大茅尾根からブナ黄葉が見頃の三頭山へ

2020.10.24(土) 日帰り

活動データ

タイム

07:39

距離

12.2km

のぼり

1111m

くだり

1113m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 39
休憩時間
1 時間 38
距離
12.2 km
のぼり / くだり
1111 / 1113 m
59
52
42
2
9
28

活動詳細

すべて見る

三頭山というと、奥多摩の中央に聳える盟主ともいうべき山ですが、都民の森から手軽にアクセスできる観光の山、という変な先入観があって、これまで登ったことがありませんでした。最近になって、奥多摩湖側や小菅村方面からの登山ルートは良さそうでは、と気になってきて、初めて登ってみました。 今回歩いたのは、小菅村の長作公園から大茅尾根で登り、鶴峠に下る周回ルート。このルートを選択したのは、novinovi_andanteさんのレポがきっかけです。いいルートを歩くきっかけをいただき感謝です。 長作公園には、広い駐車場にトイレや洗い場、東屋があり、車利用の周回に便利です。 飯尾―牛飼を結ぶ古道の大羽根峠を経て登った大茅尾根は、いわゆるバリエーションルートになりますが、そこそこ歩かれている感じの踏み跡もあり、危険なところもなく、総じて歩きやすいルートでした。道標等整備できれば、一般ルートにしてもいいくらいのルートですが、登り口へのアクセスが不便なので難しいでしょう。その分、静かな歩きが楽しめます。森の食料不足といわれるこの秋、山の黒い毛並みの住人🐻に出くわさないかとちょっと心配でしたので、鈴🔔は鳴らしまくってましたが😅。登りで使う分には、上を目指して進めばよいですが、下りで使うときには、別の尾根に入り込まないように注意が必要です。 三頭山から鶴峠への下りのルートは、小菅村のトレラン🏃‍♂️大会でも使われるコースで、歩きやすいうえに、上部はブナの大木もあります。人工林の部分は鶴峠寄りの一部だけで、緑豊かないいルートでした。 三頭山の山頂付近は、ブナをはじめ豊かな森が広がり、いい山だと再認識しました。ちょうど山頂付近のブナの黄葉が見頃ではないかと思われます。幸い今年は大きな台風による落葉がありませんので、この先、日を追って、山を下る黄葉🍂を楽しめることでしょうね。

