北八ヶ岳彷徨

2020.10.19(月) 日帰り
くわ
くわ

活動データ

タイム

07:23

距離

12.2km

上り

371m

下り

856m

活動詳細

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さて前回の続き 前回はスーさんのお話で終わってしまった。 今回から山旅の本編だ。 旅の始まりは八千穂高原、此処は白樺がたくさんあり、僕の好きな場所の一つだ。 白樺、高原のシチュエーションとなると、昔からの夢の一つの妄想がある。 八千穂高原の中腹にあるサナトリウム、くわは2年程まえから静岡を離れ此処に療養治療に白樺サナトリウムに滞在していた。 「くわさ~ん、お散歩の時間ですよ。」くわの担当の里中里帆31歳は、くわの病室の戸を叩いた。 ケヘンホホン空咳をし力なく、くわは「はい。」と答えた。 先週から熱が下がらず、臥せっていたので体に力が入らない。 「里中さん、体に力がはいらないんだ。車椅子でいいかな?」 「いいですよ。」微笑みながら里帆は答えた。 中庭を出て白樺の森に車椅子は行く・・・ 「もうすっかり、秋だね葉っぱが色づいてる、里中さん。」 「もう、秋ねえ!」 「里中さんは、いつも綺麗にしているね。」 「そんな事・・・」頬が薄く桃色染まる・・・ 「僕も早く元気になって、患者では無く観光客で此処に、いや里中さんと逢いたいよ。」 「え!」  「それって。もしかして・・・。」 里帆の頬が真っ赤に染まった。 急にスピードが上がる車椅子、、最早、自転車なみのスピードに。 「里中さん、早い早い、早いよ!!」最早、車椅子はロードレーサー並でコーナーを車輪を滑らせていく。 里中里帆と、くわ運命は如何に・・・・ だからね、くわちゃん!、山の活動日記はどうなってるの? また脱線した。 北八ヶ岳は、森と苔の山である・・・ 退屈な人には、退屈極まりないが、静寂と癒やしを求める人には安楽の地だ。 今回はそんな静かな森にある、八柱山、剣ヶ峰を登る目的で来たのだ。 未踏の地は、何故か楽しい、わくわくする、そして楽しい。 記録が少ないほど、良い。 前回、書いたように偉駄天のスーさんには、僕のペースは合わないのだが、 三尺下がって師の影を踏まず、なのか僕の前には出ない、でもピッタリ着いてくる。 スーさん曰く、今まで登った相棒の中で、くわはとても登るのが早いそうだ、社交辞令だろうけど、ただあまり休息をとらず、止まらないだけなのだが。 そんなスーさんの気配を後ろに感じながら歩くのだ。 八千穂高原から雨池を目指し歩く、ルートはどうでもいい、相変わらずいきあたりばったりな・・・感覚で歩く。 もちろん娑婆で地図とニラメッコしているので地形図は頭に入っている。 登山道というか大河原林道をのんびり登っていく。 向かっている先は雨池、かっては秘密の場所だった。 「北八ッ彷徨」 山口耀久 にこう書かれている。 著者は30年ぶりに取材で雨池に訪れた。 「雨池の岸に立って、まったく意外だったのは、 池に水が満々と湛えられていることだった。 小さくなったという雨池に恐れと不安のまじった心の準備をして来ただけに、その広々とした湖水の景観は、私にはうれしい驚きというほかなかった。 そして、さらに私を喜ばせたのは、池の周囲の鮮やかな紅葉だった。ダケカンバの黄色とナナカマドの赤がひときわ色濃く水際を飾って、予想もしなかった華やかな雨池を見せてくれたのだ。 実際、こんな華やかな雨池を、私はこれまで見たことがない!」 この一節が僕を今回の山旅に駆り立てた。 そして未踏の八柱山と剣ヶ峰を登ろうと・・・・ 長くなった、今回は雨池、八柱山 編 またもや、続きまするm(_ _)m

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