07:56
21.0 km
1111 m
久々の珍道中。 in 伊豆
棚場山・魂の山・猫越岳 (静岡)
2020.10.24(土) 日帰り
今回は久々にアオッキーとの縦走だ。 10ヶ月ぶりだ。 GO to travelを利用しての前乗りだ。 伊豆長岡での温泉。 チェックインを済ませホテル指定のやきとり屋さんへ。 久々の会合に話しは弾む。 ほどほどにし、ホテルへ戻り大浴場温泉へ。 ふ〜っ、気持ちいい。 温泉なんていつ以来だろう。 部屋へ戻り飲み直し。 時間を忘れ気が付いたら1時半。 明日朝は6時起床。 慌てて寝た。 朝は昨日の影響で少し出遅れた。 伊豆長岡から修善寺へ移動。 アオッキーは地域共通クーポンの置き忘れに気づく。 『あっ、いけねっ、クーポン忘れた。』 戻る時間はない。 詰めの甘いヤツだ! 修善寺の🅿️へ車を停め、タクシーにて登山口へ移動。 昨日の雨のせいかスタートは足元が悪かった。 風も強く、かなり肌寒かった。 時折駿河湾が見えるが往々にして木々の中を歩く。 途中、『崖崩れあり』の看板があり、アオッキーに『どうする?』って聞くと、『伊豆スカイラインを歩きましょう。』と自動車専用道を歩くことを提案してきた。 『コイツは正気か?そんなヤツ見たことないぞ、引かれたらスーパーマンみたいに空へ飛んでくぞ!』って思った。 それでもアオッキーの言うがまま専用道へ入った。 車やバイクが近づく度に『ウォーン、ウォーン』と唸り音を出して通り過ぎていく。 カーブもキツく、歩いているといきなり現れる。 相手もいきなり我々が出てきてハングオンを起こし直すライダーもいる。 怖かった。 なんとか崖崩れをかわし登山道へ戻った。 そこは風早峠。 駿河湾から焼津、さらに御前崎まで見渡せる素晴らしい場所だった。 笹に囲まれた路を登り、猫越岳まできた。 途中、トレランをしている集団とすれ違った。 30人くらいかな。 羨ましいくらい元気だ。 山中は奥多摩や丹沢方面ではあまり見ない樹木が繁茂していた。 すごく新鮮だった。 また途中に神秘的な池も突如出現し感動させた。 ただ、今回はかなり長い道のりかつバスでの戻りだったので常に時間を気にしていた。 猫越岳で登山計画より30分遅れ。 しかし、少しずつ頑張り最終ポイント滑沢峠で10分巻きまで盛り返した。 『アオッキー、がんばったな。俺たち、休息時間、歩みを早め、すごいよな、俺たち。オジサンなのに。』 『腰も限界、足も攣りそうだから休もう。』 『あと、残り45分だよな。よーし、もう少しだ。』 『休みましょう。わたしも限界です。』 ふーっとわたしはひと息ついた。 アオッキーは登山計画書を眺め最終チェックをしていた。 『すみません。時間を見間違えていました。登山口までが45分でバス停はさらに30分先でした。』 『なっ、なにっ⁈』 『今まで、2時間で30分巻いたものを45分で30分巻けって⁈』 『どうします?それを逃すと次は1時間か1時間半さきになると思います。帰宅も随分遅くなります。』 『ううっー、行くしかないだろ!やれるだけやってみるしかないだろう!』 『自信がないです。』 『このやろーっ!いくぞっ!』 『はっ、はい。。』 休息もつかの間飛び上がり山を駆け下りた。 また、足が攣りそうになった。 これで攣ったら終わりだ。 心の中で攣らないでくれと祈りながら駆け下りた。 とうとう道路へ出た。 振り返りアオッキーに『道路に出たぞーっ!』 時計を見た。 20分巻いていた。 『早くしろーっ!』 わたしはアオッキーを叱咤した。 アオッキーはお腹を揺すりながら彼なりの駆け足で下りてきた。 『さー、バス停までの30分であと、10分巻くぞ!』 『キツいっスッ。』 『お前のチョンボを脚よ折れんばかりに俺もがんばっているんだぞ!いくぞっ!』 『はい。。』 キャンプ場が見えてきた。 車の音が聞こえてきた。 『車の音が聞こえてきたぞ!ゴールは近いはずだ!』 『バスの姿が見えたらバス停に着く前でもタオル振りまわして乗せてもらうぞ!』 『その仕事はアオッキー!お前の仕事だ!』 『とまれーっ!』と。 結果、バス停には2分前に着けた。 あまりの達成感に声を張り上げた。 バス停も写真に収めた。 しかし、バスは15分遅れできた。 アオッキーとの珍道中はまだまだ続く。