矢岳・大反山・若御子山

2020.10.18(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:32

距離

14.3km

のぼり

1402m

くだり

1402m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 32
休憩時間
27
距離
14.3 km
のぼり / くだり
1402 / 1402 m
2 20
59
1
35
15
18
38

活動詳細

すべて見る

熊倉山に登った時から、次はと思っていた秘境と呼ばれる矢岳へ。いつか周回したいと思っているものの、いきなりはリスクが高すぎる。ということで、下見も兼ねて武州中川からのピストンにすることにした。 しかし矢岳まで3時間半かかっているので周回はまだ先の話だろう。写真タイムを削れば3時間くらいには出来そうだが...今回のルートは、登山計画で選べなかった方の道(赤線)から登り、下山に大反山・若御子山のルートをとることにした。 その登りのルートだが、多少トラバースで危うい所があるものの、概ね登りやすく、途中70号鉄塔の所で西側の眺望が開けていてなかなか爽快。大反山のルートとの合流点(クタシノクビレというらしい)から69号鉄塔を経て、伐採地へと至るルートでは、今度は東側の眺望が広がり、こんなに景色の良いルートってそんなにないのではないかと思ったくらい。目指す所の矢岳の眺望はないけれど... 伐採地に入ったところで、降りてくる初老の方2名とすれ違う。奥多摩から来たらしい。詳しくは聞いていないが、荷物の様子から察するに、酉谷山避難小屋で一泊してきたんじゃないかな~というところ。土日だし。 景色の良い所で思いがけず人に出会った事もあって、根拠のない安心感を得たのか、緊張感なく伐採地を進んでいくと、後ろから大きな羽音が耳元に近づいてきた。振り返ると黄色のアイツがホバリングしていて、ヤバい!と思い前方へ逃げたところ、その先の地面にも2匹でっかいのが待機していて、離陸体制に入ったのでちょっとしたパニックになった。伐採地の箇所は痩せ尾根のような感じで逃げ場がない。本来の登山道はちょっと山側に付いているようなのだが、眺望があるのでつい外側の方を進んでしまった。まあそういうことがあったので、たまたま今日だけかも知れないが、この箇所はスズメバチに注意が必要かと思う。 伐採地を進んでいくと篠戸山の標識がある。矢岳の登山道はここからが本番。段々と痩せ尾根になって、自然林に覆われてくる。本格的な紅葉シーズンになるとそれなりに素敵なルートになりそうだが、矢岳直下とその少し前にある急登箇所が、踏み跡の薄いジグザグの道で、落ち葉と昨日までの雨でその下の土が泥濘んでいてグリップが効きづらい。登りはまあ問題ない範囲だったが、登っている時から下山時の事が心配になった。 矢岳は、片方が植林帯で片方は自然林の尾根道沿いのピークといった感じ。聞いていたとおり眺望は無かったが、今日の最高峰だし、下山に神経使いそうなので、大休憩にして、おにぎり・カップうどん・コーヒーで英気を養う。 下山時、前述の箇所は、やはり気を使う必要があって相当時間がかかった。核心部分を通過した頃に、後ろから声が聞こえてきた。また思いがけず下山者があるようだ。トレランの方2名で、颯爽と下っていくので本当に凄いと思ったが、まあ自分はソロだし、捻挫一つでビバークになりそうなのが目に見えている。ここはマイペースを信条に歩を進めることにした。 伐採地まで戻ると、次の懸念事項、ハチの存在が気になった。なるべく山側(といっても此方も寄り過ぎると危険だが)の登山道と思しきところをササッと通っていたら襲われることはなかった。時間帯もあるんだろうと思う。 クタシノクビレまで戻ってくれば、もう特に心配事はないはず。強いて言えば大反山方面は初めて通るということくらい。登り返しは既に疲れている身体にはキツかったが特に問題はなし。だか本日の核心部分は、実は若御子山からの下山だった。事前に急だという情報は得ていたが、怖いというほどではないという話もあり、実際はどうかなと思っていたが、個人的には非常にいやらしいと感じるルートだった...若御子山までは確かハイキングコースなんじゃなかったっけ?とつっこみたくなる。ここで思いがけず時間がかかってしまった。若御子峠からはやっと通常の道に復帰し、無事下山となった。

雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 御花畑駅から登山者と思しきは、自分を入れて4名ほど。2人は浦山口で降りた。武州中川で降りたのは自分だけだった。そうそう、浦山口からは小学生が乗り込んできて、武州中川で全員降りていった。駅長さんとのやり取りが何ともほのぼのしていた。後に山の中で空砲がこだまするので気づいたが、多分この日運動会があったんだと思う。
御花畑駅から登山者と思しきは、自分を入れて4名ほど。2人は浦山口で降りた。武州中川で降りたのは自分だけだった。そうそう、浦山口からは小学生が乗り込んできて、武州中川で全員降りていった。駅長さんとのやり取りが何ともほのぼのしていた。後に山の中で空砲がこだまするので気づいたが、多分この日運動会があったんだと思う。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 麓の神社(お稲荷さんだったが)でお参りして山道へ。今日もまた一段と霧が濃い。
麓の神社(お稲荷さんだったが)でお参りして山道へ。今日もまた一段と霧が濃い。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 杉の木なんだけど、木の表面が苔むして、別の木の森の様。こんな麓から既に山深さを感じてしまう。
杉の木なんだけど、木の表面が苔むして、別の木の森の様。こんな麓から既に山深さを感じてしまう。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 一度民家を通る。この林道は最初間違って進んでしまったが、下山時はこの先から降りてきた。このあたりは道が錯綜していてどこからでも行けそう。
一度民家を通る。この林道は最初間違って進んでしまったが、下山時はこの先から降りてきた。このあたりは道が錯綜していてどこからでも行けそう。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 一度民家のあるところまで戻ったら、小屋に”矢岳”の標識がありました。
一度民家のあるところまで戻ったら、小屋に”矢岳”の標識がありました。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 霧が出ているから、と言えばそれまでだが、この山域独特の雰囲気があるように思う。山が北面だからだろうか。
霧が出ているから、と言えばそれまでだが、この山域独特の雰囲気があるように思う。山が北面だからだろうか。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ここは右のフェンス沿いに進んだ。
ここは右のフェンス沿いに進んだ。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 途中からこういう感じの道が続きます。
途中からこういう感じの道が続きます。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 苔むしてます。
苔むしてます。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 地図上の破線は、山崩れで不通となって久しい様子。沢を渡って巻く道になっていた。
地図上の破線は、山崩れで不通となって久しい様子。沢を渡って巻く道になっていた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 沢を渡り少し登ってから振り返って見ると、正面の斜面が崩れているのが分かる。
沢を渡り少し登ってから振り返って見ると、正面の斜面が崩れているのが分かる。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ずっと霧の中だったが、一部朝日が差し込んで幻想的な雰囲気に。
ずっと霧の中だったが、一部朝日が差し込んで幻想的な雰囲気に。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 いい雰囲気です。熊さえ出なければ💦
いい雰囲気です。熊さえ出なければ💦
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 高度が上がり霧が晴れた。どうやら雲海が広がっているのが木々の間からチラチラと見えるのだが、残念ながらこのルートでは全面的な眺望は望めなかった。
高度が上がり霧が晴れた。どうやら雲海が広がっているのが木々の間からチラチラと見えるのだが、残念ながらこのルートでは全面的な眺望は望めなかった。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 思いがけず矢岳へのサインが現れた。
思いがけず矢岳へのサインが現れた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ここのトラバースはちょっとだけ気を使う。
ここのトラバースはちょっとだけ気を使う。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 山頂標かと思える立派な道標。←がマジックで書いてなかったらここが矢岳。
山頂標かと思える立派な道標。←がマジックで書いてなかったらここが矢岳。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 穏やかな道を進む。
穏やかな道を進む。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 70号鉄塔の伐採地に出ると、両神山から熊倉山・蝉笹山など西側の眺望が広がった。写真撮影で時間ロス...
70号鉄塔の伐採地に出ると、両神山から熊倉山・蝉笹山など西側の眺望が広がった。写真撮影で時間ロス...
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 大反山ルートとの合流地点(クタシノクビレ)から69号鉄塔に向けての登りでは、古えの階段の痕跡が見られる。
大反山ルートとの合流地点(クタシノクビレ)から69号鉄塔に向けての登りでは、古えの階段の痕跡が見られる。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 69号鉄塔の箇所からは、東側の眺望が広がる。
69号鉄塔の箇所からは、東側の眺望が広がる。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 伐採地に出て、目的地”矢岳”を捉えた。(右端のとんがり峰)奥多摩方面から降ってきた方2名とすれ違う。
伐採地に出て、目的地”矢岳”を捉えた。(右端のとんがり峰)奥多摩方面から降ってきた方2名とすれ違う。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 スズメバチ事件で山側へ避難。
スズメバチ事件で山側へ避難。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 武甲山の裏側と、高ワラビ尾根が見える。麓の方には、まだ薄くガスが残っているようだ。
武甲山の裏側と、高ワラビ尾根が見える。麓の方には、まだ薄くガスが残っているようだ。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 篠戸山(yamap未登録)
篠戸山(yamap未登録)
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 自然林が多くなり、高度も上がってきたことで紅葉も少し見られるようになってきたが、これを撮っている時にも、ブーンと羽音が近づいてきたのですぐに退散。
