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蛤山の写真

2020.10.24(土) 08:38

この写真を含む活動日記

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8.9 km

609 m

蛤山

蛤山 (宮城)

2020.10.24(土) 日帰り

蛤山 待ちわびていました、ひさびさの登山! 昨日の荒天からの好天で気持ちが上がるのなんのって。 目標は、南蔵王にある蛤山。地元の人の手で綺麗に整備され、愛されている里山と聞いていたのでずっと行ってみたいと思っていた御山。 登山口で山の兄貴と合流し、7時登山開始。気温は11℃、風は強め。空は高く澄んで冬の気配を感じさせる。 時計回りにコースを進み始めるも、しばらくは集落の中を歩く。そこには清らかな水路が張られ、共同の水場もある。御山からのめぐみはこうして麓に命をもたらしていると感じながら、アスファルトの道はだんだん細くなり、本格的な山道へと変貌してゆく。 黄や朱や茶の落ち葉が折り重なって、道は彩り豊かな毛氈のよう。 その美しさに心を奪われるからか、はたまたそこかしこに生えているキノコの中に、天然ナメコを見つけようとしていたからか、気がつけば山頂。 そこにある小さな祠には、山名の由来となった蛤の貝殻が、登山者か地元の方のいずれかによって一列に並べられている。 この御山の南麓を通る七ヶ宿街道は、その昔、山中の七つの宿場を貫く幹線道路で、出羽の諸大名の参勤交代や、出羽三山詣での人々で賑わったらしい。 今は国道となっている旧街道は、当時の面影を残しており、そのひとつ、関宿付近から北にこの御山を望むと、山頂部がハマグリのように見えるのがその名の由来とのこと。 そこで昨夜作ったスパイスカレーを食し、下山開始。 下り始まってまもなく、大好きな不忘山が眼前に現れる。裾野まで錦を着飾った不忘山は、空の青とのコントラストが相まって、その美しさを際立たせている。 まさかこんなご褒美が待っているとは思わなかったから、そのサプライズに暫し感動。 時計回りコースの下山道、つまり北半分は、階段が整備されたり、森林管理が行き届いているため道端が広くなっており、一周せず、折り返しだともっと気軽に山頂まで行けると感じる。 すばらしい里山、蛤山。大満足です。 登らせていただいてありがとうございました。