六沢山山頂 戻る 次へ

焼石岳・六沢山・金明水右回りの写真

2020.10.20(火) 12:09

六沢山山頂

この写真を含む活動日記

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08:06

15.6 km

1212 m

焼石岳・六沢山・金明水右回り

焼石岳・兎森山・鷲ヶ森山 (岩手, 秋田)

2020.10.20(火) 日帰り

好天に誘われて、大昔によく登った懐かしの焼石岳を周回してきた。登山指数は昼からAで天気は晴れ、風が少し強かったが、見通しが良くすばらしい眺望に恵まれた山行だった。 中沼登山口の駐車場は十数台程度で、紅葉は少し過ぎたところか、中沼まではゆるい樹林帯を登る。中沼は、周囲の紅葉と相まって美しい。岸からは、横岳が青空に映えてすばらしい。中沼から上沼までは沢沿いを進み、所々古いが木道があるので歩きやすい。上沼を過ぎるとまもなくメインのつぶ沼コースと合流し、銀明水に到着する。登山口から1時間50分の道のりである。 銀明水は、岩の下から清水が湧き出している水場で、コロナの関係でひしゃくは置いてなかった。昔は銀明水の側に避難小屋があったが、今は少し離れたところに立て替えたようだ。しかし、銀明水のダケカンバの巨木は今も健在である。 銀明水から少し上ると傾斜が緩くなり展望が開ける、ここから初めて焼石岳と東焼石岳が望める。ゆるい傾斜をさらに進むと姥石平という平な場所に着く。姥石平には石像が祀られている。姥石平からは更に平坦になり、泉水沼のほとりに出る。泉水沼越しの焼石岳や東焼石岳は、青空と相まってことのほか美しい。ここから横岳と焼石岳の鞍部に出て、頂上直下の急な上りを登り切ると山頂に着く。 山頂からは、横岳、西焼石岳、三界山、東焼石岳、天竺山、姥石平、遠方に早池峰山など360度の素晴らしい大展望を楽しんだ。ただし、風が強く温度計は2度で長居は出来ず、早々に秋田県側に下山した。下山路は途中巨岩帯を通過するので多少時間を要すが、ほどなく9合目の焼石神社に着き、ここを右に折り返すと平坦になり、東焼石岳にルートを取る。東焼石岳との分岐は分かりにくく、多少藪漕ぎを強いられた。 東焼石岳の山頂は広く奥のほうにピークがある、山頂からは、今登ってきた焼石岳や横岳、更にはこれから登る六沢山、天竺山などが良く見えた。ここも風が強く、少し降りたところで風を避けて昼食をとった。ここから六沢山までは下ってゆるい登りですぐの距離である。 六沢山からは、登ってきた東焼石岳、焼石岳、横岳が並んで望める。前を見れば少し遠くに金明水の小屋がはっきりと見え、天竺山が大きく迫る。六沢山から金明水までは、無名ピークと1277ピークを越えるが、いずれも急な上りはなく、快適な尾根歩きで展望が良い、遠方には岩手山が見えた。六沢山から金明水までは、1時間かからない距離である。 金明水避難小屋は、大きな小屋ですこぶる立派、中はピッカピカの綺麗さで、これだけ立派な避難小屋はなかなかお目にかかれない。金明水は銀明水と同様に岩の間から、清水が湧き出ておりとってもおいしい水である。 金明水からの下りは、点線のコースで一般向きではない。沢に沿って最初は降りるのだが、石飛びで右岸に行ったり左岸に行ったり、これを何回も繰り返す。コースに目印はあるのだが間隔が開くとコース上にいるのか不安になる、その時はGPSで位置確認しながら進む。沢筋を離れても踏み跡が不明瞭なところもあり、GPS確認は欠かせない。 金明水から1時間30分ほどで尿前川の徒渉点に着く。山と高原地図によると沢を50m上って徒渉、と書いてあったので登ってみたが徒渉できるところはなく、GPSで確認するとルートを外れている。なんと徒渉点は下流のようだ。下流に下り徒渉点を発見、サンダルに履き替え慎重に川を渡った。 ここから中沼登山口まではわずかに30分足らずの距離で、古い林道に出てほっと一息、足を早め駐車場に到着した。 焼石岳周回コースは、変化に富んだコースであり天候にも恵まれたので眺望が良く、とっても楽しいコースでした。ただし、金明水下山路は、雨、雪解けの増水時には通れませんので要注意です。