いつの間にか師走を迎えて、2019年も残すところ1ヶ月を切ってしまった。しかし1年経つのが本当に早い!歳を取るほど時間の流れが早く感じる^^; 紅葉シーズンもいつの間にか終わり、今年も満足に楽しむ事も出来ず、また来年に持ち越しだなぁと、ここ数年そんなパターンを繰り返している。年が越さないうちに、いつものメンバーで行きましょうと、向かった先は西上州。ここ数年、冬枯れたこの時期は岩山が続いている。今回は南牧村のマッターホルンとの異名を持つ碧岩と大岩に行ってきた。昨年一緒に歩く予定だったが、行けなかった山だ。個人的には5年前に歩いた山だ。特にロープなど必要のない山だけど、折角だから懸垂下降の練習でもしましょうかと、ロープ、ハーネスやらヘルメットなどをリュックに詰め込んで、現地に向かった。
三段の滝の駐車場に到着する。三段の滝までは観光客用の遊歩道があるが、その先はあまり一般的ではない登山道が続く。しかし、台風の影響で遊歩道は通行止めになっている。
三段の滝までは居合沢沿いの遊歩道を歩くだけのはずだけど、大きな木の橋があらぬところに引っかかっていた。台風の爪痕がしっかり残っているというか、しばらくは復旧する見込みはないだろう。
遊歩道だからと楽勝に構えていると怪我をすることになる。 というかもはや遊歩道には程遠い。
浮き石が多く、足元にも気を付けて30分ほど歩くと三段の滝に到着した。 なかなか見事な滝だ。滝見用のベンチがある。リュックを下ろして暫し休憩を取る。
三段の滝からは左岸側の斜面を巻きながら滝の上を目指す。傾斜が急で滑りやすい岩場にほロープが渡してある。
一段目の滝を横目に滝の落口の上に出る。先の二股は一旦右俣へ進み、標識に従って、支尾根を乗っこして左股に出る。
また二股が現れるが標識に従って左の涸沢へ進む。
途中でショートカットのため、斜面をよじ登り支尾根を目指す。
支尾根に乗ってしまえばあとは楽かと思いきや、急な傾斜が続く。
ちょっとしたピークを左に巻いてしばらく進むと碧岩に続く尾根に乗った。ここでハーネスやらガチャガチャを付けてヘルメットを被る。最初の鎖場、逆層の斜面にちょっと頼りなさそうなロープが垂らしてある。
真正面から直接取り付くのは無理っぽいので、少し右にスライドする。そこそこステップやホールドがあるので、ロープは掴まずにクリア。
この鎖場を過ぎれると特段難しい箇所はなくあっさりと碧岩の山頂にたどり着いた。
鹿岳と四ツ又山
ここでランチのカレーうどん。ネギはあらかじめカットし、うどんの麺とともに冷蔵して持ってきた。カレーうどんの素を使った物だけど、寒い中では最高のご馳走になった。
次に向かう大岩
大岩のアップ。
碧岩の下り。斜面にへばり付くように下る核心部。ちょっとビビりながらクライムダウンで下る。
せっかくロープを持参したので次の斜面では敢えて懸垂下降で。
碧岩から次は大岩に向けて稜線上を進む。
大岩の山頂部に近づいた。岩場の稜線を登っていく。中腹と山頂に人がいる。
振り返えると先ほどの碧岩を聳えている。
山頂直下の岩場を登っていく。
大岩に到着した。リュックを下ろしてしばし休憩する。
先ほど登った碧岩
碧岩の山頂部。左側の松が生えている辺りを登った。
大岩を下る。
経塚山、荒船山方面
ミドリ岩沢右岸の急斜面を下る。 せっかくロープを持ってきたので、適当や斜面で懸垂下降の楽しんだ。
足元を注意しながら駐車場まで戻ると、すでに車は一台もなかった。
秘境の雰囲気漂う南牧村の最奥に位置する星尾温泉に寄った。築200年の古民家を改装した源泉かけ流しの温泉で疲れを癒した。湯から出てしばらくのんびりしていると、夜の帳が下りて辺りはすっかり暗くなっていた。至れり尽くせりの温泉とはまた違った趣だが、再訪したくなるような温泉だった。
そして南牧村に来たからには、是非とも寄りたい井上うどんに立ち寄り、鍋焼きうどんセットを注文すると、なんと!お弁当が付いてきた。これで1,000円しないのはコストパフォーマンスが高い!久しぶりの鍋焼きうどんに舌鼓を打つが、炭水化物が多過ぎたか(笑) しかし、そんなことよりも、「井上うどん」さんは、なんと今月で店仕舞いとの事であった。確か大正7年創業の老舗で、この集落唯一の定食屋さんのような気もするが、いろいろと事情はあるのだろう。西上州に向うの楽しみの一つでもあり、これまで何度か寄らせていただいているが、非常に残念だ。
この活動日記で通ったコース
三段の滝・碧岩登山口-大岩 往復コース
- 04:21
- 5.0 km
- 679 m
- コース定数 16