活動データ
タイム
11:11
距離
8.3km
のぼり
1099m
くだり
1099m
活動詳細
すべて見る鹿の一族 🚩3座 紅葉2020 コロナ下にふさわしい不人気山、険し過ぎるのに見た目地味な裏九重 「黒岳・雨堤コース」を探検だ👩🚒 キツイ😵キモイ🧙♂️キケン👺の3Kが揃い、すぐそこに九州イチの山の殿堂が聳え立つ 「え そっち?」の黒岳原生林 黒岳は 九重連山の中で最も新しい火山群で、自然のままの広葉樹林帯は、草原主体の表九重と比較すると 山の緑が殊更深く、黒く見える事から 黒岳 と呼ばれている 法華院周辺の人の往来から遠く 植林もされなかった。北麓や東麓でクヌギやナラの薪炭林として利用されたが、現在は 全国有数の炭酸泉を利用した 2軒の旅館がある程度で この地域の観光資産は 西の 男池湧水群 にある 男池登山口は 平治岳や大船山に登る所と認識されており、男池から黒岳に登る登山者は全体の10%にも満たない 「九重の山々に優劣も好き嫌いもないと言いたい処だが、敢えて言うなら黒岳が好き。ここは登山道が自然の中についている」── この言葉 どこの登山家の名言か? 答えは 私の恩師 福岡のシメオン氏の日記です😅 あえて解説させてもらうと、前文は「九重の山は全てが良い、一山一山表情があり 全てが合わさって九重」という意味です ではなぜ黒岳が好きなのか? Qも 体感しますよ─ ──────♩──────────────────── 今回の動画①。圧巻の紅葉を しっとりと‥ 選曲は、 バッハの フランス組曲第2番(BWV813)より 「アルマンド」 バッハの時代は チェンバロ(=ハープシコード 鍵盤楽器の総称をクラヴィーアと言う)で この曲を弾いていたと思われるが、 この美しいメロディーは 表現力の深いグランドピアノでじっくり聴きたい。デトックス効果のある曲だと思う 動画②は、オマケです。 (無料配布元の YouTubeオーディオライブラリーは、誰でも無料で BGMをダウンロードできる 太っ腹チャンネルです) ──────────────────────♪──── 装備は ヘルメットが必要でした。天狗周辺は 大岩の間をよじ登り次の岩へジャンプする 天活(天狗的活動)になります 岩場が濡れていると命取りです。行かないで下さい 全体的にガレ場が多いので つけっぱなしが良いでしょう ポールを畳む場面は天狗だけで、後は 悪路走破にシングルポールが大活躍します。 ダブルも OK ゲーターは必要です。登山道は不整地と同等 ザレ場が多く、ゲーターなしだと 靴中に土埃や小石が入り、内部の洗濯が必要になります 1:00 起床 2:50 出発 全高速 (夜間工事のため一部下道) 4:35 湯布院IC 5:15 白泉荘🅿️ 5:40 登山開始▶️ 6:23 日の出/17:35 日の入り コースタイム7時間30分 (大船山まで足を伸ばすなら プラス4時間10分) ──────────────♫──────────── ⑴ 白水別れ 5時42分 空は藍色、デイブレイクが始まろうとしている まずは 白泉荘からの登り始め─ 道が三つに分かれた。 林道を道なりに進もうとすると コースオフに気づいた 戻って 2番目の道?を登ると すぐに低木に阻まれ 、 結局最初の分岐に戻り 再び登り始めた(看板があればな) その直後も 曲がり角で不明瞭な道に惑わされ、二度のショートカット。ライトの電池が パワーダウンしている 最初から ザックの中の新品の電池を使うべきだった ⑵ 前岳 1333m 8:00~8:55 水平距離 1400 Mで 標高 600 Mを登る、地図の見た目もなかなかの急登。