四国遍路/松浦武四郎の軌跡を辿る(82番根来寺~香西寺~83番一宮寺~法然寺~)

2020.10.22(木) 日帰り

活動データ

タイム

06:14

距離

20.1km

のぼり

114m

くだり

124m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 14
休憩時間
55
距離
20.1 km
のぼり / くだり
114 / 124 m
3 12
2 32

活動詳細

すべて見る

四国遍路22日目/2020-10-22 ことでんバス停「根香口」から歩く。市街地のヘンロ道は街角散歩のようで楽しい。 住宅街の真ん中に不釣り合いな地蔵堂や細い曲がりくねった一本の土道。時にはホームセンターの間を貫くヘンロ道もある。店員さんにこの道ですよねと問うと「面白いでしょ。れっきとしたヘンロ道。コーンで区切っているのですがね。自由に店内のトイレを使って休んでください。」と笑って話していた。 小さな畑で落花生を収穫していた。「昨日はサツマイモの収穫。ええもんはみんなに配って、残りもんもを家で食べる。身体が痛いがこれが楽しみ」正直もんの老婆である。「次の一宮寺で、御健勝を祈願いたします」といって別れた。途中、香東川を渡るヘンロ道は沈下橋である。小さな丸い「ヘンロ道シール」を頼りに右に左にと進む。 街中のヘンロ道は暮らしに近く、道中談義が弾み楽しい。 今日は83番一宮寺(いちのみや)を正午に納経し、隣の旧国幣中社で讃岐式内二十一社の一つの「田村神社」を参詣した。明治の廃仏毀釈でわけられたかと思いきや、近世になって松平高松藩主が田村神社から一宮寺を分離し札所にしたという。 ただ、武四郎は「八十三番一ノ宮蓮花山大寳院 本社田村大明神 素波久羅大明神社(略)右の五社を祭れり。又別当所とて神毫山蓮花院・・・」と別当寺といて書かれている。 また、武四郎は次に田村神社から仏生山の法然寺に寄っている。高松藩主の菩提寺である。 小雨も上がり、ゆっくりと散策できた。 昨日は「山下うどん店」、今日は「宮武うどん」。うどん県は、どれも製麺所の隣の倉庫で食べてるのがルールなのか。安くて客多蜜。3分ルールでかき込めた。 ここから30分で香川県立図書館と文書館がある。今日の本番はここで香川県の史資料を閲覧すること。文書館で香川県の小字のデータベース化について聞いてみた。「今の段階では、計画もありません」とのこと。対応していただいたのは職員の小野さん。編集子のなまりから「高知の幡多の出身ですか?。私は小学三年まで中村南小学校に通っていました」とのこと。ゆっくり小野さんと話をしたかったが忙しそうで遠慮した。 高知県も公文書館を旧県立図書館に今年発足した。10年位前に松本市文書館(もんじょかん)を訪ねたとき、館長が「もんじょかんと公文書館とは大きく違う。もんじょかんと文書館(ぶんしょ)とも違う」とのことだった。「個人の古文書も取り扱うので文書館(もんじょかん)とした」という。5年前に沖縄県北谷町の職員と友達になった。その町の公文書館は「町民共有の財産を未来に伝えるための施設」として中間書庫(役場職員が使っている公文書を3~5年経過したら市民も閲覧できる制度)を設けている最も先進的な施設だ。早く四万十町も取り組んでもらいたいものだ。 今日は図書館近くのホテル「サンロイヤルホテル」に16時前に着いた。ゆっくりできる。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。