三頭山・槇寄山・土俵岳 上野原から小菅村へ通じる県道18号で小菅村に入ってすぐの長作公園の駐車場。とても広い。
上野原から小菅村へ通じる県道18号で小菅村に入ってすぐの長作公園の駐車場。とても広い。
三頭山・槇寄山・土俵岳 トイレに洗い場、東屋もあって便利です。
トイレに洗い場、東屋もあって便利です。
三頭山・槇寄山・土俵岳 農林予算をふんだんに使われ整備されているようです。草生して使われていないゲートボール場からして、当初の目的はどうなっているか、という感もありましたが、トイレはきれいに保たれていて、ありがたく使わせていただきました。
農林予算をふんだんに使われ整備されているようです。草生して使われていないゲートボール場からして、当初の目的はどうなっているか、という感もありましたが、トイレはきれいに保たれていて、ありがたく使わせていただきました。
三頭山・槇寄山・土俵岳 長作のバス停。予約制の村民バス!村民でなくても予約できるんでしょうか、要調査ですね。
長作のバス停。予約制の村民バス!村民でなくても予約できるんでしょうか、要調査ですね。
三頭山・槇寄山・土俵岳 公園から県道18号を上野原方面に進みます。上野原に入る直前にある道を右へ入ります。ゲートから先は上野原市です。
公園から県道18号を上野原方面に進みます。上野原に入る直前にある道を右へ入ります。ゲートから先は上野原市です。
三頭山・槇寄山・土俵岳 道の先には広い作業現場が。登山詳細図によれば、伐採林集積場とのこと。写真中央右寄りの開けた場所の一番奥の方が取り付き地点です。
道の先には広い作業現場が。登山詳細図によれば、伐採林集積場とのこと。写真中央右寄りの開けた場所の一番奥の方が取り付き地点です。
三頭山・槇寄山・土俵岳 奥に進むと、左手の中腹に踏み跡らしきものとピンクのテープが見えてくるので、適当に上がります。
奥に進むと、左手の中腹に踏み跡らしきものとピンクのテープが見えてくるので、適当に上がります。
三頭山・槇寄山・土俵岳 上に上がって、振り返るとこんな感じ。右手に赤いテープ写っています。
上に上がって、振り返るとこんな感じ。右手に赤いテープ写っています。
三頭山・槇寄山・土俵岳 踏み跡に沿って進みます。ここを直進しても行けそうですが、木に付いている矢印に従って左に折れると踏み跡が続いています。
踏み跡に沿って進みます。ここを直進しても行けそうですが、木に付いている矢印に従って左に折れると踏み跡が続いています。
三頭山・槇寄山・土俵岳 踏み跡に沿って進みます。
踏み跡に沿って進みます。
三頭山・槇寄山・土俵岳 程なく、前が明るくなってきます。
程なく、前が明るくなってきます。
三頭山・槇寄山・土俵岳 大羽根峠に到着。この先の飯尾へと道が通じています。この道は、大正5(1916)年に県道ができるまで、牛飼と飯野の間を結ぶ峠道として利用されていたそうです。バス利用の方は、飯尾から大羽根峠を経由して大茅尾根を歩かれている方が多いようです。
大羽根峠に到着。この先の飯尾へと道が通じています。この道は、大正5(1916)年に県道ができるまで、牛飼と飯野の間を結ぶ峠道として利用されていたそうです。バス利用の方は、飯尾から大羽根峠を経由して大茅尾根を歩かれている方が多いようです。
三頭山・槇寄山・土俵岳 今回確認したかったのが、この石碑。
今回確認したかったのが、この石碑。
三頭山・槇寄山・土俵岳 天保八(1837)年、と刻まれています。この地で落命した僧侶を供養するために置かれたとか。古い道であることを静かに物語っています。
天保八(1837)年、と刻まれています。この地で落命した僧侶を供養するために置かれたとか。古い道であることを静かに物語っています。
三頭山・槇寄山・土俵岳 新しい手製の地名案内標があります。言われなければわからないような小さな峠ですが、古の人の営みに思いを馳せ、味わいのある場所だと思います。
新しい手製の地名案内標があります。言われなければわからないような小さな峠ですが、古の人の営みに思いを馳せ、味わいのある場所だと思います。
三頭山・槇寄山・土俵岳 峠の北側に巨木が2本。大茅尾根はこちらを登ります。
峠の北側に巨木が2本。大茅尾根はこちらを登ります。
三頭山・槇寄山・土俵岳 上からツイン巨木を見て。峠から南へ反対側を登ると、殿平(でんでいろ)と呼ばれる878mのピークに続きます。NHKの放送設備が鎮座しているようです。
上からツイン巨木を見て。峠から南へ反対側を登ると、殿平(でんでいろ)と呼ばれる878mのピークに続きます。NHKの放送設備が鎮座しているようです。
三頭山・槇寄山・土俵岳 少し上ると、また巨木。折れたか、あるいは、伐採された後、途中から3本の芽が出てきたのか、3本の木が根元で合体したのか、不思議な形態です。
少し上ると、また巨木。折れたか、あるいは、伐採された後、途中から3本の芽が出てきたのか、3本の木が根元で合体したのか、不思議な形態です。
三頭山・槇寄山・土俵岳 さらに進むと、更なる巨木が。これは見たことのないような太さです。登山詳細図には「樫」とありますが、「樅(モミ)」ではないかとのことです。
さらに進むと、更なる巨木が。これは見たことのないような太さです。登山詳細図には「樫」とありますが、「樅(モミ)」ではないかとのことです。
三頭山・槇寄山・土俵岳 苔むした見事な根ががっちりと大地を掴んでいます。この根だけでも普通の樹木の幹くらいの太さがあります。
苔むした見事な根ががっちりと大地を掴んでいます。この根だけでも普通の樹木の幹くらいの太さがあります。
三頭山・槇寄山・土俵岳 たくましい大木にすごいパワーをもらった感じになりますね。
たくましい大木にすごいパワーをもらった感じになりますね。