登山道整備はされているのか、踏み跡薄く 切り返しに乏しく 石がゴロザラと登り辛い 着実に走破する長崎の銀次郎さん 福岡のトムクルーズ M.Iさん、猛者達がみな口を揃えて「九重で一番キツい急登」と言う 私の場合、登ることに集中して いや キツすぎて、キツさや疲れを感じることなく 奴隷気分で登ってしまった 笑 それよりも 荒れ放題の自然の景色が 道迷いを連想させ、それが辛かった…まだ薄暗かったし それでも 高度を上げると稜線は緩やかになり、シャクナゲ園 と看板のある場所以降、苔や木々の深い緑、紅葉の進む軽やかな黄色やオレンジが 朝の訪れとともに 目を親しませた 135分かけて前岳 登頂。早速コースタイムより25分遅れ 3回の道迷いと、ここまで 写真を7枚 動画を8本 撮っている‥ 登りに専念したらコースタイムに届くだろうか‥ 上述の御二人が120分、CT10分遅れなんて ありえない コースタイムが間違っている。早すぎるのだ 元々足が遅い上、動画に本腰を入れてから コースタイムより遅れるようになってしまった タイムを競う スポーツ的要素が損なわれている‥ これでは九重117が遠のいてしまう…文武両道は難しい笑 狭い前岳山頂で 早い朝食を取り 熱い紅茶を沸かす 次の難所に向けて エネルギー補給と 荷物を軽くする 睡眠時間2時間だが 体の調子が良い 山頂標識を過ぎた先が 絶好の眺望ポイントだった ⑶黒岳核心部 高塚山 1583m 11:20~11:37 上台ウツシから小ピークを一つ越えて 200 Mの急登を登る 道の険しさは前岳と一緒で 至る所 大小の岩石だらけだ 中々の難所だったが 先程の食事のせいか ペースを保てた 登った先は黒岳の核心部で、広大な台状のエリアに さらに四つのピークが尖っている 道の険しさがなくなり、たっぷりの木漏れ日と紅葉に彩られた まほうつかいのもり の中を行く 大自然の庭園をひとり歩くと 幸せに包まれた 景色の美しさや 森の恵み─優しさと、道の険しさや 道迷い─ 厳しさが 渾然一体 ただ一つの我が身で受け止める これがソロ登山の醍醐味だ (マウンテン酒場 山語り亭) 遠くで鳥の囀ずり 落ち葉を踏みしめるさくさくという音を聞きながら、木洩れ陽を独り歩く─五感が研ぎ澄まされていく 地形が平らになると 歩きやすさが仇となって、踏み跡が散らばったり 落ち葉に埋もれたりしている 今までもそうだが 登山道を辿れば良いのではなく、テープ毎に立ち止まって次のテープを探す処まで ペースが落ちた 本日の最高峰 高塚山まで コースタイム120分の所、150分 道を探すのも 人より遅いらしい ⑷ 天狗岩 1556m 12:10~13:40 そんな中現れた岩場、天狗岩は 巨大な岩石を組み上げた尖塔状の小ピークだ 岩場に来るとスイッチが入り アドレナリンが疲れを忘れさせてくれる!スピードが上がるわけではないが笑 予想以上の危険箇所で ヘルメットを持って来なかったのを後悔する─鎖ロープは全く無く いい感じで登れるが、頂上付近では 巨岩の間をジャンプするため、雨の日に来る所じゃない 岩場を15分ばかり ひたひたと登り詰めると、 本日 最終ピーク 天狗岩 攻略👺 目の前に大船山、かーらーの 360°の絶景を見下ろす ジョルジュスーラの点描画の様な😏 赤 黄 緑に囲まれた! 山頂には他に3人…私が長居するので 最後は一人残された 名峰大船山は 皆さんでごった返しているのかな、 声ひとつ聞こえないが…こちらは何と 紅葉の絶景独り占め😚 この現実をどう捉えるか、中々面白い… ⑸ 風穴 そして 崩壊地を行く 14:45→15:05 大船山と黒岳を分かつ峠、風穴の谷へ下るザレ場の直登‥ 米窪→段原分岐を通過すると 森を抜け 土石流の谷が現れた! 爪痕生々しく 令和2年7月豪雨災害の 新しい土石流と思われる─テープが先に続いている 瓦礫の道は 長い長いテープで 左から右に斜めに土石流を区切っていて、その先に今水方面へのテープが現れた ここから雨堤方面へは、再び瓦礫の左側へ横断して 天狗の南斜面に取り付く。