【トレラン風登山】谷川岳 馬蹄形(反時計回り)_20201018の写真

秋晴れの予報を狙って、今年の内に歩きたいと思っていた馬蹄形へ。 コースタイムは17時間、キリが良いから10時間を目標にして出発。 序盤はすこぶる調子が良かった。 天気も良く、谷川岳も良く見え、紅葉もぎりぎり間に合った。 数年前から腸脛靭帯炎(外側膝の腱の炎症)が発症していたり、魚の目ができたり、今年は足の不調に悩まされていた。 最近はトレーニングや接骨院での矯正などを始め、初めてテーピングを使ってみたところ、朝日岳まではコースタイムの半分を切るほど調子が良かった。 このまま最後まで行けるかなと淡い期待をしていたが、清水峠への下りで痛みが再発。 後からきた本物のトレイルランナーの颯爽と駆け抜ける後ろ姿を見ながら、芝倉山を登る。 この辺りから、無心で足を前に出す機械のようにして歩き抜く。 時計回りで、馬蹄形を走っているだろうランナーも多かったが、西黒尾根を下ると手を使う岩場が多く、登るべきルートだったと合点した。ただ、ロープウェイが動いていれば、エスケープルートの多い反時計回りの意味が出てくるだろう。 結果的には10時間をギリギリ切るタイムで、痛みを上回る景色と気候に恵まれ、満足感の高い山だった。 20代前半は、気合いと体力で余裕だった山も、30を前にして、身体のケアをして、余裕のある山行にしたいと思った。