三頭山・槇寄山・土俵岳 まもなく、左手が開けてきます。展望も良い場所のようですが、残念ながら、今日は雲の中。私の好きな飛龍山も見えるらしいです。
まもなく、左手が開けてきます。展望も良い場所のようですが、残念ながら、今日は雲の中。私の好きな飛龍山も見えるらしいです。
三頭山・槇寄山・土俵岳 標高954m、大羽根山。
標高954m、大羽根山。
三頭山・槇寄山・土俵岳 この辺りから斜面も穏やかになります。
この辺りから斜面も穏やかになります。
三頭山・槇寄山・土俵岳 いっぱい落ちているので、森の住人さんが出てきませんように・・
いっぱい落ちているので、森の住人さんが出てきませんように・・
三頭山・槇寄山・土俵岳 少ないながら、ピンクテープも出てきます。
少ないながら、ピンクテープも出てきます。
三頭山・槇寄山・土俵岳 歩きやすいルートです。
歩きやすいルートです。
三頭山・槇寄山・土俵岳 はっきりと踏み跡があるところも
はっきりと踏み跡があるところも
三頭山・槇寄山・土俵岳 密です
密です
三頭山・槇寄山・土俵岳 日差しがあると嬉しい
日差しがあると嬉しい
三頭山・槇寄山・土俵岳 ぼつぼつ黄葉の気配が
ぼつぼつ黄葉の気配が
三頭山・槇寄山・土俵岳 美しいルートです
美しいルートです
三頭山・槇寄山・土俵岳 大羽根峠と同じ製作者さんによる手製の山名標
大羽根峠と同じ製作者さんによる手製の山名標
三頭山・槇寄山・土俵岳 この辺りから、岩が多くなり、やや急登気味になります。
この辺りから、岩が多くなり、やや急登気味になります。
三頭山・槇寄山・土俵岳 黄葉も進んでいますね
黄葉も進んでいますね
三頭山・槇寄山・土俵岳 赤は少ないです
赤は少ないです
三頭山・槇寄山・土俵岳 そろそろ
そろそろ
三頭山・槇寄山・土俵岳 大沢山の道標の真正面に出ます
大沢山の道標の真正面に出ます
三頭山・槇寄山・土俵岳 こちらから出てきました。大沢山は、富士山の眺めのいいポイントのようですが、今日は展望なし。
こちらから出てきました。大沢山は、富士山の眺めのいいポイントのようですが、今日は展望なし。
三頭山・槇寄山・土俵岳 三頭山へ向かいます。いい感じです。
三頭山へ向かいます。いい感じです。
三頭山・槇寄山・土俵岳 避難小屋付近もいい具合に色づいています。
避難小屋付近もいい具合に色づいています。
三頭山・槇寄山・土俵岳 ブナの黄葉が見頃ではないかと
ブナの黄葉が見頃ではないかと
三頭山・槇寄山・土俵岳 見事に直角に曲がりながら大木になってます
見事に直角に曲がりながら大木になってます
三頭山・槇寄山・土俵岳 三頭山山頂、遠望は雲が出ていて少し残念でした。
三頭山山頂、遠望は雲が出ていて少し残念でした。
三頭山・槇寄山・土俵岳 三頭山から鶴峠へ下りました。下りはじめもなかなかの美林が続きます。
三頭山から鶴峠へ下りました。下りはじめもなかなかの美林が続きます。
三頭山・槇寄山・土俵岳 142?mの石柱。牛飼尾根の目印になります。
142?mの石柱。牛飼尾根の目印になります。
三頭山・槇寄山・土俵岳 牛飼尾根へのピンクテープが見えます。
牛飼尾根へのピンクテープが見えます。
三頭山・槇寄山・土俵岳 こちらもいいルートです
こちらもいいルートです
三頭山・槇寄山・土俵岳 これもブナでしょうか。二股に分かれた大木です。
これもブナでしょうか。二股に分かれた大木です。
三頭山・槇寄山・土俵岳 足元もきれいですね
足元もきれいですね
三頭山・槇寄山・土俵岳 振り返って撮影。マップ上では、三頭山北面のトラバースルートになっていますが、足元にはいかにも通せんぼの枝が置かれています。ピンクテープがしつこいくらい、三頭山山頂へと誘導しています。
振り返って撮影。マップ上では、三頭山北面のトラバースルートになっていますが、足元にはいかにも通せんぼの枝が置かれています。ピンクテープがしつこいくらい、三頭山山頂へと誘導しています。
三頭山・槇寄山・土俵岳 向山への分岐点
向山への分岐点
三頭山・槇寄山・土俵岳 同じ地点に新しい道標
同じ地点に新しい道標
三頭山・槇寄山・土俵岳 この先にもブナの大木が
この先にもブナの大木が
三頭山・槇寄山・土俵岳 下から見上げたくなります
下から見上げたくなります
三頭山・槇寄山・土俵岳 快適な道が続きます。
快適な道が続きます。
三頭山・槇寄山・土俵岳 1087m地点近くのあたりから植林帯へ。
1087m地点近くのあたりから植林帯へ。
三頭山・槇寄山・土俵岳 最後に作業道を下ったら、鶴峠から少し下で県道に出ました。
最後に作業道を下ったら、鶴峠から少し下で県道に出ました。
三頭山・槇寄山・土俵岳 しばらく舗装道路を下ります。通行量は少ないのでそれほど不快ではありません。
しばらく舗装道路を下ります。通行量は少ないのでそれほど不快ではありません。
三頭山・槇寄山・土俵岳 「長作観音堂」の立派な標識があるので寄ってみましょう。
「長作観音堂」の立派な標識があるので寄ってみましょう。
三頭山・槇寄山・土俵岳 お堂がぽつんと佇むのみ。
お堂がぽつんと佇むのみ。
三頭山・槇寄山・土俵岳 ふむふむ。重要文化財とのこと。昔はお寺だったようです。
ふむふむ。重要文化財とのこと。昔はお寺だったようです。
三頭山・槇寄山・土俵岳 更に県道を下り、この標識に惹かれて少し進みましたが、滝はかなり先のようなので止めました。整備されている気配もなく、果たして滝まで道があるのか?
更に県道を下り、この標識に惹かれて少し進みましたが、滝はかなり先のようなので止めました。整備されている気配もなく、果たして滝まで道があるのか?
三頭山・槇寄山・土俵岳 県道沿いに見事な廃屋。
県道沿いに見事な廃屋。
三頭山・槇寄山・土俵岳 駐車場に戻りました。
駐車場に戻りました。

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