於茂登岳の写真

2020.10.20(火) 10:25

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5.1 km

417 m

於茂登岳

石垣島 南部 (沖縄)

2020.10.20(火) 日帰り

普段あまり文字での記録は残さないのですが、他の方のYAMAP記録もあまり情報が無いのでどなたかの参考になればと記録しておきます。また記録に残すつもりは無かったので写真がほとんどなく文字での共有となり恐縮です。 まず、公共交通機関での登山口アクセスはできません。車がおすすめです。私の記録地図上のスタート地点に車を停めましたが、登山口の横にも5、6台は駐車スペースがあり停められるようです。ただ、道が険しく、『四駆以外での走行は危険です』との看板も立っていた為、パンクが怖く当該のスペースに駐車し登山口まで歩きました。登山口までは20分程度です。 コースは一般的なピストン。登山口から2/3の工程までは、低山ハイカーの私でも問題なく登れるレベル。登山道はここまではある程度整備されており、階段や石段でストレスなく登れます。ただ、雨が多く、登山者も少ないせいか石はコケで滑りやすくなっているので要注意。道中は南国特有のデカ過ぎるシダ植物たちと、時折現れるデカい爬虫類達に否応なしに沖縄を感じる事ができます。ハブを見る事はありませんでした(夜行性?)が、いつどこで出てくるかわからない、普段の山では感じる事のない緊張感を持ちながらの登山が沖縄登山の醍醐味?でしょうか。 さて、問題は2/3からです。普段、整備された登山道に慣れた方は覚悟しておいた方が良さそうです。ここから山頂まではずっと背丈以上の藪が続きます。道に迷う事は無いでしょうが、長い藪のせいで立つ姿勢で登る事ができず、中腰での登山が山頂まで続きます。時折泥々の道で足をすくわれ、中腰も相まって後悔の念に苛まれていきます…。 そして、ようやく登頂へ。大きな鉄塔を横目に更に藪を進んでいくと唐突に三角点へ。そう、頂上は藪の中です。なかなかの悲惨な道中を越えて来た登山者全員が、ご褒美の綺麗な石垣の海の眺望はどこだ!と叫ぶ事間違いなしのがっかり展望。辛うじて、三角点から少し進んだ山頂看板付近の岩に登ると藪を越して海がちらり(トップの写真です)。もう少し藪を整備すれば最高の景色を見れるだろう環境があるだけに更に残念度が増します。 山頂には10分ほど滞在しそのまま来た道を中腰で耐え、滑る登山道を耐えて下山しました。行きと同じ時間を要しました。 なかなか過酷な山ではあったのですが、沖縄旅行に来てまでわざわざこの悲惨な山行を果たしただけに、於茂登岳は確実にずっと忘れられない山です。 最高の海でのスキューバやシュノーケルアクティビティを捨ててこの山に登る価値は果たして…ですが、石垣島来過ぎて海飽きたわ、な方や、海より山派!、沖縄最高峰のバッジを獲得するチャンスだ!な方には一度ご経験されても良いのでは無いかと思います。