財保護指導員)に話をうかがった。松浦武四郎の四国遍路道中雑誌の記録した地名を辿っていると遍路の意図を話すと「松浦武四郎の話をした遍路はあなたが初めて」と驚き、加えて「武四郎は遍路の所作を文献で示した初めての人ではないか」と説明をいただいた。志度寺の話、旦過という遍路地名の話、高群逸枝の娘巡礼記の話などお聞きした。他のお遍路さんも来場するので「詳しくはメールでおたずねします」とその場を終えた。 前山からは「花折山へんろ道」を歩くことにした。峠越えの山道で汗はかくが、土道で足に優しい。幾分登るとおじさんに遭遇。この山5町歩くらいの山主という。「これが、珍しく採れたクリシメジよ」と自慢げに差し出した。「この一帯を遍路の散策できる場にしたい」という。樫村さんは91歳である。志度町の町長を四期やって平成8年に引退したとのこと。「国の効率化もとで合併したが、元気がなくなった」と嘆いていた。 大窪寺についたのは16時になっていた。さすがに結願寺なのか全体の空間に元気ある。宿泊は「八十窪」。有名女将の赤飯とソーメン汁をいただいた。客は四人。東京都、神奈川、大阪とコロナビック3の登場である。逆打ち歩きの人、電動自転車で別格も含め回ってる人、10回以上結願し逆打ちシールを貼って回っている人。90歳ごえの女将は、女子初のプロ野球スカウトとなる乾絵美さんの母である。若女将などと話は弾んだ。明日の最適なルートもみなさんに教えていただいた。 歩く距離は20kmくらいと少なかったが充実した1日だった。

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