自然林が多くなり、高度も上がってきたことで紅葉も少し見られるようになってきたが、これを撮っている時にも、ブーンと羽音が近づいてきたのですぐに退散。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 痩せ尾根になってきた。
痩せ尾根になってきた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 実際まだそんなに紅葉しているわけではなかったりします。
実際まだそんなに紅葉しているわけではなかったりします。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 しばしの穏やかな尾根道。
しばしの穏やかな尾根道。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 この後辺りからかな。落ち葉とジグザグの急登で疲弊する。登りは良いが、降りられるのかとの心配が...
この後辺りからかな。落ち葉とジグザグの急登で疲弊する。登りは良いが、降りられるのかとの心配が...
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 やっと到着!せっかく来たからゆっくりしていこう。おにぎり・カップうどん・コーヒーで大休憩。
やっと到着!せっかく来たからゆっくりしていこう。おにぎり・カップうどん・コーヒーで大休憩。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 コーヒーに忍び寄るヤスデ。
コーヒーに忍び寄るヤスデ。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 さらば矢岳、また来るぜ!
さらば矢岳、また来るぜ!
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 急坂の下りをこなし、登りでハチに妨害された所でもう一枚。
急坂の下りをこなし、登りでハチに妨害された所でもう一枚。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 伐採地まで戻ってきたら、さくら湖がチラッと見えた。
伐採地まで戻ってきたら、さくら湖がチラッと見えた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 登山道がLの字に折れる箇所は、誤って進まないようにロープが張ってあり、こういった道標もつけてくれている。ピンクテープも豊富で道を迷うことはほぼないと思われる。
登山道がLの字に折れる箇所は、誤って進まないようにロープが張ってあり、こういった道標もつけてくれている。ピンクテープも豊富で道を迷うことはほぼないと思われる。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 クタシノクビレまで戻ってきた。正面の大反山方面は見るからに登り。
クタシノクビレまで戻ってきた。正面の大反山方面は見るからに登り。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 最後の登りをこなしたら、大反山のだだっ広い山頂に到着。ここから若御子山への道は一部不明瞭だった気がする。まっすぐ進むとどうにも降りられないような急坂があり、実際は右の方から巻く(と言っても急坂)ような感じになっていたと思う。
最後の登りをこなしたら、大反山のだだっ広い山頂に到着。ここから若御子山への道は一部不明瞭だった気がする。まっすぐ進むとどうにも降りられないような急坂があり、実際は右の方から巻く(と言っても急坂)ような感じになっていたと思う。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 若御子山へ。山頂標奥にはさくら湖が望めるが、湖側へ近づくと、ほぼ垂直の崖になっているので注意が必要。そういうところからもこれから降りる道に関して何かイヤな予感がするんだが...
若御子山へ。山頂標奥にはさくら湖が望めるが、湖側へ近づくと、ほぼ垂直の崖になっているので注意が必要。そういうところからもこれから降りる道に関して何かイヤな予感がするんだが...
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 そして不安的中。マジかよ~って感じの道。写真では分かりづらいと思う。こういうのは個人差があるが、高度感のあるところが苦手な身としては、かなりいやらしい感じの道だった。
そして不安的中。マジかよ~って感じの道。写真では分かりづらいと思う。こういうのは個人差があるが、高度感のあるところが苦手な身としては、かなりいやらしい感じの道だった。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 何とかいやらしい感じの道をこなすと、何故か苔むした岩の道。
何とかいやらしい感じの道をこなすと、何故か苔むした岩の道。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 この巨岩からは岩清水(多分)が滴っていた。
この巨岩からは岩清水(多分)が滴っていた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 眼下に人工物が見えたと思ったら神社だった。正面はお稲荷さん。左右は別の神様だった。お稲荷さんなのは林業関係者にとっての神社だからだろうか。
眼下に人工物が見えたと思ったら神社だった。正面はお稲荷さん。左右は別の神様だった。お稲荷さんなのは林業関係者にとっての神社だからだろうか。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 前の写真から少し進むと、崩壊した社があった。
前の写真から少し進むと、崩壊した社があった。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 若御子峠。憩いの広場方面へ。
若御子峠。憩いの広場方面へ。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ここが憩いの広場かな。
ここが憩いの広場かな。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 朝間違えて来てしまった林道からの登山道へ降りてきた。ところで若御子山って本当にハイキングコースなの?
朝間違えて来てしまった林道からの登山道へ降りてきた。ところで若御子山って本当にハイキングコースなの?
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 朝は気が付かなかったが、民家の畑にも矢岳の案内は付けられていた。
朝は気が付かなかったが、民家の畑にも矢岳の案内は付けられていた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 麓まで降りてきた。朝は濃霧で何も見えなかった。
麓まで降りてきた。朝は濃霧で何も見えなかった。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 武州中川駅に帰還。ちょうど三峰方面の電車が到着・発車するところだった。
武州中川駅に帰還。ちょうど三峰方面の電車が到着・発車するところだった。

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