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鈴鹿:タイジョウ・イブネ周回-2020-10-20の写真

2020.10.20(火) 11:56

この写真を含む活動日記

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14.6 km

1034 m

鈴鹿:タイジョウ・イブネ周回-2020-10-20

御在所岳(御在所山)・雨乞岳 (三重, 滋賀)

2020.10.20(火) 日帰り

タイジョウ・イブネという雨乞岳の北方にある山域に初めて足を踏み入れた。イブネは山頂が平らでコケに覆われたかのような、素晴らしい雰囲気の場所で、これからも何度か足を向けてみたいなという気持ちにさせられる山である。 先週に続いて鈴鹿の雨乞岳近傍の山である。何時もの鳴野橋に車を置いてフジキリ林道(千種街道)を歩く。桜地蔵を過ぎた所にある避難小屋先の橋を渡った場所からタイジョウから伸びる南尾根に取り付いた。沢の脇から急斜面の灌木が多い尾根を喘ぎながら必死で足を運ぶだけである。タイジョウ山頂下に池があって、ヌタ場のレベルではなく、かなりな大きさの池で季節によっては雰囲気の良い光景を目にすることが出来るかもしれない。避難小屋から1時間45分かかって山頂に到達したが、木々に囲まれて周囲が何も見えないのが難点である。春浅い時期ならば木々の間から遠景が楽しめるかもしれない。当初の計画では佐目峠で昼食をと考えていたが、登山口の鳴野橋への到着が遅くなったのと、タイジョウへの上りに時間が予想以上にかかってしまったので、このタイジョウで昼食とした。 イブネに行くべく稜線を東へ辿ると小さなアップダウンの繰り返しとなり、細い尾根をうんざりしていると北側に崩壊地があって大きく崩れている。その崩れた稜線の端を通過するのだが、近い将来登山道は南側に徐々に後退せざるを得なくなるだろう。稜線が広くなってきて緩やかな傾斜になったら、杉峠、タイジョウ、イブネの分岐である。杉峠側は緩やかな登り、イブネ方向は緩やかな下りで佐目峠に続くようだ。 樹林帯から灌木帯に代わると芝生状の見通しのいい台地になり、そこが佐目峠であった。鎌ケ岳、御在所、東雨乞が良く見える。更に緩やかな登りを続けるともっと広い大地の360°見渡せるイブネの山頂だ。初めてイブネに来たのであるが、これは何度も来たい山の一つになりそうだ。 このイブネや先のクラシの真下には『鈴鹿の上高地』と一部の人たちに言われている雰囲気の良い場所があるらしい。何処から行くかが問題であるが、朝明渓谷から鈴鹿の主稜線を越えて行くか?武平峠から行くか?杉峠を超えるか?神崎川を杠葉尾から遡行するか?困難なコースもあるし、楽なコースもある。何れにしても愛知川の源流である神崎川の最上流であるので、近々行ってみたいものである。 当初の計画ではクラシ、銚子をぐるりと回ってイブネに戻ってから下山であったが、時間的に難しいのでイブネ北峰で帰ることにした。分岐から杉峠を経て、蓮如の小屋で一服してまた林道をトボトボと鳴野橋まで1時間強の散策がつらいのだった。 ”八”、”竹” L