こちらも看板はなく(両方とも土石流で流されたのか) テープが心細くついているのみ ⑹ 裏天狗 15:05→16:15 裏天狗はトラバース道なので傾斜はないだろう というのが素人の第一感だ。地図を良く見ると100m登り続けではないか😅 上りは終わりと勝手に勘違いしていたので 精神的に堪える だけでなく 道が荒々しい!自然に溶け込みすぎていて 道を辿れない! 次のテープに目を凝らし 斜めの急登をひたすら登っていく 次に待ち受けるのは 最後の難関、水平距離500M で 高度230Mを真っ直ぐ滑り降りていく! これは、裏英彦で道迷いして不整地を登り降りした感じと一緒ではないか… 蜘蛛の糸にすがる様に ピンクテープを必死で探した kentamamさんはここで滑落したらしい、冗談ではない 特にこういう所が ポールがあって良かったと思う ここも まほうつかいのつえ で下った ⑺ 雨堤を抜け黒嶽荘へ 16:25→16:53 恐ろしい裏天狗を下りきると、唐突に林道が現れた でも植林ではない 美しい広葉樹林だ 時間は日の入りの70分前、想定より だいぶ遅くなった ここでトレラン的に 緩やかな下りを少し走ってみた でも平地になると 足が止まる笑 まだ限界は先にある。もし時間に余裕がある春に、今回のルートに大船山をプラスしたら 身体はギリギリ持つだろうか 大冒険を考えると胸が熱くなる 旅は終わった。 コースタイム7時間半に1時間遅れの 8時間半。 8.5kmなのでちょうど 1km1時間だ。敗北感もある 今までの山行は ほとんど中級者向けのタグでしたが、今回ばかりは上級者向けを付けました ──♬──────────────────────── ⑻ 表九重と裏九重を想う… 今日歩いた道は 本当に登山道だったのだろうか。 確かに 藪漕ぎや ツツジやシャクナゲの枝に阻まれなかったので、その点はとても歩きやすかった 上り下りのきつさは 8.5 kmなので 大きな障害ではなかった 大小の岩石があまりにもワイルドで、登山というより 未開のジャングルをテープを探して漂っていた、そう言いたい ミヤマキリシマの花園 絶景の稜線歩きや 火山の荒々しさ 美しい広葉樹林の穏やかな登山道 野焼きの湿原── 表九重のイメージはそんな所だが、 黒岳は 一味違い、人を寄せ付けない 厳しい 迷いの森だった 山の苦労は 振り返ると宝になる 黒岳は九重の裏の顔、ありのままの自然に浸り、内なる野生を 研ぎ澄ますことの出来る、精神と時の部屋──── ───────────────────────♭─── ⑼ 食事よりも温泉♨️ 登山の後の本格温泉が楽しみ。今回は 筋湯温泉の 打たせ湯 6:00~21:30 300円+ロッカー100円 目の前に🅿️あり アル単泉 打たせ湯が熱い 掛け流しの湯量がすごい 露天風呂の 岩ん湯、内湯の 薬師の湯もある。次回行こう 帰りは 四季彩ロードの下りを 久し振りに飛ばした カーブがきつめで舗装が古く 思った程楽しくなかった 九重インターから小倉南インターまで 全高速で帰った 運転の途中どうしても眠くなるので、 上毛PA で小一時間 後部座席で仮眠を取った 写真一覧の一番下に YouTube の再生画面が現れます 動画を見れば 黒岳の登山道 紅葉が良く分かりますので、 是非 動画を再生して見て下さい。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
動画
活動の装備
- キャラバン(caravan)C1_02S 【0010106】 220
- その他(Other)SOUTH FIELD リュック35L
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。