猫又山、大猫山(試練と憧れ)

2020.10.18(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 18
休憩時間
18
距離
15.7 km
のぼり / くだり
1787 / 1792 m
2 46
1 21
2
1 9
2 16

活動詳細

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「試練と憧れ」 それは剱岳だけの言葉ではない。 以前からずっと、毛勝三山に登頂したかった。 富山平野からはとても目立っているにも関わらず、 なかなか話題にして貰えない不運な山かもしれないけれど、 だからこそ、そこに何があるのかずっと気になっていた。 インスタの過去ログを見ていると、 2014年から今まで6回は行きたい行きたいとつぶやいていた。 うち2回は大倉山山頂から、あぁ~毛勝の山よ!と想っている。 2014年のスキルでは無理だったと思うけど、今ならできるかも!? そんな山に登れるチャンスがやってきたのだ。 初冬の寒気がアルプスの山々を白く染めたその翌日である。 その登山口は馬場島から林道を歩いて30分ぐらいの場所。 他のユーザーさんに日記からも、登山口がわかりにくい事は わかっていたが、確かに意識してないとわかりにくい。 まるで、看板がかかってない会員制のバーの入り口のよう。 素人お断り。とでも言いたいようだ。 そして初めからの急登。 頂上付近が積雪だとわかったら、引き返す事も考えていたけど、 この急登は降りたくない。転んだら登山口まで転げ落ちていきそうな ルート。 これは、急登ではない!崖だ! とまでは行かないけれど(汗 でも、適度に涼しいし、効率よく高度を上げるので、都合は良い。 馬場島から約2時間半で大猫平へ。 この平原からは、剱劇場!といわんばかりに剱岳が真横に鎮座する。 ちょっと撮影すると、後ろに大きな剱がでーん!! キング!! と言う人の気持ちもわかる。 そして大きなカメラを持ってこなかった事を後悔した。 大猫平を30分ほど堪能した後、尾根への坂を登る。 尾根までは40分くらいだったけれど、 いよいよ藪が姿を現す。 けれども藪ではない。狩り払いしてないだけだと。 尾根から、さぁどっちだ!? が始まる。 藪がまた一段深まる。 幸いにも、先のユーザーさんのGPSルートデータを 地図ロイドに読み込ませてあったので、それを見ながら 進んでいく。 ただそのうち、見るのも面倒になって(楽しくなって) 野生の感を信じて、ルートを進んでいく。 何度も立ち止りながら、あっちだこっちだと同行人とルートファインディング 楽しいかも! ある地点からまたまた一段藪が深くなる。 藪が深すぎるのか、たまたま獣道を進んでしまったのか、 大猫山山頂を気づかずに通り過ぎてしまった。 すまぬ。。。 もう5m先も見えないような深い藪をぐんぐん進んでいく。 ときおり後ろを振り向くと、大猫山が浮島のように美しい。 2135mの三角点を過ぎると、深い藪もピークが過ぎて、 少しずつ開けた場所が出現し始める。 藪が終わって坂の平原が見えたら、 猫又山への最後のアプローチとなり、頂上までは40分ほど。 ちなみにこの辺で、有名なTJAR出場選手とお会いすることができました。 しかも出身小学校が同じという事も判明!(年齢は結構違うけど) 校歌の作詞が思い出せない。。。と言うことだったけれど、 後で調べたら、 サトウハチロー作詞 古関裕而作曲でした。 頂上は、360度の大パノラマ! 富山平野、剱岳、後立山連峰の山々、大日連山やアルペンルートまで 拝めます! 帰りはブナクラ乗越へ向かっております。 下も見えないような急な痩せ尾根を下り、 30mはあろうかという長いロープの崖もあったりですが、 目の前に見える赤谷山が大迫力でした。 ブナクラ乗越には、お地蔵さまが鎮座されております。 ブナクラ峠ともいい、登山道はないけれど、 反対側は欅平。むかしは道があったのかな?? 歴史はロマンですね。 そこから2時間半ほど歩ければ、馬場島へ戻りました。 ちゃんと帰ってこれました。 急登以上の急登、ルートファインディングが求められる藪に、 ロープ以上のロープと、久しぶりの登山らしい登山でした。 今シーズンの登山の集大成だったかも。 すごい充実感でした。  

メンバー

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